投資のプロになろう!成長株ファンダメンタル分析〜完結編〜
株式投資で成功する最もスタンダードな方法は、「成長株を割安な時期に買い、長期保有しながら割高な株価で売る」ということに尽きます。
これは周知の事実ですが、割安の定義とは一体何でしょうか?PERでしょうか?それともPBRでしょうか。また、どれくらいの成長率ならどれくらいのPERが許容されるのか?そもそも企業価値判断としてPERを用いるのは適切でしょうか?残念ながら、実際のところ、これらの重要な問題に対して理論的に説明されている投資本は多くありません。
半導体銘柄の代表格、レーザーテックの月足チャートをお示しします。下段にはヒストリカルPERを表示しています。2020年初旬まではPER 30-40倍で推移していましたが、現在ではPER117倍まで上昇しました。
レーザーテックの株主は、外国人投資家やファンドの保有が40%を超えています。つまり、プロの投資家は100倍超のPERを許容するファンダメンタルを有すると判断しているはずです。
プロの投資家は企業価値をどのように判断しているのでしょうか?有力な手法の一つは、DCF法(Discounted Cash Flow)です。DCF法は企業が将来稼ぐフリーキャッシュフロー(FCF)を予測し、それを時間価値を考慮(割引率を用いて現在価値に引き直す)し、理論株価を推測します。この手法は計算が煩雑であるというデメリットこそありますが、世界中の機関投資家や証券アナリストはDCF法が最も理論的なファンダメンタル分析手法であること認識しています。
今回のnoteでは、成長株の銘柄選定の判断から、DCF法を用いた理論株価の推定まで、初心者でもわかりやすく解説しています。
さらに、今回は特別に、理論株価計算のための、Oggi特製オリジナルExcelシートを用意しました!
正しい企業価値基準を知らない個人投資家は、とんでもない割高な高値を掴まされ、敗北を繰り返してきました。ファンダメンタルの正しい知識無くして株のトレードを行うのは、Tシャツ1枚で冬の雪山に挑むくらい無知で、無謀なことです。
株式投資における機会損失とは、株を買うチャンスを失うことではなく、正しい知識を持たぬまま時間を費やしてしまうことです。株式投資はファンダメンタル分析を努力して学べば、必ず報われる世界だと思っています。それは過去の歴史が証明しています。このnoteを多くの方々に読んで頂き、利益を得てもらうことができれば最高の喜びです。
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