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【目印を見つけるノート】1713. 赤穂浪士の解釈と私の『パンセ』
そうか👀‼️きのう13日はトム・ヴァーレインさんのお誕生日だったんだ。パティ・スミスさんのインスタで見ました。
Happy Heavenly Birthday😌
さっそく先日お手製冊子にした『多摩郷土誌フェア』の目録をチェックしていたのですけれど、気になるものが43点ありました。
そら買いきれまへんし仕舞いきれまへん😖ですので、これから優先順位を付けていきます。考えてみると、多摩=武蔵国と言って差し支えないので、興味を持つ身としてはそれぐらい気になる資料があっても自然です。
一度で手に入れるかは別として😅
取りあえず、10冊チェックして5冊買うぐらいの気持ちでいようっと。付箋、付箋。
今日は午後からお出かけしますので、午前中にnoteを書いておきたいな。
→無理でした。
今日12月14日は世良公則さんと、私の初恋の君のお誕生日です。世良公則さんのインスタ投稿は朝イチに拝見しました。初恋の君はどうしてるかしら🤔 以前投稿したことがありますが、ちょっと運命的だったかも。Simple Twist Of Fateを出しました。
お誕生日おめでとうございます🎂
さて、
今日起こったことで有名な事件といえば、赤穂浪士の討ち入りですね。忠臣蔵のドラマもたいてい今日やったりします。私自身はあまり見たことがないですし、泉岳寺に行ったこともないし、熱心に調べたこともないのですが、ちょっと概要だけ。
旗本トップの格を持つ吉良上野介が江戸城内で播磨赤穂藩主の浅野内匠頭に斬りつけられて負傷します。朝廷饗応中のことです。幕府は浅野内匠頭に切腹を命じ、藩は改易になってしまいます。元は吉良が格下の浅野にパワハラ的なことをしていたのが発端だといわれますが、吉良への咎めはなかった。残された家臣らはお家再興の途を探りますが、それも断たれました。家老の大石内蔵助はじめ47人は元禄15年(1703)12月14日、意を決して吉良邸に討ち入り、上野介を倒します。
これでだいたい合っていますでしょうか。
この事件は捨て身で仇討ちをした忠臣の美談として永く語り継がれています。歌舞伎などで取り上げる時は、吉良が完全に悪役ですね。
こういうと何ですが、この事件はあまりにもいろいろなところで取り上げられているので、逆にどうしてかなと不思議に思ったりします。時代劇でも現代ものでも復讐とか仇討ちというのは人気のあるテーマですが、忠とか義とかいっても、勧善懲悪だとしても、終わりはどうしても空しくなる。戦争の論理に似ているような気もして、個人的に好みではありません。
ただ最近、このテーマを別の方向から見るようになりました。
江戸時代の学者さんの略歴を見ていると、赤穂事件について書いている方が結構いるのです。略歴は本文ではありませんので、とりあえず手持ちの室鳩巣(むろきゅうそう)の訳文をパラパラ見たのですが、そこにはないようでした。学者さんの著作をすべて持っていないのでウィキペディアから抜いてみると、林鳳岡(はやしこうほう)、室鳩巣、浅見絅斎(あさみけいさい)、佐藤直方、荻生徂徠(おぎゅうそらい)、三宅尚斎(みやけしょうさい)、野村東皐(のむらとうこう)、そして、明治以降でも福澤諭吉、徳富蘇峰(とくとみそほう)も言及しています。ノートにちょこちょこ書き写している身からするとなかなか大物揃いですが、それぞれ見解は異なります。
念のため、置いておきます。
学者さんがなぜこの事件について縷々見解を述べたのか、と考えます。言説には逐一後であたろうと思いますが、「なぜ」という問いを立てるのは差し支えないだろうと考えます。
いくつか頭に浮かんでいるのは、
・幕府を揺るがしかねない大事件だった。
・単なる仇討ちというだけではない検証が必要だった。
→世の中に考えるヒントを与えるため
→幕府に対応の改善を求めるため
・学問の根拠となっている儒学の模範(中国の故事)に合致するか改めるため
ーーというようなことでしょうか。
学者さんにとってこの事件はもっと広義に、武士が築いた世を検証する例だったといえるかもしれません。政治の道徳というのでしょうか。
上記のうち、幕府体制を揺るがしかねない大事件だったというのはあるだろうと思います。吉良でも浅野でもなく幕府体制の孕んでいる問題はありました。
江戸時代の初めからある親藩・譜代・外様(しんぱん・ふだい・とざま)という大名区分は一般に想像される以上に厳格なものです。同様に江戸在住の旗本にも格があって、将軍にお目見得できる序列や席も細かく定められていました。上下関係が絶対なのですね。
以前、図書館でこの本を読みましたが、「窮屈だな」と思いました。
『大名の江戸暮らし辞典』
私の書いていた水野勝成さんは相当な自由人ですが、親藩に近い譜代の出身だったからというのは間違いなくあります。それでも、元禄の頃には嗣子なく断絶になりました(のちに下総結城藩で再興)。
それは直接関係ありませんが、勝成さんの頃にあった自由は、どんどんなくなっていった。不満もあったはず。そのような時期だったからこそ、学者さんはもろもろ検証したのかなとも思います。
今回の文章は原典や論文に依拠したものではありません。ある角度から事象を見て自分が思うことを書きました。今後また江戸時代の学者さんについて見聞していくなかで、もっと深く書けたらいいと思っています。
視点を変えてみるとか、自分で考えを展開していくというのは、歴史に限定したものではありません。今ここにあるテーマにいくらでも使えると思います。
泉岳寺って、どこで降りたらいいのでしたっけ。と、京浜東北線の中でハタと思案しています。今日は混んでいるかもしれませんので出直しますね。
それでは、ヴァーレインさんに登場いただきましょう。
Television『Friction』
Patti SmithさんがTom Verlaineさんのことを書くとき、そこにはともに過ごした時間や空間があるはずです。1960年代の後半から1970年代のニューヨーク、CBGB、バンドの喧騒と破壊的な熱、たくさんの個性的な人々、Chelsea Hotel、刺激的なアートシーンといった言葉で表現できるでしょうか。だからたったひとつの言葉でもすべてを語り尽くせるのでしょう。
ヴァーレインさんの綴りはフランス語でヴェルレーヌと読めますが、芸名は詩人から取ったそうです。
詩というのも二人の繋がりに大きく影響していると思います。←当たり🎯
私はきっと、
「何も知らないくせに」な人でしょう。本当は、パティさんがヴァーレインさんを語るように誰かや何かを語りたいです。ただ、そこまで濃厚なものはない。歴史にしても同様です。
いろいろ考えるのは、分からない部分がどこまでもあるからなのだろうと思います。それは今日書いた内容すべてにいえることでしょう。ですので、発題が延々と続くのです。
それが私の『パンセ』なのだろうと思います。
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満月(ほぼ)がきれいです。
今日のお出かけの写真はまた明日にでも。
さて、オデュッセイアをやろうかな。
お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
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