「花粉症ゼロ」は、林業政策の失敗が出発点
小池都知事肝いりの花粉症ゼロ政策
ビジネスジャーナルに寄稿した“花粉症の蔓延、対策を怠った国と東京都の政治的責任…小池都知事、花粉症ゼロの公約反故”は、小池百合子都知事が、2016年の都知事選出馬時に掲げた肝いりの公約「花粉症ゼロ」を取り上げた。
主にスギ花粉が主原因とされる花粉症は、アレルギー疾患。そのため、小池都知事が公約に掲げた際、「政治で花粉症をゼロにできるわけがない!」という声も聞かれた。
小池都知事にとって花粉症ゼロは、そうとうなキャッチーな政策だったのだろう。翌年の衆院選でも、花粉症ゼロを結党したばかりの希望の党の公約にしている。
花粉症を“治癒”させる力は、政治にはない。だから、「花粉症ゼロを公約にするのはフザけている!」といった声が出てくるのは自然のようにも思える。
しかし、小池都知事が掲げたのは、花粉症ゼロだ。治すとは言っていない。なにやらトンチめいた話だが、これには意味がある。
花粉症の原因、都民は多摩山林に悩まされている?
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