Xデザイン学校で1年間かけてUXを学んで「得たもの」をまとめるよ。
こんにちは!育休終了を間近に控えている、おぎしおです。
先日、約一年間かけてオンライン通学していたXデザイン学校(UXについて学べます)のチーム最終発表を終えました。
「卒業できてホッとした!やりきった!」そんな感想がまず最初に頭をよぎります。
「Xデザイン学校で得たものはなんだったのか?」に対する結論ですが「泥臭くやっていく過程でしか解決策は見つからない」という発見があったことです。
今までの通学の過程はこちらのマガジンにまとめているので、今回は1年間走りきった集大成と「泥臭さの正体」についてまとめてみようと思います。
私たちのチームが作った「成果物」
まずは、今回チームで作り上げた「最終発表」のスライドをご紹介してみようと思います!
私たちのチームは「自動販売機の課題を踏まえた新規サービス」をテーマに、リサーチ・分析・アイデアを検討し「Freetalk」というサービスを考えました。
終わってみると「もっとブッとんだアイデアでよかった」「もっと広い範囲の体験まで考えた提案をすればよかったな」とかもっと別の角度からもアイデアを眺めてみたかったなとか、思ったりもします。
が!
まずはひとつ、結果云々よりもリサーチの素人なりにも、今までの経緯から「提案」という形でまとめられたことは素晴らしいことだなと思います(自分たちで自分たちを褒めたいくらいには二足のワラジ状態で頑張った)。
まとめてみるとあっけないのですが、この結果を出すまでの過程で、苦しみ迷い、メンバー全員がなんども自問自答をしながら形を作り上げたことは貴重な経験になったと感じています。
Xデザイン学校で一番学びになったこと
「Xデザイン学校で何が一番学びになったのか?」に対する自分なりの答え。
それは、もう無理!どうしたらいかわからない!と感じた時に打つ「捨て身の一手」こそが解決策に繋がることもあるということです。
私ごとですが、Xデザイン学校の発表準備の時期(2月末〜3月上旬)は、子供の入園スケジュールが迫ってくる真っ只中で、チームのみんなと意思疎通がうまくとれない時期がありました。
早めにスケジュールを確認したい→でも課題に対する温度感がわからない→わからないからお願いしにくい→どうしたらいいかわからない。
みたいなジレンマで、身動きがとれない。
授業がオンラインになった弊害か「メンバーに頼る手段」すら見えてこない時間が続きました。
最後には「もうどうしたらいいかわからない(涙)」と、なかばヤケクソになってチームのメンバー数人と1on1で会話をする時間を設けました。
「困っていること・悩み・相手がどう感じているか……etc。」正直に気持ちを伝えてお互いの状況や考えていることの共有ができたことにより、歯車がぐるぐると回り、アイデアは収束に向かい、発表のスライドがみるみるうちに出来上がってきました。
「今まで作ってくれてありがとう」とか「大丈夫だった?ここからは任せてね」という言葉が本当に嬉しかったし、そういう「捨て身の一手」から産まれる効果を感じられたことは貴重な経験になりました。
よく「実際の現場は泥臭いんだよ」という話を聞くことがありますが、ちょっとだけその「泥臭さ」の意味がわかった瞬間でもありました。
Xデザイン学校に通って変わったこと
これらの経験を通じて、自分なりに何が変わったかを考えてみました。
・ユーザーの価値を探り、モノをつくることの難しさを知った。
・「おぎしおさんは学ぶ力のある人だ」と周知された。
ひとつめは、こういった「UX」として語られるものの裏側には、とんでもない苦労と工夫が隠されていたことを知ったことです。
UXってフレームワークだけ眺めていると「万能の作業工程」があるように感じますが、実際は「困ったからどうすればいいか考える、でもやってみてうまくいかない、もう一回考えてやってみる……」みたいな、すごく地道で泥臭いことの先に「UX」というものが存在しているんだということを体験することができました。
また、チーム・ユーザー・ビジネス……など様々なことに目を向けないといけない難しい分野だと改めて感じることができました。
あとは個人的なことですが、Xデザイン学校に通ったお陰で「おぎしおさんって、子供も小さいのにパワフルに学んでいる人だな〜」という評価をいただくこともできました。
それだけでも十分「学んだ価値があったなぁ」と感じるところです。
おまけ:山崎先生が褒めてくれた動画(とイラスト)
提案内容の「利用状況」を再現してAfter Effectsで編集してみたものがあるので公開してみようと思います。
モーショングラフィックスを作っているかたの情報を読み漁ってつくってみた初めての編集動画です!!
子供がお絵かきしている横で下絵を描いて、昼寝をした2時間を使ってガツガツとAEで作業をして作成したのですが。
これが発表の際に山崎先生に「イラストがいいね〜!」と褒めていただきました。めちゃくちゃ嬉しかったです!
時間がなかったため、参考にさせていただいたモーグラ動画にかなり作風が寄ってしまったのは反省ですが、新しいツールを使って動画でプロトタイプを見せることができたのは、良い学びになりました。
最後に。
Xデザイン学校に通学する一年はなかなかハードで「育休中にはあんまり無理するもんじゃないな...」と痛感しました。
高い山を登った分、得たものは数知れませんが、我ながらなかなか命知らずなチャレンジだったなというのが正直な感想です(育児中の友達にも『なかなか無謀な挑戦だね』と言われました)。
逆に「何も知らず、勢いがあったからできちゃった」いう側面もあるとは思います。勢いって大事。
そして最後に。
この通学を陰ながら支えてくれた夫と子供たちに「スペシャルサンクス」を贈って、一年間の集大成の記事とさせていただきたいと思います。
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