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新会派「さきがけ」結成

2023年5月1日、第20期の所沢市議会の任期がスタートした同日、島田一隆議員(4期)、長谷川礼奈議員(1期)とともに新会派「さきがけ」の結成届を議会事務局に提出いたしました。

会派結成届

そこで、4月23日に執行された所沢市議会議員一般選挙を経て、新会派の結成に至った経緯等について、記事にまとめることにしました。

私は5期目となる任期を所沢市議会議員としての “集大成” とするべく、今回の所沢市議会議員選挙に臨みました。そして、当選を果たすことができたら、一人会派として活動してみたいと考えていました。

所沢市議会の場合、一人会派であっても一般質問の際に与えられる持ち時間等における不利益は特にありません。議会内における主要な役職に就くことを目指している議員にとって、大きな会派に所属することはアドバンテージにもなりますが、私は正副議長や監査委員などの主な役職はすでに経験済みでもあり、一人会派になることへの躊躇は全くといっていいほどありませんでした。

一人会派になった場合、会派の名称として「さきがけ」を使用したいと考えていたことから、当選確実となった4月23日の深夜、政治の師であり、かつて「新党さきがけ」を立ち上げた田中秀征氏(元経済企画庁長官)に連絡を入れ、その意向を伝えたところ、快諾をいただきました。

翌4月24日、所沢市役所での当選証書付与式に出席後、初当選以来16年にわたり同じ会派で活動してきた秋田孝議員(7期)に会派(至誠自民クラブ)を離れる意思を伝えました(なお、秋田議員が代表を務める旧所属会派とは現在も友好関係にあります)。

所属していた会派のメンバーの勇退や落選に加え、一人会派の大幅増が見込まれる選挙結果を受け、自分なりに熟慮した結果、もし会派の名称(さきがけ)にご了承いただけることを条件として行動を共にしてくれる議員の方がいれば、必ずしも一人会派にはこだわらない方針に急遽軌道修正しました。

同日、昨年11月に立憲民主党を離党し、無所属の立場で当選された島田一隆議員に新会派「さきがけ」を旗上げするという話をしました。島田議員も私と同様にこれまで所属していた会派を離れることを決意し、保守系会派入りの可能性を模索されていたところ、数時間後「さきがけ」に合流したいという連絡が入りました。

所沢市議会では、所属する議員が3名以上いる場合、いわゆる「交渉会派」として代表者会議や議会運営委員会に確実に出席することができます。2人揃ったからには3人会派を目指しましょうということになり、政党からの支援を一切受けない「完全無所属」という立場で見事に上位当選された最年少の長谷川礼奈さんにお声掛けしてみることで意見が一致しました。

その日のうちに長谷川さんにアプローチを試みたところ、「あまりにも内情を知らないので、もう少し中のことを知ってから判断したい」というご意向だったため、「まだ日にちもあるので、後悔しないようゆっくり判断してください」と伝え、気長にお返事を待つことにしました。

その後、4月28日になって長谷川さんにも新会派に参加していただけることが決まり、5月1日、正式に「さきがけ」を結成する運びとなりました。

新会派「さきがけ」結成(2023年5月1日)

ちなみに、私は現在53歳になりますが、田中秀征さんが「新党さきがけ」を旗上げされたのも53歳を迎える年(秀征さんは9月生まれのため、6月の旗上げ時は52歳)でした。また、島田議員は秀征さんと同郷の長野市出身、長谷川議員は「新党さきがけ」が結党された1993年に生まれているということで、ある意味 運命的なものも感じています。

余談になりますが、長谷川さんはあの細川政権が発足した日(8月9日)の3日後(8月12日)が誕生日とのことですが、細川護熙元総理のことは知らなかったそうです。

後日、田中秀征さんから新会派の門出の餞に直筆の「さきがけ」色紙を贈っていただいたことから、額装の上、会派の控室に飾らせていただきました。

田中秀征さん直筆「さきがけ」の色紙

私自身、議員活動17年目にして初めて会派の代表を務めることになりましたが、わざわざ少数会派を選び、私と行動を共にする決断をしてくれたお二人には今任期の間、これまでの議会での経験などをしっかりと伝えていきたいと考えています。

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