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相手の推しに敬意を払う



休日
三階の自分の部屋から
リビングに降りて行くと

夫あおちゃんが

アニマックスという
アニメ専門のケーブルテレビで

ガンダムを観ていた。


劇場版
機動戦士ガンダムIII
めぐりあい宇宙(そら)


あおちゃんも

たまたま 
チャンネルまわしてたら
(チャンネル「まわす」
 という言い方も
 絶滅危惧種かもしらんね)


めぐりあい宇宙に
めぐりあったようだ。



ガンダムが
テレビアニメで放映された時


それまでの
ゲッターロボとか?
ヤッターマンとか?の

子供向け
ロボットものとは一線を画す
ガンダムに
はまった同世代の方々
沢山いらっしゃるだろう。


あおちゃんも
そのうちの一人で

アニメ放映時はもちろん
劇場版三部作も
映画館に足を運び

テレビで放映されれば
何度でも
必ず観る

それくらいの
ガンダム好きなのだ。


私はといえば
ガンダムの世界観を
理解するには
少々幼かった。


夕方に
放送されてた
再放送。

ボォーっと観る程度なので

何故
戦争が始まり
あの
いたいけな
10代のみんなが
戦っているのか
今ひとつ
わからんまま。


最初から
じっくり
物語を把握して
ガンダムの世界にひたりたい


と思いつつ


なかなか
観る機会がなく
ここまできてしまった。


そんなで

ガンダム知識が
大変に乏しい。


めぐりあい宇宙を
観ている
あおちゃんの隣に座り

なんとなく
観出す。

そして
「この人は悪い人か?」
からはじまり


「ララは
 なにものなのか?」

「ニュータイプとはなんなのか?」
「セーラさんはシャアの妹なの?」
「アムロはララを好きなのか?」


ついつい
質問ぜめに。


「この悪い人は
 なぜ
 色の薄いサングラスを
 かけてるのか?」


という質問に


あおちゃんが
ついに
キレた。


「もう
 聞かんといてくれ!!

 もう
 一切
 ガンダムには
 触れんといてくれ」



まあな…

自分が
観てるものに
やいやい
質問されることほど
鬱陶しいこともない



せやけどやなあ


そんなんいうたら

あおちゃんかて


私が
配信で
韓流のドラマ観てるとき

こないだも!

医療系のドラマだったのだが


「こんな
 男前の先生おらんやろ」


から
はじまり


「あーあ

 こんな重病人のベッド
 押して
 こんな廊下走らへんで?
 患者さん死んでまうで」


などと

いちゃもんつけまくりやん

そんで

この事故は
なんで起きたんかとか
質問してきて

その度に
一旦停止して
説明してるんやで

穏やかに
言うた。


すると


「それはごめん
 でもな
 ガンダムをおちょくられてる
 気がして」


なるほど


ガンダムファンにとっては

私の
初歩も初歩
しかも
そんなこと
どうでもええという質問は

おちょくりに聞こえたんやろな


と反省した。


自分の
推しの世界を
邪魔されるストレスも
ようわかってるのに
やってしもた。


大事なんは

相手の「好き」とか「推し」に
敬意を払うことやなあ。


例え自分が
その
「好き」がわからんでも


どれどれ?

興味もったら
こちらの
世界が広がるしね!


これをしてたら
時間を忘れるくらい
大好き!!

ということが
私には
残念ながら
無い


のだが
今からでも
遅くないよね!!


大好きを見つけよう


ということで

今更ながら

ガンダムを
ファーストガンダムから
みっちり
観たいと思う。


#推し
#ガンダム
#アニマックス





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