ザ・ファブル2部を読み終えて──
前書き
“寓話”と呼ばれし、風変わりな“殺しの天才”が、この街にひっそりと棲んでいる──!!
※このnoteにはファブルの重大なネタバレが含まれています!!
未読の方でネタバレが怖い方は以下を閲覧しないようお願いいたします!!
感想
ファブル2部を読み終えました。(今週発売のヤンマガにて2部完結。)
2部に入ってから様々な感想が飛び交っていましたが、私としてはいいところに着地したという感想です。
終わり方
まず、物語の終わり方ですが、これは無難なところだったのかなと思います。
ルーマーの悪党たちが片っ端から殺されてしまったのは、1部の終わり方からするとかなり対比的になりました。
(1部ではファブルのメンバーは山岡を退治して生き残った。)
ボスは途中からルーマーのボスにもなったため、現代的に言うとレイオフした形かと思います。
しかし、最後に出てきたネガティブ電波、こんなのあったらファブルの物語は展開できないような…(旧時代的な殺し屋が必要とされなくなる。)
2部の展開
次に物語の展開ですが、ファンとしては結構盛り上がるポイントが多かったと思います!
私のイメージとして、ファブルの2部は1部の保管的な立ち位置だったので、ユーカリやアザミとアキラが共闘しているだけでかなり燃えるものがありました。
最終局面で佐々木(鈴木)が参戦してくるところも熱かったですね!!!
岬がアキラを理解し、いちゃついているところとかはかなり萌えポイント高かったです。
岬ちゃんいい子過ぎて、最終章でさらわれたりしたら見てられなくなりそう…
2部で一番好きなシーンはみんなでうんこを我慢しているところです。これは譲れない。
1部との対比
1部と2部を比べると、どうしても1部の方が面白く感じました。これは有名作品ならどれも通る道だと思いますが…
ナニハトモアレは2部(なにわ友あれ)の方が好きだったのですが、これは物語の展開上仕方のない部分だと思います。
アキラという絶対主人公を主軸に置いたザ・ファブルと、群像劇であるナニハトモアレではファブルの方が展開を作りづらいですからね…
逆に群像劇は後半になるにつれて面白くなるパターンが多いです。(キャラクターが多くなると、お互いの関係を書きやすくなる。)
ナニハトモアレの話に脱線してしまいました。
ファブルの2部は上記の法則で言うと、ユーカリたち含めた多くのキャラが主役となり、アキラの出番が減っていました。
俺たちのアキラ兄さんTUEEEEE!がファブルの魅力だと思うので、私からすると出番が減って少し物足りなく感じたのは事実です。
しかし、1部では描けなかったアキラと岬ちゃんのいちゃいちゃなどは、2部ならではの魅力だと思います!
通して読むと、やはりファブルは名作──
余談ですが、アキラの一番かっこいいシーンは
「平らなところでしか闘えないのか?」
ですよね!!!
考察など
私個人の気になる点は以下です。
アキラのやり残したことどうするんだろう?
ヨウコとタコちゃんの恋の行方はどうなる?
ボスの今後は?
アキラのやり残し
これは最終章に生かされる設定ですね。
全国を転々としながらヨウコと人助けをする物語になるのかと思います。
ただ、単発の物語を展開するわけでもないと思うので、どこかで大きな事件が起きて、太平市に帰ってくる展開になると予想しています。
太平市じゃないと、オクトパスのみんなに会えないですからね!
ヨウコとタコちゃん
ここは結ばれてほしいですよね!ヨウコ×アキラやヨウコ×ユーカリ派は複雑な心境かもしれませんが…(いるのか?)
タコちゃんが根負けしてくっつく、岬とヨウコが恋バナをする、みたいな展開がどこかで描かれると思います。
私としては、岬かヨウコ、どちらかが妊娠をしてもう一方が驚く…みたいな妄想が広がっています。
ボスの今後
アキラとはどこかで対峙することになるかと思います。
アキラはかなりボスを信頼しているようですが、面白さを求めるなら
アキラVSボスが見てみたいです。
アキラがボスを倒してファブルを引き継ぐ?その後緩やかに解散とかはありうる展開かと。
あとがき
最終章をやるとヤンマガにもありました!かなり楽しみですね!
アニメ化も決定したみたいなので、そちらと足並みそろえての再開になるのかな?と考えています。
いずれにせよ、続報を待ちましょう!プロとして──