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-ソシャク- あの会社はなぜ「違い」を生み出し続けられるのか 13のコラボ事例に学ぶ「共創価値のつくり方」その1

【最初に】

自分が読んで勉強になった書籍を、自分の解釈も入れながら実際に使いやすい形で要約しよう!という試みです。

文字数は、他のnoteと比較すると少ないかもしれません。というのも、短くてわかりやすいほうがいい文章だと思っているからです。
"読んだ感"ではなく、"何に気づけたか"を大事にまとめていきますのでよろしくお願いします!

今回まとめていくのは『あの会社はなぜ「違い」を生み出し続けられるのか 13のコラボ事例に学ぶ「共創価値のつくり方」』という本です。
楽天市場の出店者に向けた楽天大学立ち上げ人の仲山進也さんの著書になります。



【序文】


現在、市場経済での商品価値のは以下のように推移しています。


「オリジナル商品がヒットする→コピーされる→価格競争が起きる→疲弊する」


この流れから脱却するために企業は真似されない独自の価値を築こうと努力します。

ここで、注目される1つの手法が「共創」です。
これはA社とB社の価値を掛け合わせることで、独自の価値を生み出すという形で実施されることが多いです。

ただし、これは一朝一夕で出来るものではなく、失敗しがちです。
例) 売上にならない、調整の結果中途半端な価値に、顧客と共創しようとしても盛り上がらない

とはいえ、成功している事例も複数あります。例えば以下のようなものです。

CASE1
品質は素晴らしいが海外製品と比較すると価格が2,3倍する学習机を、地元NPO法人とのコラボで親子で一緒に作る体験ツアーとして提供し、成功

成功要因
「家族の絆を作る」という理念、「家具の産地として地元を元気にしたい」という想いがしっかり共有されることにより、チームアップが上手くいったこと。


こういった事例は如何にして成功したのか?
つまり、実際にどのようにして共創を起こせばいいのか?を以下に解説します!


文章内の用語定義
共創
共有された理念やビジョンのもと、自分の強みと他人の強みを掛け合わせて価値を生み出すこと

コミュニティ
コンセプトをもった場

【本文】



これまでの企業の在り方は、競合と戦い勝利する競争者でしたが、これからは様々な団体・ヒトとコラボレーションする共創者としての在り方も身につけていく必要があります。そして、共創者の在り方こそ共創を生むために大事な姿勢になります。
それぞれの在り方を対比すると以下のようになります。

競争者:


製品の価値、流通の価値を推していく
・競争者同士が、リソースを消耗し合う
・同じ次元において、相手との差分をどう埋める?(例:価格を安くする、音量を細かく設定できる)
・業界No.1を目指せる企業のやり方
・業界のパイを奪い合う
・戦う
・その企業がなくなっても困らない(他の競争者から買えばいい)
・ウィン・ウィン(常に誰かが敗者。例:下請けへのしわ寄せ)


共創者:


文脈やストーリーへの参加価値を推していく
・共創者同士が、リソースを掛け合わせる
・別の次元で、他とは違う価値をどう創るか?(例:特定の地域独自の文化体験をしながら製品を一緒に作れる。)
・業界No.2以下のやり方(No.1もぜひ)
・業界のパイを創る
・戦わないで済むようにする
・その企業がなくなったら困る
・ハッピー・ハッピー・ハッピー(三方良し)


競争者・共創者の在り方で、「製品の価値、流通の価値」や「文脈やストーリーへの参加価値」など様々な種類の価値が出てきましたが、これらは全て「選ばれた価値」ではなく、その構成要素にすぎません。

そして、製品がコモディティ化したこと、EC普及・ロジスティクスの発展・交通機関の発展により、容易にモノやサービスにアクセスできるようになったことで、「選ばれる価値」を構成する要素で重要なものは製品やサービスの価値・流通の価値ではなく、文脈やストーリーに参加する価値に変わってきました。

ではどのように「選ばれた価値」を創り上げればいいのか?をこれまでの訴求方法と比較して次に見ていこうと思います。


【まとめ】

製品や流通など多くのことがコモディティ化した市場で、これまでの製品・サービス内容に重点をおいた価値訴求方法では消費者に選んでもらいにくくなった。そんな市場でどんな風に価値訴求をすればいいか?


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