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123.社員へ伝えたいこと

今まで若い社員に向けて考え方や在り方を伝えてきましたが、視点を変えて9/6大阪で開催された株式会社イマジナYoshiki Sekino さん登壇のセミナーに、私と一緒に参加してもらうことにしました。


価値

このセミナーを知ったのはLinkedIn活動の中でした。管理職の育成に向き合った内容とのことで、弊社の問題にマッチしていたので興味を持ったのがきっかけです。

初めは軽い気持ちで参加したのですが、 Yoshiki Sekino さんが話し始めてすぐにその印象が変わりました。その内容が私が普段若い社員い伝えていることと、近い印象を受けたためです。

もちろん、私よりも多くの情報をより分かりやすく伝えておられるのですが、なによりそのマインドに強く共感しました。


3回目

実はこのセミナー私自身は3回目の参加となります。しかも、全部2024年です。

なぜ同じセミナーに3度も参加?と疑問を持たれると思います。しかし、そこには明確な理由があります。

人間は頭の中で分かっていても、忘れたり出来なかったりします。何故かというと、多くの活動をしているためです。思考を行き来する中で大切にしている所でも、忘れたり行動に移せない場合があります。

しかし、大切にしている所を第3者から聞くと、より深く心に刻み行動に移しやすくなることを何度も経験してきました。

つまり、私にとっては Yoshiki Sekino さんのセミナーは私自身が大切にしている所を忘れないようにするためでもあります。

もちろん、他の目的として2回目の時は、お世話になっている 向井 絵里子 さんにも聞いて頂きたいと思った、3回目は弊社の若い社員に聞いてもらい、感想を聞きたかったためです。


礼儀

今回のセミナー1点気になるところがありました。これは開催側ではなく、聞く側の問題です。

セミナーの時は携帯から音が出ないようにするのは常識だと思いますし、今回も始めにそのようなアナウンスがありました。しかし、この日は初めから携帯音が聞こえたり、ペンを置く度に「ガチャ」と音をたてている方がいました。周囲は不快に感じたと思います。

途中で見かねて運営の方が声をかけていましたが、その後も改善せず終わりまで続きました。

話を聞くときの態度も人間性を大きく映し出します。セミナーは90分あったのですが、60分程は皆さん集中して聞かれていたのですが、それを過ぎたあたりから集中力が切れる方が出始めます。

私は人間観察が好きなので、そうした点に目が行くのですが、この時に感じた印象は確度が高いです。そうした中、連れてきた社員は最後まで集中して聞いてくれていたので、嬉しかったです。

今回のセミナーの中でもお話がありましたが

「聞く気のない人に伝えることが最も難しい」

ホントそうですよね。セミナーは本人の意思で受ける方が殆どだと思いますので、このような方が居られるのは珍しい経験です。


育成

このセミナーの中で重要な点に触れられていました。最近大手企業の代表者の方々が

「日本人の能力減少に伴い、経営層には国外の人にポジションを任せる」

このような記事を目にすることがあります。ここについて私の想いを書いておきます。相反する意見で恐縮ではありますがご容赦ください。

確かに、短期的な目線で見ると結果が出るのかもしれません。しかし、そうしたポジションを任せられる人を育てることも、現在の経営層の責任ではないでしょうか。厳しい表現となりますが

「育てることを放棄した」

「育てられなかった経営層の能力不足を自ら認めた」

このように解釈されても仕方ないと思います。サッカー指導者活動の中で上級の指導者から教わった言葉

「出来ない事を出来るようにする、これが指導者の役割です」

この言葉を思い出しました。

確かに企業は慈善事業ではないので利益を求めることは当然です。しかし、我々は日本人です。であるならば国の成長のためにも、日本人の育成から目を反らすべきではないと感じます。

日本人には独特の文化や感性があります。その長所を生かしながら、経営層として立ち回れる人を育てることもまた、企業活動の中で高い優先度を持つはずです。

現在の日本の様々な問題は私を含め現在の経営層の責任です。目先の利益を優先しすぎた結果、本来向き合わなければならない人に向き合わない企業が乱立し、その結果が今の日本ではないでしょうか。

そうした現状から何が出来るかを考えたとき「自立したエンジニアの育成」、これが私の責務だと感じるに至りました。これは、長年関わってきたサッカー指導とソフトウェアエンジニアの経験、この両方が生かせる所であると感じるためです。

企業経営者も政府も「自立した個」の育成に目を向けるべきだと感じます。


社員の感想

今回セミナーの内容については事前に伝えず参加していただき、終わった後で

「どうだった?」

と聞いたのですが、その時の返答が

「内容が多すぎてついていくのがやっとでした」
「尾川さんが言われていることと重なる点が多かったです」

この2つの感想を聞いて、しっかり聞いてくれていたことが分かり嬉しかったです。どちらの感想も消化できていないと出てこない感想だったからです。


まとめ

終わった後、社員と一緒に牛たん焼き 仙台辺見 ハービス大阪店に行きました。

このお店は以前 向井 絵里子 さんにご紹介頂いたお店で、その時の印象が強く、若い社員にご馳走したいと思いそこに決めました。

私が20代の頃は出張が多く、行く先々で取引先の上司やお客さんにご馳走になったり、お土産を頂くことがありました。今でもその頃の出来事は記憶に残っています。当時一緒に仕事をされていた方々、ありがとうございました。

現在もこのような習慣は残っているのでしょうか?私の印象では減ったと感じているのですが、これも大切なコミュニケーションの一つとして、私は大切にしています。

若い社員があまりに美味しすぎて

「食べ方がへたくそでした・・・ご飯だけが先になくなったのでお代わりしてもいいですか?」

というので「もちろん!好きなだけ食べて」と伝えてお皿をみると、肉3切れ程でごはんを食べきっていました。笑

実はこのコメント一つとっても人間性が見えてきます。今回の場合「食べ方がへたくそでした」の部分です。自身をへりくだったて伝えてきたので、謙虚さを持つことが分かります。通常であれば「ごはんが少なすぎます」と伝えるはずです。

今回セミナーに参加して、社員の人間性を見れたことが私にとっては大変嬉しく、自身にとっても大切なマインドを改めて自身に落とし込むことができ、気持ちが引き締まりました。

次回大阪で行われる時には、違う社員にも参加していただこうと思います。

無料でありながら「働き手としての在り方」「ビジネスの本質」を知ることが出来るこのセミナーには大きな価値があると感じます。

貴重な情報やマインドを共有していただいた、 株式会社イマジナYoshiki Sekino さん、そして社員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

今後の発展を楽しみにしております。

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尾川 俊司
お気持ち感謝に尽きません🙇‍♂️