【目印を見つけるノート】1406. 無為なのに、しゃかしゃかな一日
今日は、無為な一日でした。
無為といいつつ、しゃかしゃかしてはいました。
しゃかしゃかのひとつめは、園芸屋さんで鉢ものの植物を駆け足で眺めたこと。しゃかしゃかとクリスマスローズや芍薬、小花や多肉ものを眺めてほんわかと。入口に飾ってあるピンクのマーガレットがとても可愛かったです。
どうも、園芸に長けていない私はどうしても目立つお花をパッと選びがちです。ただ、小さくてもお庭を作るのであれば、全体のまとまりが大切だと強く感じました。背の高い花だったら根本には緑の小さいものを植えるとか、形にも気を配るとか、そのようなバランスです。
今日行った園芸屋さんはその辺り素人目にも本当にバランスがよくて、ポットや鉢ではあるものの、お店じたいが素敵なお庭になっていると思いました。通りがかりに見つけて、前からのぞいてみたかったので、駆け足でも見られて嬉しいです。
またのぞきに行きますね。
中原園芸さん
実はその近くにひとつ、とても行ってみたいパン屋さんがありました。そちらは行けなくて残念です。でもまたトライしますね。
その後で『ラゾーナ川崎プラザ』に行って、これまた駆け足で『丸善』に行ってきました。もう、目的の書棚に一直線で本当にしゃかしゃかです。きのうnoteに書いた『赤毛のアン』シリーズの『炉辺荘のアン』(文春文庫)と『磯田道史と日本史を語ろう』(文春新書)を入手しました。アンは全巻買いとはなかなか行かず、見たいものを取りあえず1冊、そして磯田さんの本は対談集。語り合う相手の方が「いい!」と思いましたので、買いました。ちょっと読みましたけれど、着眼点がとても面白いです。
歴史についての本って、個人的にどこか懐疑的というか猜疑心を持って見てしまう面があります。「どこが元?」などと突っ込んでみたりして、自分の小説が想像ばかりな割に偉そうです。ただ、磯田さんの発題は明快で素人の私にもストンと落ちるように思います。ああ、私も古文書が読めるようにならないと……と自省しきりです。訳註本しか見ていないですから。
赤毛のアン訳者の松本侑子さんのサイト
『磯田道史と日本史を語ろう』
さて、それから……どうしたっけ。
図書館に行きました。やっぱり駆け足。
それでも、雑誌コーナーで『暮らしの手帖』をパラパラと見て、私の定番?『江戸名所図絵』をコピーしてきました。
きのう、洗足池に行きましたが、私が生まれた頃住んでいたのは千束です。エリアは同じで、どちらも読みは「せんぞく」です。日蓮さんが池で足を洗ったから「洗足池」になったようですが、どうも「千束」の方が旧来から一般的だったようです。『江戸名所図会』でも「千束」になっています。それを確認したかったのでした。
きのう、勝海舟記念館で見ましたが、池のほとりの別荘は『洗足軒』とありました。とすると、『江戸名所図絵』と明治の初めまでの間に何かあったのでしょうか。
私的に推測するところはありますが、ここでは発題だけにしておきますね。
参考までに。
しゃかしゃかな1日でした。ふう。
あれをしよう、これをしようと思わない無為の一日でしたが、結局有為の日より忙しい感じがしました。無為に過ごすといっても、座禅や瞑想に耽ることもできず、なかなか難しいものだと感じました。
素敵な一日だったのは、間違いありません。
それでは、今日の曲です。
The Beatles『Octpus's Garden』
この曲をリンゴ・スターがピアノを弾いて歌って、ジョージ・ハリソンが笑って、ギターをつけたまま一緒にピアノで合わせるというシーンをきのうインスタで見たのです。
素敵でした。
歌詞にある、
海に潜ってタコの園に行って、ひっそり暮らしたい(意訳)というのは、まんま無為だなと思います。ジョージも笑いながら、「そうだね」と一緒に曲を作っていて、そこは無為ではない創作作業でした。
「ああ、何もせず考えずに過ごしたい」というのは誰もが考えたりしますが、結局、創るというのはまた別で自然と動いちゃうんだな。
創るって素敵だな。
そんなことをしみじみ思う夜です。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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