心って脳にあるの、左胸にあるの
毎年いまの時期になると、こころの調子がよくない
どんよりとしててなにもかも不明瞭、大した事は起きていないのに落ち込んでしまう
みぞおちに重たいグレーの雲が住んでいて、どれだけ深く息を吸っても晴れ間が出てこない
レンジで1分半加熱して、居間に行ってもうそろそろかなと思ってレンジの前に戻る
残りは20秒、居間に戻るには時間が迫ってるから待つとしよう
その20秒はなぜか永遠に感じる時がある
汚れたコンロの周りを見たり、さっき洗ったグラスの水滴を眺めてみたり、なるべく時間から気を逸らすけど中々時間は進まない
その永遠の中にいまの自分が存在してる気がする
必ず終わりは来るんだけど、あまりにも果てしない
音楽でも生活でも睡眠で遊びで解放される訳ではなく、ただただ深くて湿度の高い洞窟を進むしかない
ただ、この期間はもっとも内省的な自分なので
創作には前向きな期間なのかもしれない
そう思うことで、長い洞窟の中歩を進めるしかないのである
自問無自答、1番の敵は自分という使い古された月並みの言葉がなぜか刺さってしまう
晴れるまで水中に潜ります
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