上から目先生の解説マンガ【1秒の差はなんだ⁈】
プロクライマー尾川とも子のSNSにときどき登場する、
ちょっと上から目線なのに、おふざけやコスプレ大好きな上から目先生が、
楽しくわかりやすくスポーツクライミングを解説!!
スピードクライング日本人初表彰台!
2021年5月28日に行われたスピードクライミングワールドカップinソルトレイクシティにて、野中選手が日本人初の3位となりました!
今回のノークライマーでもわかるように、スピードクライミング決勝進出した日本人選手と優勝者男子インドネシアのレオナルド選手、女子ポーランドのミロスラウ選手を解説してみていきましょう。
あと1秒の差は何だ!?【その1】
優勝者と日本人選手には約1秒から2秒の差があります。その差はどこで生じているでしょうか?
スピードクライミングのトップ選手の頭を見ると、ほぼ動いていません。頭を下に向け、足場を確認するだけでもコンマ何秒のロスになってしまうのです。
あと1秒の差は何だ!?【その2】
脚を瞬間でものすごく高く上げています。そうやってフットホールド少し上目を狙うことで乗せそこないを防ぐ目的もあります。
またトップ選手はあまり足を広げたり手を広げることなく、脚をお腹側に折りたたんだり、非常にコンパクトに登ってきます。そすることで重心のブレ幅を減らすことことができ、より速く登ることができます。
あと1秒の差は何だ!?【その3】
「振り」という基本のクライミングのムーブがあります。フットホールドが1つしかなくて少しバランスが必要な場面や手をクロスさせたりする場面では膝を内側に曲げてひねり、連動して腰もひねらせていくと、より楽に次のホールドを保持することがでるテクニックです。
しかし、これをスピードクライミングにも持ち込んでしまうと、腰という大きな体幹をひねってまたもとに戻す分、やはりコンマ何秒のロスが生じてきます。スピードスピードクライミングでは上半身は真っすぐブラさないようにして、下半身で足をひねったりバランスを取っていくというように、分けて登ることでスピードアップが狙えるのです!
日本人選手がんばれ!
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