ねこと寝る。
「ねこと寝る」
人生の
もっとも幸せを感じる瞬間のひとつだ。
言わずもがな
冬ならなおさら。
今まで暮らした5匹のねこ達。
それぞれに布団の入り方に
くせ
特徴があります。
とくに
クセの強いコナツの入り方。
コナツは
本当に生まれたての赤ちゃんの頃
夫が
現場で
お母さん猫とはぐれて泣いていたところを
保護した。
まだ
目も開いてない赤ちゃん。
もちろんミルク。
おしっこもうんちも自分じゃできなくて
本来なら
お母さん猫が
なめて刺激を与えて排泄させるそうで
私もお母さん猫に代わって
ティッシュでトントン。
おしっこさせる。
うんちが初めてできた時は
涙が出そうに嬉しかった。
ミルクも哺乳瓶でなかなかうまいこと飲めなくて
それでも
両手？前足で上手に持って
「チュクチュクチュク」
カンワイイイイイイイ〜〜〜〜〜❤️❤️
哺乳瓶を持ってくるだけで
嬉しそうに
ぴょんぴょん飛んできてくれて
その姿が可愛くて可愛くて
もう
十分
ご飯が食べられるくらい成長したのに
ご飯
プラス ミルクをかなり長いこと
あげてた。
そのせいかどうか・・・。
コナツちゃんは
食べるのがとっても下手くそ。
大人になってもちっちゃい
子供猫の大きさ。
でも
とっても元気です！
この子は
「豆猫」と言う種類なんではないかと思ってる。
そこがまた
可愛いんです。
さて
今回は
そのコナツの布団の入り方。
前述したが
とってもクセが強い。
布団に入るクセて。
普通にゴソゴソ入る以外
なんかあるんかえ？と思われるでしょう。
すんごいこだわりがあるのだ
コナっちゃんはw
まず
布団に入りたい時
小さなおててで
「ぽふ」
決して爪を立てず 寝てる私のほっぺをノック。
ふっと起きて
「コナッちゃん、入り？」
布団を持ち上げる。
しかし！！！
ここからが
コナツのこだわり その1。
「おかしゃん
横を向いてないと入りましぇん」
そう。私が
仰向けに寝てる場合
絶対に入りたくない。
コナツのこだわり その2。
「おかしゃん 左むきじゃないと
入りましぇん」
絶対に
私の右には入りたくないのだ。
これらの条件を満たすため
左を向いて寝る。
コナっちゃん
枕の横で
布団の中をのぞきこむ。
あの小さなアタマでじっくり考える。
その間
私は
布団を持ち上げっぱなし。
「早く入ってよ〜コナッちゃん〜」
プイっ。
どうも
お気に召さなかったようだ。
なんでじゃあ〜😭
布団から
降りる。
それから おもむろに
トット トット
布団の周りをぐるぐるまわる。
この周回で何を考えているのか。
おかしゃんめ わかってないな とか。
何も考えてないってのが真相だろう。
布団周りを何周かした後。
再び
ぽふ・・・。布団に入れてのサイン。
ここで
コナツこだわり その3
「おかしゃん 足を
キューって曲げてくだしゃい」
左横を向いて寝て
足をくの字に折り曲げて欲しい
大変厳しい要求だ。
そのエレメンツが全て揃ってるかどうか。
またじっくり考えるコナツ。
もいちど
プイっ。
な、なんでじゃあ〜
要求どおりに寝てるんじゃあ〜😭
再度 布団の周り
トット トット トット
まわる〜まわる〜よ コナツ〜はまわる。
コナツに
ぐるぐる回られているうちに
ドンドコドンドコ 太鼓の音が聞こえてきそう。
伊藤理佐さんが
育児漫画「おかあさんの扉」で
ぎっくり腰になった時
赤ちゃんだった娘さんに
周りをぐるぐる回られた時にも
書いてらっしゃった。
私も同じ気持ち。
生け贄ってこんな感じなの・・・。
なん周回っただろう。
何度目かのぽふからのチェックで
やっと
納得。
その間およそ10分。
長い儀式
ルーティンを終え
ようやく布団にサカサカサカサカ〜〜
入ってくれるのだ。
サカサカサカと入ってくれる時
なんとも言えん
歓喜。
余分なチカラが
フィーと抜ける
心地よい脱力感。
くの字に折った足とおなかに
ピッタリとくっついて
丸まる。
（これを我が家では 「ぽんぽねんね」という）
よしよし
いいこいいこ。
ゆっくりなでる。
ゴロゴロゴロ。
満足そうに寝入るコナツ。
私の呼吸も深くなる。
気持ちのでこぼこが
すとんと
凪いで行く。
あったかいなぁ。
やわこいなぁ。
10分回られた甲斐あったなぁ・・・。
全く動けなくなるけどw
それでも
コナツが
一緒に布団に入って寝てくれると言うのは
何にも代え難い 安眠効果がある。
いつも思う。
ねこは甘え上手。それは間違いないが
私も
ねこ達に、とっても甘えてる。
甘えさせてもろてる。
ねこは優しい。
甘えさせ上手でもあるのだ。
ちなみに
ツーたん ツキたんは
入りたい時は
「にゃお〜〜にゃお〜〜」
大泣きして（これがまた 大きい声なんよ😅）
賑やかにズカズカ入ってくる。
コナツは左
ツキは右。
きっちり決まってるのも
入り方が決まってるのも
面白い。
今日も
布団入りの儀式を経て
ねこ達と
ぬくぬく寝る。
これ以上の幸せが
ありますやろか。
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