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共創コミュニティのためのアイデア出しワークショップ
全然共創できない!
集まったのに共創できない!
というか共創しようとしない!
動いてよ!集めたんだから!
共創しようぜ!
………
……
…
.
共創コミュニティは大体こうなります。こうなることには様々な原因があります。全部さらうととんでもない分量になるので、1記事ではテーマを絞って話していければと思っています。(のちのち、まとめていきたいなぁと考えています。)
今回は、共創アイデアの種をつくるためのワークショップです。
これは、下記のような条件下で特に効果的なワークショップです。
コミュニティの初期段階
コミュニティがスタートしてから時間は経ったが、アイデアが全然上がってこない
プロジェクト内容が詳細に決まっているのではなく、ふんわりしている
メンバーからの企画は上がらないが、声をかければ人は集まる
ワークショップは下記のようなアジェンダで進めます。
コンセプトに沿ってやってみたい内容を出来る限り書く(量>質)
内容が近そうなもの同士で分けていく
出来上がったグループにそれぞれ名前をつける
まず、アジェンダの0としてワークショップ参加者を集めて下さい。当たり前なのですが、当たり前と思って雑にやってしまい、参加者がうまく集まらないなんてこともザラです。
このあたりは別途記事をUPしたいと思います。
では、人が集まった前提で話します。
今回は、コミュニティコンセプトを、"女性向けフィットネス"と仮定して説明していきます。(もし、女性が読んで偏りを感じましたら申し訳ございません。)
1.コンセプトに沿ってやってみたい内容を出来る限り書く(量>質)
まず、自分たちのコミュニティコンセプトに沿ってやってみると面白いだろうなということをドンドン書き出して下さい。
注意点とオススメは以下です。
※注意点は、守ってほしいこと。オススメは、やるといいこと。
注意点:
出来るか出来ないかは考えない
アイデアの良し悪しについて考えない
他人のアイデアを否定しない
他人のアイデアをできる限り批判しない
もし何か伝えたい場合は、「そういう意見も素晴らしいですね。ちなみに私はこう思います。」といった形で、相手と自分の意見を並列なものとして表現する。
※意図的な差別表現など不適切な内容は対象外
オススメ:
付箋に1アイデア1枚書き出し、ホワイトボードや机、大きな画用紙など広いスペースに自由に貼り出していく。(ポイントは、できる限り広いものの上にアイデアを展開していくことです。)
付箋はメンバー毎に異なる色を使いましょう。視覚的に誰の意見かわかりやすくなります。逆に、会社のように権力の上下関係がある場合、あえて色を揃えることもオススメです。
オンラインの場合miroという、ホワイトボードツールが特にオススメ
無料でもボードを2つ作れます。(2023/05/24時点)
https://miro.com/ja/付箋がない場合は、書き出したアイデアに番号を振っておく
アイデアを書き出していくと、最終的に下記図のような状態になります。
アイデアが出きった、もしくは時間制限を設けて時間切れとなったタイミングで次に進みましょう。
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2.内容が近そうなもの同士で分けていく
次は、出てきたアイデアを何となくの共通点で分けていきましょう。
先程のアイデアなら、野菜大好きとお米大好きは"食"という共通点でまとめられそうですね。こういった具合に、出てきたアイデアを少し抽象化してまとめていきましょう。注意点は1と同じです。他人の意見を尊重しながらこころ伸びやかに話しましょう。注意点も書いておきました。
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注意点:
他人のアイデアを見ましょう
自分のアイデアに固執しない
アイデアを分けていくと、最終的に下記図のような状態になります。
いくつかのグループができた状態です。
ここは、正解がないので、いつまでも続けることが出来ます。ですので、時間制限を設けましょう。
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3.出来上がったグループにそれぞれ名前をつける
2でグループに分けたと思いますが、先程の『野菜大好きとお米大好きは"食"という共通点でまとめられそう』のように簡単に名前をつけられるものもありますが、言語化出来ないけれど何だかAとBは共通点があるなのようなグループもあります。
これらにどういう風な共通点があるのか?考えていく時間です。
オススメ:
「要は、〇〇」「つまり、〇〇」「結局、〇〇」と考える
各アイデアの要素を書き出して、並べる
例:夏までに痩せたい
-時期
-動機
-目標
-目的単位を考える
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ここまで出来れば、このコミュニティではどんなアイデアにメンバーの感心があるのか、抽象的・具体的にわかります。
あとは、この中で実現可能性の高いものをプロジェクトテーマとして採用すればOKです。
このワークは他のことにも活かせるので、ぜひご活用下さい!!
スキ・フォローお願いします!!
【まとめ】
1.コンセプトに沿ってやってみたい内容を出来る限り書く(量>質)
2.内容が近そうなもの同士で分けていく
3.出来上がったグループにそれぞれ名前をつける
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