経済的な貧しさは心の貧しさ
長男から金属バットで襲撃されてしまいました
これも人生の記録として残しておかねばならない由々しき事態です。
自分も母親からよく暴力をふるわれていました。やられて悔しかった思いを自分の子供にもぶつけてしまいました。自分がやられていた分、制圧できる立場になったときの達成感に酔いしれてしまい傷を深めてしまいました。
長男は暴力で制圧されたにもかかわらず、いままで逆襲しようとせず利口な子だなと思っていました。その対応を見て自分も暴力に頼らない人生を歩まねばならないと学びました。
ここにきて社会に出て自分の置かれていた状況が条件の悪いとことだったということに気づいて怒りも大きくなっているようです。ついに反発の時を迎えてしまいました。
長男が小学生だった当時、財産を持っていた伯父を養父にして相続関係にあったため、5人の子たちを養うには生活が苦しいから補助をしてほしい、いいかえれば生前贈与による税金対策をしてほしいと申し出ました。この提案は断られたうえに家賃も払えといわれ、同じ敷地に住ませてもらっていたことから伯父から嫌がらせを受けていました。
結果、経済的にものすごく貧乏な時期を過ごさせてしまいました。
自分ではどうしようもできなかったです。
だからといってMOTHERで話題にされた実話のように子どもを使って殺害までさせて金をつくらせるという、我が家はここまでひどい #クソ親 の境地にまではいっていません。十分でないにしろ、勉強やゲームのできる環境は整備し、ちゃんとビジネスをして子供たちを養ってきました。
子供たちがいてくれたから頑張れた
貧困の大きな原因は自分が無借金経営にこだわってしまったことにあります。自分らが生き残っていくために必死になることができ、数字は意地でも作り出さねばならず、2015年には365日営業を達成することができました。
先日、無借金で営業を続けてきたお店が売れ無事、事業を終えることができました。
謝金として長男と次男に10万円ずつ渡しました。
長男次男は本当に自由な時間がなかったと思います。
自分も必死でした。
このことも今回のことに火をつけてしまったのでしょうか。次男はありがとうといってくれましたが、長男からはお礼はなしでこのザマです。
本当にすまないことをしたとおもっています。
心配なのは負の連鎖
自分も親から受けた暴力に対する怒りは今も癒えていません。この苦痛は死ぬまで残ることでしょう。だから長男もずっと背負っていくことになるのだろうと思います。
自分が暴力をふるうことに躊躇なかったのは、暴力による制圧を受けた経験があるからです。経験者はまた自分の子に対してもやってしまいます。
暴力を受けていたころは家庭をもったらやるまいと思っていましたが、うまくいかないと自分もやられていたのだからこれくらいと気が緩んで傷つけていました。
この負の連鎖は断ち切らなければなりません。
長男に対し不愉快な思いをさせてしまった反省から、下の子に対しては一切暴力を振るわなくなりました。
そのことも長男にとって面白くないのでしょう。
長男次男には負の連鎖を断ち切れる学びがあることを望んでいます。
どんなことがあっても自分の正義を貫かなければなりません。
覆いかぶさった下の子に対して吐いたひと言
もみ合う長男に突き飛ばされ横になってる自分に一番下の小5の娘が覆いかぶさってバットを振り上げる長男から体を張って守ってくれました。
その下の子に対し放ったひと言
お前は習い事させてもらえていいな
つらい言葉でした。金属バットで殴られた痛みより突き刺さる言葉です。
好きなことをさせてあげたかったのですが、自分にはどうすることもできませんでした。うまく売り上げが上がらず数字が作れなかったときは、自分の負担を感じてほしくて高圧的に店を手伝わさせるようになり、心の貧しさが暴力をふるわせてしまいました。
だんだんと怯えて口もきけなくなっていくわが子を見て、このままでは次の時代をつくることはできない、暴力でやり過ごそうとする心の貧しさが経済的な貧しさにつながっていると悟りました。自分が貧困から脱却できた大きな要因は、暴力が貧困を招いていると感じ取ることができたからです。
自分を超える存在になるのだろう
親に手をあげられた悔しさを胸に自分は親を超えるために人生の階段を駆け上がってきました。まだまだ上を目指しています。
長男もここにきて自分に反発してきたということは、いずれ自分にはかなわない存在になっていくのだろうと期待しています。自分が上を目指すように突き抜けてほしいです。
怒りで失敗しないために
徳川家康も遺言で「怒りは敵と思え」と遺すほど。アンガーマネジメントについて企業も研究し科学的に解明して考えられています。
「怒り」は経済的な豊かさを損なっていきます。
どうか経験を積んで気持ちに自信と余裕をもって
経済的な豊かさを手に入れほしいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。皆様からいただいたサポートは今後のエコ活動に役立てさせていただきます。