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52.情報共有ツール

私は情報の共有にOneNoteを利用しています。このOneNoteについて書きたいと思います。


情報共有ツール

OneNoteはWindowsやスマートフォンで利用出来る、メモ帳のようなものです。OneNoteの用途として、私は以下に利用しています

  • 社員と情報共有するため

  • ソフトウェア開発に関する技術的情報

  • 自身のメモ

  • ブログのネタになりそうな情報のメモ


例えば、電車でニュースを見ていて気になった情報をメモしておき、ブログのネタとして利用もできますし、ふと思いついたアイデアをメモしておき、時間がある時に、そのアイデアを実践する等、様々な利用方法があります。

各情報はグループ分けや、セクション分けが出来るため、情報をまとめやすいのが特徴です。

Windowsアプリ版 OneNote


Office製品との競合

この便利なOneNoteなのですが、実は3つのバージョンがあります。

  1. OneNote for Windows10

  2. OneNote(Office製品付属)

  3. OneNote(Windowsアプリ)


今まで私は、OneNote for Windows10 を利用していました。なぜかというと、縦表示が基準となっており、スマートフォン版も縦表示のため、違和感なく利用出来るためです。

しかし、OneNote for Windows10 は名前からも分かる通り、Windows11が主流になった今、サポートが2025年迄となりました。そのため、Windowsアプリ版のOneNoteに切り替えることにしました。

例えば、Office Home & Businessをインストールすると自動的に、以下がインストールされます。

  • Word

  • Excel

  • PowerPoint

  • Outlook

  • OneNote

  • OneDrive


ここで問題が発生します。Office製品をインストールしていると、Windowsアプリ版OneNoteと競合します。

実際には、インストールは出来るのですが、アプリケーションの名称がどちらもOneNoteのため、正しく、Windowsアプリ版OneNoteが起動しない状況となります。(どうやら、どの製品のアカウントに紐づけされているかにより、機能が変わるようです)

それならば、Office製品版OneNoteを利用すれば良いと思われるのですが、致命的な問題があります。

それは、表示がタブ形式となっているので、横に伸びるのですが、その場合スクロール出来ないので全部を確認する事が困難になります。

Office製品版OneNote

Office製品版OneNote


その点、OneNote for Windows10では、縦表示なので全体が把握しやすく、スマートフォンも同一の表示なので、親和性という意味でも使いやすいと感じます。

OneNote for Windows10

OneNote for Windows10


Windowsアプリ版OneNoteの場合タブの表示を縦にする機能がついているので、OneNote for Windows10と似た表示に出来ることから、Office製品版OneNoteよりも、Windowsアプリ版OneNoteの方が使いやすいと言えます。

実は、Office製品版OneNoteにも縦に表示する機能らしきものはあるのですが、その機能が正しく動作しない問題があります。

Office製品版OneNoteの垂直タブ設定


つまり、普通に利用する場合、Office製品をインストールしているとWindowsアプリ版OneNoteが利用出来ないため、縦表示を利用するならば、OneNote for Windows10を利用せざる負えない状況となります。


問題解決方法

Office製品をインストールしながら、Windowsアプリ版OneNoteを利用する方法があります。以下に方法を記載します。

1.OneNote for Windows10、 Windowsアプリ版 OneNote、Office製品をアンインストールし、再起動する

2.Windowsアプリ版OneNoteをMicrosoft Storeからインストール

3.OneNoteを起動し、縦表示が出来る事を確認する(この時に、Office製品が入っていない場合は、Office365アカウントに紐づけされ、縦表示が有効化されるようです)

4.Office DeploymentToolを取得

5.ダウンロードしたファイルを実行して展開すると以下の構成になる

OfficeDeploymentToolの実行後に生成されるファイル

6.configuration-Office365-x64.xml(32Bit版の場合は、configuration-Office365-x86.xml)を名前を変えてコピーします。今回は、office_custom.xml とします

7.コピーしたファイルを以下のように編集します。 今回は、OneNote/OneDriveを除外します

<Configuration>
  <Add OfficeClientEdition="64" Channel="Current">
    <Product ID="HomeBusiness2019Retail">
      <Language ID="ja-jp" />
        <ExcludeApp ID="OneNote"/>
        <ExcludeApp ID="OneDrive"/>
    </Product>
  </Add>
</Configuration>


※Product ID=の所は該当するOffice製品に合わせたものを下の表から指定してください。

Office製品名とProductIDの対応表

8.office_custom.xmlを保存し、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することで、Office製品をインストールします

setup /configure office_custom.xml

9.インストールの時に表示されるアイコンが以下のように通常とは異なります

Office製品のインストール画面

10.後は通常のインストールと同様で、指示に従ってください


この手順で、縦表示可能なWindowsアプリ版OneNoteとOffice製品を利用することが出来ます。

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尾川 俊司
お気持ち感謝に尽きません🙇‍♂️