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銀行からの評価を上げるには・・・
弊所のお客様は自社で経理処理をするのが当たり前となっています。割合にすると95%以上です。
自らの収入と支出の中身を知らないで(吟味しないで)、業績を良くしたいというのは無茶な話だと私は思います。そう思わない同業者も多くいるはずですが。
業績を上げていくための大前提は、現状認識をどれだけ早くできるかにかかっています。数字は生ものです。生ものを外注したら(会計事務所に丸投げしたら)どうなるのでしょうか?
新鮮なうちに分析を行い、改善のための打ち手を決めてすぐに行動に移す。
いわゆるPDCAをどれだけ早く回して積み重ねていくか、気づけば途方もない差となるのです。
機械(ソフト)にできることはしてもらう、その仕組みを作る、いわゆる効率化も重要です。弊所でインタビューを行い、改善提案することも可能です。
ただ、経理業務の効率化は本丸ではありません。経営の意思決定のためは速報値があればいいのです。当月中や翌月初めに大まかな額がわからないものがありますか?あればしっかり日頃数字に気を払っていない証拠です。
概算値でいったん入力し、速報を作成する(金額が確定したらその時に変更すればいいのです)。そして検討会を行って打ち手を考え早期着手する。
これを継続すれば必ず業績は上がります。
つまり、経営の意思決定が早いがゆえに、業績が良好なら、銀行は喜んで融資します。
「そんなの当たり前じゃないか読んで損した!」そう思われた方、お詫びします。ではこれまで読んできたことを実践していますか?継続して実践していますか?
実践している経営者の方、素晴らしいです!つたない文章を読んでいただき感謝します。
これから実践しようと思われた方も素晴らしいです。応援しています。
PDCAにはPlanが必要です。重要なことなので、次回以降にお話させてください。
そして、銀行の評価を上げるということは実は目的ではなく、副次的な効果であることも今後お話させていただきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。