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西野亮廣がおでん屋でアルバイト⁉

2021/3/9 YouTube生配信より

Q.西野さんは大学生のアルバイトは何がいいと思いますか?やはり目標持ってクラウドファンディングするべきでしょうか?

A.アルバイト一回やってみるのもいいんじゃないですか。やっぱ勉強になりますよ。実際モノ売るって。ただせっかくやるなら、自分が頑張らないとお客さんが来ない所でやった方がいいと思います。例えば、マクドナルドでアルバイトしても勉強になることはたくさんあると思うんですけど、こうやったらお客さん来てくれるんだ、こういうふうに商品を並べると売れるんだ、とかこっちでテストできるもの(をやるといいと思います。)

僕、一昨年の正月に友達のイベントでアルバイトしたんですよ、おでん屋や「にしちゃん」。

おでんって具が分かれているじゃないですか。実はその裏で具が控えているんですよ。例えば玉子が残り5つ、残り2つのときで玉子の売れるスピード全然違うんですよ。残りが少ないって分かるとすぐに手を出す。ってなったらどういうふうに何をどれくらい具を並べたら売れるかっていうデータがずっと取れる。それはめちゃくちゃ面白かった。裏にあるのを全部出しても全然売れないし、もう残り少ないですよっていう枯渇感をどこに出すか。

もし、昆布巻きが大量に残っていたら、売れていないんだなってなる。売れていないんだなと思われたモノは売れない。実際、昆布巻きが全然売れなかった。じゃあどうすれば昆布巻きが売れるのかを考えたんですよ。並び替えたり、何個昆布巻きを置いておくと売れるスピードが上がるのか。

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Q.「売れているふうに見せるってこと?」

A.売れているふうに見せるってこととか、いろいろ乗っかってるんすよ。マーケティングの宝庫というか。ジャム理論とかあるじゃないですか。ジャム理論って何かっていうと、要は3種類、6種類、24種類のジャムを並べたときに何種類のジャムを並べたときが一番売れるのか。ジャムを24種類並べたときって全然売れないですよ。そういうのをテストできる。しかもアルバイトだったら責任を負う負担が少ないじゃないですか。その中でテストできるってめっちゃ楽しいです。だからそういうアルバイト今でもしたい。

あとは例えばお客さんの感じを見るじゃないですか。やっぱお客さんが並んでいるところにお客さんは並ぶ。ってなると売る側の具を入れたり捌いたりするスピードをテキパキやりすぎると行列がなくなる。そうするとお客さんが減るんですよ。いい感じに行列ができるくらいのスピード感で捌く。やっぱそこに3、4人並んでいるときの方が1時間の売り上げが上がる。おでん屋やるってそういうことです。具をどうやって並べるかとかどれくらい行列をお客さんに見せるかとか。バンドワゴン理論(人が集まるところに人は集まる)とかジャム理論(何をどのくらいどうやって並べるのか)とかのマーケティングのありとあらゆるものがおでん屋にある。めちゃくちゃ楽しかったです。

Q.「やきとり日本一がそんな感じです。いつも適度な行列、適度な串の数と種類です。」

A.大事ですよね。僕だったら絶対怒るもん。行列をなくすぐらいのスピードでお客さんを捌いてたら、「何やってんだよ、頭使えよ~、何行列なくしてるんだよ~」って言っちゃうかもしれない。

Q.「たしかかき氷屋もやってませんでしたか?」

A.夏はかき氷屋やりました。冬はおでん屋で。

Q.「おでんは売れたんですか?」

A.めちゃくちゃ売れた。おでん屋「にしちゃん」はめちゃくちゃ売れたよ。何十万円分売ったよ。

Q.「次もしやるとしたら何屋をしますか?」

A.タピオカ「にしちゃん」ですね。タピオカ屋は一回やるでしょ?だって呟きたいですよね、インスタで「タピオカ屋のアルバイト行ってくる」って。マジで雇ってもらおうかな、サロンメンバーさんに、一日アルバイト体験で。その一日の売り上げをめちゃくちゃ上げて、アルバイト史上一番売り上げます。

(※文章化の際に適切に修正、また省略した内容がありますのでご了承ください。)

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