おひとりさま勉強合宿
「箱根に旅行に行ってくる!2泊3日で!」
「え〜いいなぁ、芦ノ湖とか観てくるの?」
「や、ホテルに引き籠ってお勉強して帰ってくるだけ」
「は???????」
こんな風になかなか理解されない趣味だが、大学生の長期休み、おひとりさまで観光地のホテルに引きこもって勉強して帰るというのは案外悪いものではない。やってる本人は、何か突飛なことをしたいとかではなくて、本当に良いものだからやっている。
本記事では、大学生の長期休暇におひとりさま勉強合宿をすることのメリットデメリットを述べてみようと思う。
おひとりさま勉強合宿とは?
そもそも「おひとりさま勉強合宿とは何か?」というところから説明が必要かもしれない。
これは
観光地のホテルに行き
なるべく早くにチェックインし
チェックインしたらすかさず部屋で勉強を始め
飽きたら温泉に入り
美味しいご飯を食べ
また勉強し
良質な睡眠を取り
早起きして温泉に入り
さっぱりしたら軽く勉強して朝食
食べたらチェックアウトのギリギリまで勉強
する遊びだ。部屋はなるべく机が広いところ、そして景色が良い場所を選ぶとよい。休憩できるテラスがある場所だとなお良い。開放感抜群の良質な部屋で、ただただノートに文字を書き続けるのである。
飽きたら外の眺めを堪能する。とても単純な遊びだ。
おひとりさま勉強合宿で得られるもの 生活習慣
大学生の長期休みに極めて有効なのがこの点である。
生活習慣のリセットを期待できる。
陽の光を十分に浴びることのないアパート暮らし。夜遅くまで遊び、あるいは深夜帯までアルバイトをして起きるのが遅くなる。朝食が食べられなくなってはいませんか?
「旅館に泊まる」というのは、これをリセットできる。
まず、決まった時間に朝食が出てくる。これは強めの強制力だ。
あるいは、睡眠の質が上がる。ふかふかの布団と、朝の陽光がばっちり入ってくる部屋だ。
そして、安くないお金を支払っているという現実。寝坊するより、早起きして温泉にでも浸かったほうが「得」だと、寝起きの頭でも考えられる。
長期休みのど真ん中くらいにこれを入れると、中弛みしているタイミングでちょうど良いスパイスになるのだ。
おひとりさま勉強合宿で得られるもの 勉強時間
当たり前だが、莫大な勉強時間を得られる。
チェックインが15:00
チェックアウトが10:00
単純計算で19時間滞在だ。
睡眠時間や休憩時間を差っ引いても、8時間くらいは余裕で勉強できる。
「旅行」という名目だから、自ずと予定も入らない。
食事は提供されるし、部屋の眺めはいいし、好きなタイミングで温泉に入れる。ついでに、マスクを外せる。
部屋でマスクをしなくていいのは、人によってはかなりのストレスフリーだ。今は図書館の利用時間制限があるし、カフェに長居するのもちょっと気が引ける。他の人がいるからこそ、少し集中しにくい。
自習室のような閉塞感もないので、自分のような開放スペースが好きでマスクを外したくて…という人にとっては「どこよりも良質な学習時間」を確保できる。
おひとりさま勉強合宿で得られるもの 旅行経験
家や図書館で勉強しても、それは「ただ家にいるだけ」である。「せっかくの休みなのに、ずっと家で過ごしてしまった」という気分になってしまう。
長期休みに家で勉強して何が悪いんだ!と思わなくもないが、全然旅行に行かないというのも、なんだかもったいないような気がする。SNSを見ていると、特にそんな気分になる。けど、観光地での遊びに特段興味があるわけでもない。
なら、「旅行先で引きこもればよい」のである!
「大学生の長期休暇なのに、全然旅行に行っていない」ことに対して何らかのもったいなさを感じるなら、旅行に行けばよいのだ。勉強に疲れた時、ホテルを出てふらっと散歩すれば、そこは観光地。
「〇〇に行って、△△という観光スポットを見てきた」という経験をおまけ程度に積むことができる。
旅行で色々な景色を見ておくことは、たしかに人生を豊かにする。だから「見る」くらいはしてきてやろうという算段だ。
まとめ
何を言っているかわからなかったかもしれない。
けど、
ひとり旅が好き
遊び方がよく分からないけど、経験は積みたい
シンプルにたくさん勉強したい
夏休みを有効活用したい
人にとっては本当におすすめできる。充実感が半端ではないので、騙されたと思って1回やってみてほしい。今は大体の宿泊施設で、ワクチンを3回接種していれば1泊5000円引きしてくれる。大チャンスだ。
おひとりさま勉強合宿、おすすめです。