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コミュニティ・オーガナイジングというコミュニティ形成手法-ソシャク-


世の中には色々なコミュニティの在り方があります。
学校、会社、町、市、国、友達、家族…etc

それぞれは意識されていないだけで、人と人がつながり何かを一緒にしているという意味でコミュニティです。


今回は、
NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン理事として、コミュニティ・オーガナイジングの日本での普及・実践に尽力されている鎌田華及子さんの著書から得た学びについて
ビジネスや共創・マーケティングにどう転用できるか考えていきたいと思います。

※単なる要約ではなく、わたしの意見やまとめが入ります。

読んだ本


まず、コミュニティ・オーガナイジングとは何か?ですが、下記のようなものです。

コミュニティ・オーガナイジング
個人や組織が協力して社会的、政治的、経済的な変化を促進するプロセスである。共通の関心や目標を持つ人々が連携し、自分たちの生活に影響を与える意思決定に影響を与えることができるようにすることです。これは、地域、国、あるいは世界レベルで行われることもある。

ChatGPT Plusから


ChatGPT便利ですね。要は、みんなで協働して社会を変えていこう!ということですね。


この活動は、下記のようなステップを踏みます。

  1. その活動がどうして必要かを協力して欲しい人に語る(パブリック・ナラティブ)

  2. 具体的に一緒に活動してくれる人たちとの人間関係を強くする(関係構築)

  3. それぞれのメンバーが力を発揮できるようチームづくり(チーム構築)

  4. 戦略づくり

  5. アクション

重要:活動全体を通して、コーチングを活用していく。


1. その活動がどうして必要かを協力して欲しい人に語る(パブリック・ナラティブ)
2. 具体的に一緒に活動してくれる人たちとの人間関係を強くする(関係構築)
3. それぞれのメンバーが力を発揮できるようチームづくり(チーム構築)
4. 戦略づくり
5. アクション

重要:活動全体を通して、コーチングを活用していく。

全体的な流れは、新規事業開発に似ている気がします。
でも、結構違います。

コーチングが重要とありましたが、人に対する考え方として、会社では何かを達成するために無いものは獲得することが基本となりますが、コミュニティ・オーガナイジングでは引き出したものをどうするかを大事にします。
具体的には、会社だと社員を研修に送ってスキルをつけたり、採用で必要な人財をもってきたりします。これに対し、コミュニティ・オーガナイジングでは、来てくれた人がどんなことが出来るかを引き出し、それを集めて出来ることは何かを考えていきます。
(もちろん、両方とも逆の姿勢で動くこともありますが、比較的そうであるということです。)


引き出しましょう


コミュニティ・オーガナイジングでは、やりたい!と思った人なら誰でもできます。会社のように、優秀な成績を収めた人からとか外部から採用した実績がある人だからというふうに選ばれし人がするものではありません。

とはいえ、わたしなんかが出来るのだろうか…
と不安になる方は多いと思います。自分でもそうでしょう。社会を変えよう!なんてわたしの力量ではとてもとても…みたいな
そもそもこの考えから異なります。コミュニティ・オーガナイジングでは、リーダーがスーパーエクセレントである必要はありません。人脈豊富、戦略練れる、戦術練れる、実行出来る、何でも出来る!そんな人ではありません。


一人で頑張るのではなく、みんなでがんばる



これがコミュニティオーガナイザーです。(スノーフレークリーダーシップ)

雪みたいなんで、スノーフレークリーダーシップといいます。


ちなみに、コミュニティ・オーガナイザーだけではなく、参加するメンバーもスーパーエクセレントである必要はありません。活動が必要な理由を語って、ぜひやりたい!という人なら誰でもOKです。人は多いほうがいいです。様々な人の強みを引き出し、出来ることの幅を広げ質を高めます。
コミュニティ・オーガナイジングでは、当事者だけでなく、同じ志をもった参加メンバーを「同志」と呼びます。同志のもつ力(資源)を最大限引き出し、みんなで取り組んでいくというわけです。


ここまでコミュニティ・オーガナイジングの概要を説明しました。
その上で、個人的に下記のように活かせると思います。

【活かせそうなところ】

  • 全体の流れは新規事業開発の流れに近いところがあると思うので新規事業開発に活かせる

  • 若手で担当者レベルの人財がメンバーをアサインしてプロジェクトを実施する場合

  • 人事が組織開発目的、カルチャーづくり目的で実施するイベント

  • 人手不足かつミッションドリブンな企業で、限られた人材を無理なく最大限活かす
    例:福祉、伝統工芸、アニメ、映画

  • フランチャイズではなく個人店の人材育成、販売促進

  • 中間管理職者が目標達成を目指すとき


【番外編】

  • 町内会、自治会(地域のお祭りとか子ども会)


【まとめ】

コミュニティ・オーガナイジングは、いわゆるビジネス目的の集団運用とは異なるもの。下記のような違いがある。これをビジネス集団に活かすことができる。

コミュニティ・オーガナイジング or ビジネス
・引き出す or 獲得するか
・やりたい人 or 選ばれた人か
・出来るだけ大人数 or 少数精鋭


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