メディアコンテンツの楽しみ方|例えば料理人をメディアはどう調理するのか
鳥羽さんの記事を最近めちゃくちゃ読む。周りがみんな読んでシェアしてくれるし、とにかくタイムラインに飛び込んでくる。
そりゃその熱量を感じたら心動かざるを得ないし、
一度でもお店行ってごらんなさい、たちまち心揺さぶられますよ、
とこうなる。
で、ここからは鳥羽さんの記事読みまくってる玄人さん向けに私なりの楽しみ方をお伝えする。
どのメディアに出てくる鳥羽さんの話も全て熱いし、愛に溢れたものである。鳥羽さんは鳥羽さんだからだ。
では、じゃあメディアはどう鳥羽さんという個性の塊のような食材を料理するんだ?という話。
素材がいいのはわかってるんだ、じゃあどんな料理にしてくれるのさ、メディアさん。
大変生意気だがそう思ってしまう。それだけ面白い人だから。
例えばこのWORKSIGHTというメディア。
記事を一読いただいた後でもいいがABOUTの部分を確認してほしい。
"WORKSIGHTとは
働く環境を考える企業キーパーソンに向けた、ワークスタイル戦略情報メディアです。企業が抱える経営課題に「働く環境(=空間インフラ+制度インフラ)のリデザイン」という視点からアプローチしていきます。"
とある。
自分が企業の働く環境を考え、場合によっては変化をもたらそうと頑張っている人間だと思ってこの記事を読む。
そうすると、記事の見出しの
「文脈」のあるコース料理で顧客に勝負を挑む革新的レストラン
「信用」から一歩踏み込んだ「信頼」の獲得へ
は一見、お客様=外側に向けた戦略やメッセージのように見えるのだが、そんなレストランで働く人たちの働く環境は?といったような裏側や内側について想いを巡らせながら読み進めることができる。
続いて新R25。
これも一読いただいた後にでも「新R25とは」を見てみる。
新R25とは
今のジブンや将来に対して漠然とした不安を抱えているけれど、どう解決すればいいのかわからない。行動を起こすきっかけもない。
新R25は、そんなモヤモヤを抱えるR25世代がこれからの時代を生き抜くバイブルです。
スキマ時間で気軽に読めるコンテンツのなかにも有意義な学びや発見があり、触れているうちに少しずつ人生の選択肢が広がっていく。はじめの一歩を踏み出してみようと思える。
そんな体験を提供する自己投資応援メディアとして、R25世代のポジティブな未来を切り拓きます。
鳥羽さんの、革命児、異色の経歴に関する話を通して、彼がどう
人生の選択肢を広げ、一歩を踏み出し、自己投資をしているのか
という目でもう一度読める。
実はここで言いたかったことを追加すると、
僕たちはメディアをメディアとしてみることが少なくなった。
なんというか、表紙から読まないんだ、本を。
面白い、最新の記事だけが個別に目の前に「どん」と置かれ、それすら素通りする可能性も含めながら、興味を持った時にだけそれを読む。そこからそのメディアについて考え、調べ、「この本ください」となることはだいぶ減ったはずだ。
ただ、本当はその記事をもっと味わい尽くそうと思うなら、そのメディアがなんなのか、どういう想いで記事を作っているのかを想像しながらもう一度その味を楽しむことができるし、そうすると面白いよ、という話。
そう、sioの料理を「文脈」から味わうことが最高の楽しみ方であるのと同じく。
*あーまた食べに行くぞ絶対
ちなみにヘッダー画像はお店のサイトから拝借しました、すみません!
↑この機会に予約しちゃっておいた方がいいですよ〜だいたい満席だから!
OGU