蓄えた熱を爆発させる! Designship2日目で感じた未来の可能性
クックパッドでデザイナーをやっている小川(@ogg_cc)です。
昨日に引き続き「Designship 2023」に参加してきました!
2日間で膨大な量の情報を取り入れ、お初の方とも話しまくったので疲労困憊ですが感想を書き留めておこうと思います。(やっぱり鮮度が大事)
1日目の感想はこちら↓↓↓
広がる未来の可能性
2日目の途中から、やりたいことがボコボコと溢れ出してきました。
なんとなくですが、2日目のトークセッションでは「未来の可能性」について思考する機会が多かったと思います。
世界の未来
より良い世界にしていくためにはどうしたら良いか。
Martinさんのセッションでは如何にして世界の未来を想像し、如何にして目の前の課題に取り組むかのヒントをもらうことができました。
toC領域で、ユーザーの声が聞こえやすいサービスに携わる身として「得をするのは誰か?」ばかりを考えていたと気付かされました。
「損をするのは誰か?」というのは必ず考えていかなければいけないし、自分が抱いた「問い」を裏返すことを常に意識しようと思います。
自分の未来
コンフォートゾーンを伸ばす。
ベッキーさんの話では自分の未来について思考しました。
入社以来、コンフォートゾーン・ストレッチゾーン・ストレスゾーンについて意識し、定期的に立ち位置を確認しながら走ってきました。
しかし「コンフォートゾーンから踏み出す」というのはどうしても負荷がかかり、何を持って踏み出したと言えるのかと曖昧に捉えているところもありました。
ベッキーさんの「物理的なコンフォートゾーン」という概念に触れたことで私が「精神的なコンフォートゾーン」ばかりを意識していて、それゆえに状態を曖昧にしか捉えられなかったことに気づきました。
明日から、いや今日から小さくても確実にコンフォートゾーンから踏み出していこうと勇気をもらうことができました!
デザインの未来
AIってよくわからないんだよな…
宮下さんのセッションを聞く前はこのくらいの解像度(ほぼ何も見えていない状態…)でした。
最初から最後までずっと面白い話で感想が莫大な量になってしまっていますが、一番衝撃を受けたのは「AIは環境になった」というところです。
「AIの未来・可能性」が示されるのかと思いきや、示されたのは「デザインの未来」。
AIはすでに環境になっていて、AIがカテゴリー間をつなぎスペシャリストのジェネラル化が起こる…
とても希望ある未来の可能性が示された一方で、個人のスペシャリティの必要性や重要性も変化していくなと身が引き締まる思いです…
どのようにリサーチと関わるか
Panel Discussionでは「デザインリサーチの重要性」の話を聞くことができました。
(1日目から会場がアップデートされてるのマジですげぇ…)
各企業がどのようにデザインリサーチに取り組んでいるのか、それを受けて自分はどのようにデザインリサーチに関わっていくかを考えるきっかけになりました。
特に鹿下さんの「データから仮説を立てるだけではなぜその行動をするのか、背景にある構造や関係性、価値観を知ることができない」というのは価値提供をするため、真にユーザー視点に立つために欠かせない考えだと思います。
新たな「問い」
全てのセッションを終え、アフターパーティでの山中さんの言葉。
あれはデザインに対する新たな「問い」だと思いました。
いろんな物事がデザインとも捉えられるようになった昨今、もしかしたらデザインが広がっているのと同時に、いろいろな可能性をデザインの枠に収めているのかもしれない。
まだまだ咀嚼できていないのでまとまりませんが「これもデザインで解決できる!」というのは物事をデザイン(既知)の範疇に収める危険性があり、より面白いことをするのであればデザインとその物事の両軸を保つことが必要になるのか…
セッションの中であった科学とアートの比較も、このデザインに囚われる危険性につながってくるのかなとか、最後の最後で夜も眠れなくなるような「問い」が投げられてワクワクしますね…!
あっという間でしたが、数年分の情報量が一気に流れ込んできたような体験でした。
広がりすぎたデザインを接続する。
私はこの「接続」という言葉をキーワードにいろいろな話を聞いていました。
自分とデザイン、デザインと社会、社会と未来…
接続することで生まれる可能性を感じる中で、接続しその枠に入れてしまうことで閉ざされる可能性があることも示唆されました。
多くの人の熱量に触れ、その熱意は私たちの中に蓄えられています。
この熱を爆発させるんだ!
本イベントの企画・開催・運営に関わった方々にはもう感謝しかありません。
次回は私もなんらかの形で力になれたらと思います…
(このnoteも何かの力になってくれたら嬉しいです)
本当に、おつかれさまでした!