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ZOOM Am7 ステレオマイクの簡易レビュー

Androidスマートフォンに直接接続して高品質な録音が可能な、ZOOM Am7 を使ってみました。

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内容は、

・Am7本体
・ウインドスクリーン
・ケースアジャスター(本体底部に取り付け)
・スペーサー(クッションシール)

以上となっています。

Am7本体部分

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Am7本体です。手のひらサイズでかなりコンパクトです。入力ゲインを調節できるダイヤルツマミ、入力レベルを3段階で視認できるLED、ステレオ幅を90度、120度、MS(後から編集でステレオ幅を可変可能)の3つに切り替えるスイッチ、などが前面に配置されてます。

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側面にステレオミニジャック穴があり、ヘッドフォンを繋いで遅延なく音を確認することも可能です。

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また、マイク部分は回転させることができ、ビデオを撮影しながら録音するためのポジション(スマホの横向き状態)と、専用アプリケーションを使った音のみの録音をするためのポジション(スマホの縦向き状態)に切り替えることができます。LRのアイコンが表示されているので迷うことなくポジションを切り替えることができました。

ケースアジャスター

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ケースアジャスターは接続時に大きなスキマが生まれてしまう場合、これをAm7本体の底部に取り付けることで解消するものです。スマートフォンにカバーケースを取り付けていない場合は活用しましょう。写真ではケースアジャスターを装着していますが、私はスマートフォンにカバーケースを付けているのでアジャスターは外しています。

スペーサー

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スペーサーはクッションシートのようなもので、Am7本体の底部に張り付けることで、スマートフォンとの接続時にスキマができないようにしてくれます。私のスマートフォンは取り付け時にスキマが空いて少しぐらついていたので、スペーサーを取り付けることでスキマによるぐらつきが軽減しました。

ウインドスクリーン

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ウインドスクリーンは丸型のスポンジで、取り付けやすいように中心部に切れ目が入っています。が、それでも被せづらさはあります。

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被せるとこんな形でスッポリはまります。当たり前ですが装着するとマイク部分が見えないのでマイクの回転ポジションがどうなっているかを確認することができません。事前にポジションを合わせてから被せましょう。ゲインダイヤルの操作やマイク角度のスイッチ類には干渉していませんので、操作には問題ありません。

Handy Recorder(専用アプリケーション)

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ZOOM社が無料で提供しているアプリケーションで、MSマイクで録音した素材のステレオ幅を調節したり、録音したファイルのリスト参照、シェア、エフェクト加工など様々な編集がスマートフォン上で行えます。音声だけを録音したい場合はこのアプリで問題なく録音を行うことができます。レベルメーターが見やすいので、入力レベルの監視も容易です。MS方式で録音した素材は、「WIDE」⇔「FOCUS」のスライダーでステレオ幅の調節が行えます。鍵マークのアイコンをタップすれば、操作を受け付けないので録音時の誤動作も防ぐことができます。基本的にはスマートフォンを縦向きで使う設定ですが、矢印の回転アイコンをタップすることで横向きにも変更が可能です。

動画撮影アプリとの連携

私のスマートフォンはXperia Ace SO-02L ですが、本体内蔵のカメラアプリではAm7に対応しておらず、そのまま動画撮影にAm7を使用することはできませんでした。公式サイトに対応している機種がリスト化されているので、事前に確認しておくことをおススメ致します。

Android対応機種一覧https://zoomcorp.com/documents/1883/Am7_Compatibility_J6.pdf

ただ、外部カメラアプリを使用すれば使えることを耳にしたので、ShureのMotiv Videoという動画撮影アプリで使用したところ問題なく使えました。内蔵カメラが対応していない場合はお試しください。

まとめ

以上、簡単にZOOM Am7 の使用感をまとめてみました。動画撮影の場合は、一部の内蔵カメラにしか対応していないことや、回転機構によるマイク本体の耐久性が頼りないこともありますが、全体的にはとても使いやすく、音も他のZOOMハンディレコーダーと遜色ない高品質な録音ができたので満足しています。何より、スマホで撮影した動画そのままで、ハンディレコーダーと同等の高品質な音が最小限の環境で録れるのは、旅先でちょっとした音の風景を録りたいときにとても役立ちます。スマートフォンを構えているので、周りの人にも怪しまれないですしね(笑)。Am7を使って録音した動画などもnoteに共有していきますので、是非楽しみにしていてくださいね!


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