28.カジュアル面接
以前に以下の記事の「相手を知る」に書いたカジュアル面接を実際にやってみましたので、そのことについて書きたいと思います。
実際にやってみて
今回の面接に参加された方も素晴らしかったと思いますが、予想以上に会話が盛り上がり、気づけば2時間が経過していました。そのため、面接者との意思疎通がしっかりできたと感じました。
通常の面接では、面接官からの質問が主体となることが多いですが、今回の面接では参加者の方が私よりも多く話してくれたため、予想以上に良い印象を持ちました。
面接に参加された方は次のように言われてました。
「フォーマルな服装ではなく、普段着で1対1の面接ができるのは珍しく、そのおかげでプレッシャーを感じずに話せた」
通常であれば、面接後数日経ってから結果を伝えますが、今回面接した方は非常に好印象だったため、その場で内定を伝えました。
面接者は26歳の女性で、Z世代の中では珍しく、自分の考えを率直に伝えることができる方で、その考えも論理的で納得のいくものでした。
この方なら、自ら気づいたことを積極的に提言してくれると感じました。
特に、以下の点に共感しました
「発言すると自分に責任が伴うため、発言しない」
このことを理解しており、それを理解した上で発言ができる人でした。通常はこの考えが先に来てしまい、言いたいことを言えない状況が多いと思います。
既に3年ほどの社会人経験をされている方だったので、これまでの経験からの気づきだと思われます。
私が常に感じていることは
「会社にとって建設的な意見をしてくれる人が社内にいてほしい」
このように感じる事が多くあります。
現状では、そうした人が社員の中に少ないと感じています。もちろん、社員の中には若い人が多いので、現時点の経験の中では難しいところもあります。
しかし、経験者も半数在籍しているので、彼らからもっと建設的な意見を出してほしいと感じます。
そのような事から、意見を積極的に出してくれる若い人の存在は、大変貴重です。
もちろん、実務を経験してみないとわからない部分もありますが、面接の感触だけで判断すると、これまでにいなかったタイプの人物だと感じました。
会社というものは、さまざまな考えを持った人々の集まりであるべきです。偏った考えの人々だけの集まりだと、どこかで息詰まる印象を受けます。
しかし、多様性があれば、現状を打開するアイデアが出てくる可能性が高いと思います。
その意味でも、若い世代の様々な考えを持った人々とともに会社を運営することが望ましいと感じます。
皆さんも一度試してみてください、きっと今までの面接とは違った良さがあると思いますよ。
今後も、カジュアル面接を行っていきたいですね。