ミャンマーの正月。
宿から車で20分ほどのところ、東松山市のある場所にミャンマーのお寺があります。
数年前からブロックを積んで塀を作っていたり、フラッグが出たり、アーチが立ったり…気にはなっていたのですが、全く縁がなく車から眺めていた場所でした。
すると、知人経由で「ミャンマーのお正月に行きませんか?」と連絡が来て、そこが正式なお寺なのだと判明。(そして、気がついていませんでしたが、2018年には既にこちらに移転していたそう。ミャンマーといえば、21年2月に国軍が実権を握ったことが報じられていて、そんな中でこの寺院がコツコツつくられていたのだと思うと、何か考えさせられますね。)
またとない機会なので、4月17日月曜日、元旦にお坊さんのお話を聞きにお邪魔してきました。
ミャンマーでは、お正月は元旦3〜4日前から「水かけ祭り(ダジャン)」という期間があり、暑いシーズンなので道ゆく人に水をかけ合うのだとか。日本は寒いからやらないそう。
埼玉県内、群馬方面から20〜30人ほどが集まって、お坊さんに説法いただき、手作りの料理をふるまい、お祝いしていました。工場やスーパーなどに勤務する方や、社員として企業で働く方、日本二代目でご実家がミャンマー料理屋さんを経営されてる方…近くにこんなにたくさんミャンマーから来ている方がいるとは知りませんでした。
このお寺もボランティアで集まって作っているのだそうで、今年はこれから仏塔を建てたり、集会所を作ったりといった大きな計画もあるのだと教えてもらいました。お庭にはたくさんの木や花が植えられ、かわいいベンチが置かれ、素敵な空間でした。
日本人が私たちだけだったので、食事など盛大におもてなしを受け、少し申し訳ない気がするくらいでしたが、これが「お腹いっぱいで安心してくつろげる」ミャンマーのお寺の在り方なのかなと感じます。また、外国に来て逞しく生きる方々の姿を目の当たりにしたのも、なんだか勇気をもらえたようでとても良い経験をさせていただきました。
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