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素敵な雨の日 10/8火 日記

どーもこんばんは。こんちには。おはよー。

どうもおぎんさんです。





10/8 火曜


やけに変な気分で起きた。

はぁ。さっむ、、。

なぜかエアコンが付いていた。

寝る前につけたか?
寝る直前に消すつもりだったのか?

4時にも起きたような…。


だけど、昨日の昼間に願ったスマホを触らずに寝たように思う。
だとしても、エアコンの失態はするのか。


とにかく変な朝だった。



寒く薄暗い朝。




あまり早くには起きられず、母に送られて駅まで向かう。


フロントガラスに雨が打ちつける。


フロントガラスの曇りへエアコンが起動される。



さっむ!



思わず口に出てしまった。

曇りは取れたが、肌の収縮だけが残った。






学校では体育の少人数授業。

今回はリーダーであり、体育のメニューを考え、指示を出さなくてはならない。

これは昨日までに終わらせている。



おっと。雨だ。

全く想定にないプランである。

体育館の上の狭い通路が活動場所に指定された。






やることもなくドリブルリレー、リフティングをするだけ。
まだ良し。




お昼。久しぶりに弁当を喰う。
いつも持って帰るまでお腹を空かせていた。
一種のダイエット的な。


だけど一切からだには良くなさそう。





なんだかんだ学校が終わった。
階段の掃除の担当と知り、人気のない4階へ向かう。友達と座りだべる。



そこへ先生登場。4階から3階までがっつり掃除することに。。



きっちり終わらせ1階まで降り、終わりの挨拶。



よし帰ろう。



下駄箱へ向かう。

入り口から見える雨。




あ。傘忘れた。
廊下を戻る。




さっきだべってた友達と鉢合わせる。
こいつもおんなじ方向だ。


雨じゃん。

レインボー。

全くもって意味のない会話をする。


そして笑う。
こーゆー時間は結構好きかも。




ホームに着く。
同じ学校の生徒で溢れかえってる。


次第にあまり話さなくなり、スマホをいじる。
この沈黙はまったくもって嫌じゃない。



心かわす友との時間だからだ。





スマホに7のタグがある。

メールだ。
見てみる。あぁーまたAmazonか。


そこ上にはバックステージツアーの当選メールが届いていた。


すぐにその友達に報告する。



ライブ鑑賞無料!?



友にこの声を聞かれる。

すげぇの一言。

まあそんなもんでいい。



友を電車に座りながら見送る。




ここからはひとりぼっち。

このイヤホンとふたりっきり。
例のアーティストの曲が鳴らされる。



電車が来ることを知らせるあのメロディーもなんだか脇役だ。




汗まみれの体育着をトイレの個室で着替える。


この世で1番愛するサッカーチームのユニフォームを模した選手ナンバー入りの公式グッズだ。

この肌寒い秋というか冬というかこんな季節にぴったりな長袖Tシャツだ。
少し分厚めであたたかい。
肌触りも最高に気持ちいい。




この時間帯の電車は混んでいる。
座る席など用意されていない。
20分弱揺られる。


ふと思い出す。


この前、中学の友人が最寄りの1個前の駅にあるビルの屋上でチルってたな。


寄ってみよう。

屋上だが。





雨なのに?関係ない。

雨だからこそ行きたいのだ。

ただ写真を撮るだけかも知れない。
歩いてみるだけ。





なににも寄りかからずただ人々をこの屋上から眺めるのだ。







それに少しだけ心躍らせ電車に乗っている。

ちょうど曲と曲の間に目的地を呼ぶアナウンスが流れた。モニターには目を合わせず降りる。







降りる人が多い駅だ。
少し足踏みをするように抱えていたカバンを背負う。


おっと、後ろの人の足を踏んでしまった。


「すいません」小声で謝る。



エスカレーターの目の前のドアだった。
ほぼ先頭のエスカレーター。


右左関係なく歩いている。

おっ。前の人が前に行こうとしているが、被ってしまう。


立ち止まる。前の人も止まる。


では進もうか。前の人も進むそぶりだ。


「すいません」小声であの人は呟く。



譲ることになったようだ。

ものの数分で謝り、謝られた。
いかにも日本人らしいな。






わくわく。
初めていくところはこんなにも楽しいのか。


エレベーターに乗る。
屋上に向かう。


同乗の人が4人もいる。


この人らに雨なのに屋上?と思われそうで押せずにいた。

最後の人が降りる階でRを押そう。



最後の人が降りた途端に押す。



だが反映されず1階まで戻される。




こんなもんか俺は。

少し笑いたくなる。



出た途端に上のボタンを押す。


今度は1人で入り、後から乗ってくる人のことは気にせず押せた。
ついに目的の屋上についた。



明らかに寒い。風が強い。
おそらくズボンはびしゃびしゃだ。


折りたたみ傘が強く煽られる。

涼しいというより肌寒いというよりむっちゃ寒い。雨に濡れた。



でも、なんだか気持ちのいい濡れだった。
なんかここ好きかも。







入り口に書いてあったような。



17時まで開放してるだのなんだの言ってたような。



満足してエレベーターへ向かう。


なかなか屋上まで上がって来ない。





待ってる間に9階から屋上を閉鎖するための警備員が来た。
ちょうどだった。





ここには本当に小さい頃にだれかのイベントで来た記憶だ。

その記憶だけふっと生き返った。
実は来たことがあったようだ。







下の階の本屋に寄る。母がなんで電子版なのよー。と言っていた。


本屋のデバイスで在庫確認する。



在庫なし。バツが書いてあった。
シリーズ2には二重丸が。


なんだか悲しかった。




無印良品へなんも目的を持たず寄る。



当たり前のように見て回るが、買うつもりはほぼない。
そのまま下りのエスカレーターに乗った。








「あの人を殺すより面白いことをしよう」
好きなアーティストの歌詞がなぜかブッ刺さる。いつだってわけは分からない。






あんなに1人になれたところから満員電車ほどの人混みを歩く。


地上と屋上とは、全くの別世界だった。

たった一文字違うだけで。

騒がしく忙しない。





この世界はちょっと好きになれない。



  
 

わくわくしていたはずの道を戻る。
こんなにも寂しくうるさい道は他に探したくもない。



バスの時間に合わせて電車を一本見送る。
空いているホームの席につく。


寒い風が吹く。
でも屋上よりは少しあったかい。




たった一駅だが、これは寄ってよかったかもしれない。
なんてことを考えた。











今日、ちょっとだけ雨が好きになれたかも知れない。

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