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【第3回】3分で分かった気になれるオフィス用語【ES】

こんにちは。個人事業主です。

今日は第3回として「ES」について取り上げます。就職活動に使う方じゃないですよ。


第3回 ESってなんだ

本稿で示すESとは「Employee Satisfaction」の略です。

簡単に言えば「従業員満足」です。

よくサービス経営の世界では、ES(またはEX: Employee Experience)を高めることでCX(Customer Experience)を創出するという考え方があります。これを少し砕いて話すとするならば、

従業員の満足なしに顧客満足は創造できない

こういうことです。
嫌々働いている中で、顧客に対して良い体験を提供することができるでしょうか。そこをマネジメントの観点から突っ込んでいるといえます。

ところで、これはサービス経営の基本用語なのですが、私的には「全社戦略としてのES」というのを考えるのもオモシロイと思っています。

職が流動的になりつつある現代社会において、福利厚生などを充実させることによって従業員のやる気を引き出し、定着率の向上を図るのもある意味では一種の戦略だと思います。

じゃあどうやってESを高めていくか、という話になるのですが、これは割と業種によりけりな部分があると思います。

単純に給与を上げることでOKな場合もあると思いますし、メーカーだったら社割をうまく利用してみる、そうでないところであればリロクラブなどの福利厚生サービスの会社と契約する・・・などなど。

専門職のウェイトが高いところだったら資格補助制度なども1つの手段でしょうね。
テレワークとのハイブリッド型出勤もある意味ではESを高めているのかもしれません(出社したときの人間関係や満員電車を避けられるという意味で)。

ES自体は指標で出るものではありませんが、その後の生産性などでモロに数値として出る結果が伴うので、「ES重視の経営」というのは意識してみると面白いかもしれませんね。


今日はサービス経営を語るときに絶対に出てくる「ESを高めCXの創造」の部分からESの部分のみ取り出しました。

ESとEXの違いがあまり分かっていない部分があるので、今回はESの方で書きましたが、EXでもあまり変わらないかなと思っています。

「全社レベルのES重視経営」、面白そうだと思うんだけどなあ・・・
ただ、社員のニーズ・ウォンツを聞き出すのが難しいですよね。飲み会やりまくればいいってもんじゃありませんし(そういう風に誤解すると100%失敗すると思います)。

なかなか抽象的な話題でしたね。次はもう少し具体的な例を挙げられるものをピックアップできればいいのですが・・・まあ色々探してみます。

それでは、また。