Rabbit r1はAI業界を変えるブレイクスルーになるか?利用レビューと未来の展望
ChatGPTをはじめとして生成形のAIが大きく注目される中で、プログラミングや、執筆など書くことに対しては、とても大きな恩恵を受けることが多くなったように思います。一方で、我々の日々の日常の中でこうしたGPTの利便性はというとまだまだ感じられないかなというのが正直なところかもしれません。例えば、今日の天気を聞いたり、駅までの道のりを聞いたり、病院のリストを表示させたり、単発の情報を、取得する程度にはワークしますが、それはもともとGoogle検索などで行なっていたものを人の言葉で返してくれるようになったに過ぎません。本来は、質問に関するバックグラウンドまでを想定すべきですが、それが難しい理由の一つとしては、我々のデータがアプリケーションに閉じていて、俯瞰してみることが難しいという点があります。それを解決するために、新しいスマートフォンの形としてRabbit r1が注目されています。
Rabbit r1について検索すると色々なものが出てきますが、この動画が最も理解しやすいと思います。MicrosoftのCEO、Satya Nadella氏は、ジョブズのiPhone以来最も印象的だったと話ししているとの記事もありますが、様々な業界の人がこの端末について興味を持っているとされています。他にも、PerplexityProとの協業なども発表されていて、最初のrabbitの購入者は1年間のPerplexityProの無料利用が提供されるなど、様々なアライアンスなどでも注目されています。
これまでのハードウェアデバイスと大きく異なるポイントとしては、Rabbit r1のコンセプトは、アプリを必要としないオンライン体験の実現であると言われていて、これまで何種類ものアプリでやっていたタスクをRabbit一つで可能にすることを目指しているという点にあるそうです。Rabbitはユーザーのアプリ操作を観察して学習、再現することができるとされています。
私自身もRabbitを現在、色々と使ってみているのですが、まだまだ、期待する答えを返答することは難しいと感じます。Rabbitなどに関連するレビューなどをみても、期待と違っていたという内容のブログや記事なども多くあり、この商品自体はまだまだ過渡期にあることが伺えます。例えば、日本の建物は、質問してもあまり答えてくれないとか。
日本の街中の情報などはまだまだ、学習されていないようなので、食品などはどうかなと試してみます。
冷蔵庫の中身をチェックして、そこから作れるレシピを提案するというものがあるのを早速試してみたのですが、こんな感じで、網羅的に示してくれました。
アレルギーなどに関連することを聞いたりしてみましたが、画像のみから判断するため、正確性を求めるのは難しいかも。。
食べ物以外にも、昆虫や魚といった図鑑的な使い方もできるかなと試してみました。子供との夏休みの虫探しに行った時に、何のむしか質問してみたのですが、こうしたユースケースは非常によくワークします。魚とか恐竜とかいろんなものを質問して見るのが良いかもしれません。
MagicCameraと言われるちょっとしたおまけの機能で、撮影した画像をもとに、新たな画像を作成してくれる機能があるのですが、これはとても面白い機能でした。観察日記などにも使えそうだなとか。
将来的には多くのアプリケーションと接続できるようになるとのことで楽しみ。とりあえず、sunoという音楽作成AIと接続して、RabbitR1から音楽を生成してみるなど試してみました。すでにUberやDoorDashなどと接続できるようですが、まだ試してみてません。
今後も、Rabbit r1の面白い使い方を発見していきたいと思います。