子供たちの部活とスポ少の思い出
運動神経を母の胎内に置いてきたのではと思うくらい走れば遅く球技は球を一切コントロール出来ず普通に歩いていてもよく物にぶつかる。
そんな自分の子供たちにもきっちり運痴は遺伝したのか、長男次男と体を動かすのが苦手なまま大きくなった。
それでも学校行事で全員参加の卓球大会で面白いと思ったらしく、まず長男が、次に次男もスポ少と部活に入って卓球を始めた。
たまたまひとつ上の先輩たちがめちゃくちゃ強く、全国大会に行けるくらいハイレベル&コーチが熱血でガチな人で、週4回、夜は10時までという訳分からんハードな活動で片道30分かかる送迎がとにかく大変だった。
そんな熱心に練習したにもかかわらず元々の運動センスがどうにも残念な我が子達はあまり勝てなかった。
団体戦でも同じ学年の子達もあまり振るわず、練習も少し緩んできた時にコーチが保護者も集めて激を飛ばした時に
「○○中を指導したのは自分の恥だ」的な事を言った、らしい。(私は例によって聞こえてなかったのでママ友から聞いた)
それで一気にドン引きして、子供もそこまで言われてまでやりたくない、という気持ちになったのか長男は辞めてしまった。
しばらくして次男の小学校最後の引退試合があったのだが、その時に団体戦で同学年の皆と同じチームでなく、1人だけどう考えても勝てなそうな下級生のかなり初心者の子と一緒にされてしまった。
次男はあまりキビキビやる方ではなく、上達しない、失敗してしまう恥ずかしさを隠すためにわざとダラっとした態度をとってしまうことがあり、気に入られてなかったのだと思う。
「最後なのに、あのチーム分けはあんまりだよ」とママ友さんが憤慨してくれたけど、まぁ本人もたいへん傷ついたようで中学校で卓球を続けるのは辞めてしまった。
体を動かし、たまにだけど勝てる喜びとか、友達との交流もあったし無駄だったとは思わない。
けれどもう少し下手な子にも丁寧に目をかけてくれる指導者さんが居たらな、と今でも思っている。