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50.生きる
ryuchellさんが亡くなられましたね、残念です。
一般的な方とは異なる価値観を持っておられたと思いますので、きっと辛い思いもされていた事を察します。ご冥福をお祈りいたします。
辛いな、でもよく考えて
私も、40歳頃から年に数回
「楽になりたい」
と考える事がありました。家庭・仕事・指導者としての活動、その全てで思うようにいかないことがあり、価値観の異なる人達とどのように向き合っていくべきなのかを幾度となく問答しました。それに疲れたのだと思います。
この頃から、いつ命が終わっても悔いはないと考えるようにもなりました。
でも、自ら命を絶つことは、考えられませんでした。
私が居なくなると、少なからず悲しむ方、困る方もおられます。そのような思いをさせるわけにはいきません。
それに、世の中には生きたくても、叶わなかった方も多く居られます。その方達を思うと、頂いた命を自らの手で終わらせるのは、許される事ではないと感じます。
劣等感から気が付いたこと
今でも私自身に関しては、人よりも特段すぐれた所も無いし、賢くもない、そのように感じています。一般的には
「劣等感を持っている人は、自身の能力に蓋をしている」
と、言われています。しかし、私は必ずしもそうとは思いません。
人は、他人と比較すると劣等感から、自信が持てなくなり潜在能力に蓋をしてしまうことは、その通りだと感じます。しかし、他人と比較しなければどうでしょうか。
いつ頃からか、人と比較することをしなくなりました。人と比較をしなければ、劣等感は自分自身に対して向くことになります。つまり、自己理解を深めることにつながります。それと同時に
「せっかく生きているんだから、自分だけは、自分の事を好きでいたい」
このように考え始めました。また
「自分はどのような自分が好きなのか」
このように、自己探求を始めました。これをきっかけに
「自分が目標とする自分」
を考え始めることになりました。
もう一人の自分
日々のことであれば、仕事が終わり帰宅して、普通ならばお風呂で疲れを取って、おいしいビールを飲んでのんびりしたいと考えてしまいますが、この時に自分の中のもう一人の自分が
も自「お前は今日1日何を頑張ったんだ?」
このように、問いかけます。すると
自「やるべきことはやったけど・・・」
このように考えてしまいます。そこでもう一人の自分が
も自「まだやれることあるんじゃないの?」
このようにつぶやきます。すると
「体調維持のため、ジョギング頑張るか」
と、ジョギングに向かいます。もちろん、走るのが好きなこともありますが、6月~9月終わりまでは湿度も高く、夜でも走るのはかなり苦痛です。走っている時の気持ちよさが少ないんですよね・・・でも、そこで奮起します。
何をするにしてもそうなのですが、これで十分と思えないのです。
いつも、もう一人の自分が「まだやれることがないか」と、プッシュしてきます。
結局この一人での問答が、自分の好きな自分であるためのルーティンとなっています。
なので、一旦これをすると決めた時は、自分自身に対してストイックになります。そして、このストイックさが周囲を寄せ付けない一つの原因にもなっていて、時に周囲に冷たく当たってしまう原因だと感じます。
でも、そうして頑張っている自分に対しては、自分のことを好きでいられます。
これが、私の中の「生きる」ということなのかもしれません。
日々全力で向き合っていると
「いつ人生が終わったとしても、後悔はない」
このように思えます。また、この思いが
「やるだけやってダメなら仕方ない、全力でやるだけだ」
という、前向きな気持ちにつながっているのだと感じます。自身への劣等感と前向きな気持ちが同居する状態、これが今の私なのかもしれません。
でも、このような考え方が正しいのかは、今は分かりません。恐らくそれが分かるのは、人生の終わりに差し掛かった時なのだと感じます。
人を救えるのは人
人は、時には強くもあるけど、時には弱くもある、その中で折り合いを付けながら生きていくことになると思います。
辛くしんどい時も当然あると思いますが、自分一人ではないということ、それだけは忘れないようにしたいです。
もし、一人と感じたのならば、自身の思いを人に話すことが救いにつながる事を知っておいてください。多くを経験をされた先人の方々が居られますので、そうした方の声を聞くことをお勧めします。
直接人と話すことが難しい場合、今では次のようなサービスもあります。
私の場合は幸い会社立ち上げ時の代表の方等、なんでも話せる方がいたことが救いでした。
また、人生は辛いことばかりでもないです。楽しいことや、幸せと感じる事も辛いこと以上に多くあります。
オープンなマインドを持つことで、そのような瞬間を経験する機会が増えると感じますので、ポジティブな方向へ意識を向けることが大切です。そして、自身が心の底から楽しいと思えることを探求してみてください。
その経験が増えれば、人生を楽しめるように変わっていくのだと感じます。
私の場合はサッカーボールを蹴っていると、子供の頃に戻った気分になります。
今でも時々気分転換に、公園でボールを使った運動をしているのですが、その時の自分は、自分の好きな自分で居られる貴重な時間です。
皆さんも、自分を好きになれる時間を作ってみてはどうでしょうか。
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