ポートフォリオのポの字も知らない私がポートフォリオっぽいモノを創るまでのハナシ。
仕事を辞めたので。
あれだけ頑張った取得した資格たちも、身体の不調には勝てず……。
退職するときに全て返却する(=勉強はしたけれど無資格に戻ることを指す)ので、コンチクショー! そもそも求人内容と面接内容と業務内容違ったじゃねーか! ムキー!! という黒い感情をトイレに流し、痛めた腰をさすりながら求人情報を漁っておりました。
とにかく、私は、デスクワークがしたいんです。
外回りなんて聞いてないからね(よほど根に持っているらしい)。
元々広報やPRに興味があり、SNS運用や動画編集をやってみたいなと思っていたので片っ端から応募してみました。
……えーと、今日面接指定したよね?(何も連絡がない)
はい、次次。
朝2社にエントリーしてみました。
すると1社からこんなメールが。
ぽ、ポートフォリオ……ってなんすか?
教えて、グーグル先生!!
ポートフォリオをつくろう。
なるほどわからん……ということはなく、実はワタクシ、フリーランスを7年ほどやっていたことがありまして。
それだけでは食べていけないので違う単発バイトもしていましたが、あの頃は自分の売り込みをするのに必死な時期でした。
今回は動画の編集のお仕事の求人から届いております。
ということは……恥を忍んで自分のTikTokアカウントも載せておいた方がいいなと(本当にほとんど編集していないので何とも言えない仕上がりのものばかり)。
そして昔私は漫画家になることが夢で、イラストを多く描いております。
その中でもお仕事につながったイラストレポートなどのデータを古いフォルダから取り出し、とりあえず作ってみるか、と相成りました。
では、どのように作っていくか。
素材も豊富にあって、感覚的に作れそうなオンライン上の……
あるやん、Adobe Expressが。
今私が運営しているホームページもそうですが、ソースコードをほぼ触らずに作ることができたAdobe PageMillには大変お世話になりました。
本当にね、絵を描く作業のように創っていくのです。
やはりAdobe様様。あの頃の気持ちを思い出させてくれる、エモエモソフトです(多分大多数の人には通じないエモさ)。
ワードプレスが使えたら、そのURLをお伝え出来たりするのですが、いかんせんアナログ派なところがあり、作品集とも呼べないようなシロモノですが表紙入れて5ページできました。
ピンクだいすきオガワさん、ふんだんに使わせていただきましたよ。
過去の挫折があったので。
私は就職活動が超氷河期とブチ当たっていて、それでも何社かはトントンと選考が進みました。
しかし、大本命だった某有名企業の最終面接一つ前の課題が
「8時間で自分のヒストリーを自由な形でカタログにしなさい」
と、真っ白なA3サイズの冊子を渡されるというものでして。
例年であれば一週間お時間もらえるらしいのですが、8時間。
更にこの時、恋愛でトラブルに巻き込まれており(私は全く悪くないという状況でなんで年上に説教かまさないといけないんだ)、対策ができない状態で本番に挑むことになってしまいました。
案の定、私の提出したものは不採用。
仲良くしていたお姉さまは合格し、そのまま本採用になりました。
約25000人の応募から、たった5名しか採用されなかったという氷河期ならではのエピソードです。
そのカタログ作りにポートフォリオは似ている気がします。
あの頃の悔しさをバネに、後悔だけはしたくない。
そんな思いで創り上げていきました。
でも、自己紹介に「兼高かおる世界の旅」って言葉をチョイスしたのは多分世界中で私だけかもしれない……(懐かしい番組名を言うのが我が家で流行していたので)。
そう考えると学生時代とちっとも変わり映えしていないワタクシ。
成長とは(哲学)。
そんなこんなで先ほど添付して送信しましたよ。
返事来ましたよ。早!!
ということをめちゃくちゃ丁寧に書いてある内容でした。
とりあえず、スピードは大事ですから。やりたいことには真正面からドーンと当たって、華々しく散りましょう(落ちる気でいます)。
うちの学校の教授が言っていましたよ。
「何事も始めるのに遅すぎることはない」って。
教授は50代から学び直し、60代で教授になった方です。
そりゃあ説得力ありまくりんぐですよね。
だから今もコトバをつむいでいるんですよね……。
さいごに。
学生の皆様、社会人の皆様、就職活動に転職活動お疲れ様です。
一切参考にならないポートフォリオ(っぽいもの)制作秘話でしたが、自分の「好き」は一切曲げないでくださいね。そこ曲げちゃうとミスマッチで結局自分の首を絞めちゃいますんで。
私はご縁のあった会社に何故かなんちゃってSEとして入社してしまい、そのあと事務に異動できましたが、SE時代のことも大切で、入社した会社も決して嫌いではありませんでした(ゆえに未だ同期とのつながりがあります)。
可愛がってくださった上司がお元気かどうかわかりませんが、その上司が
「なりたいものがあるなら、絶対になれ」
というお言葉を残してくださったおかげで、今も元気に生きています。腰痛いけれど。
なりたいもの、はふんわりとしていますが、様々なカタチで名前を残せるように精進したいと常日頃から意識しています。
夢ってね、小さくても大きくても、叶えるために存在しているから。
叶わない夢なんてないとは言わないけれど、叶えていくためのプロセスを思う存分楽しみましょう!
私も転職活動楽しみます! 押忍!