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#007 日本の労働生産性は本当に低いのか?

割引あり

今回は、日本の労働者の生産性が本当に低いのかを、改めて統計データから検証してみたいと思います。


1. 労働生産性とは

労働生産性とは、投入量(労働者数や労働時間)に対する、産出量(生産数量や付加価値額)の割合です。
生産の効率を表す指標と言えます。

一般的に、労働生産性とは物的労働生産性と付加価値労働生産性があるとされます。

物的労働生産性とは、投入量に対する生産したモノやサービスの数量です。生産工程における生産効率向上の指標として用いられる事が多いようです。

一方、付加価値生産性とは、投入量に対する生産された付加価値で計算されます。
OECDなどの公的機関が公表している労働生産性は、GDP(付加価値の総額)を労働者数や総労働時間で割ったものとして計算されています。

労働生産性(労働者1人あたりGDP) = GDP ÷ 労働者数

労働生産性(労働時間あたりGDP) = GDP ÷ 総労働時間
               = GDP ÷ 労働者数 ÷ 平均労働時間

2. 日本の労働生産性

まずは、統計データから日本の労働生産性を見てみましょう。

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