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【目印を見つけるノート】111. だいすき は しあわせ の たね

きのうテレビで、おととい私がnoteに書いていたのと同じことをおっしゃっているかたを見ました。
「あれ、そんなことこれまで言ってたっけな」と思いましたが、論評は控えます。

特定の個人を名指しして懐疑的、批判的に論評することはまずありません。というか、そこまで書くほどの興味も余裕もありません。

大好きだと書くことはもう連日です。
興味があるから。
控えめにしたほうがいいかな。

でもたぶん、書いている以上に大好きなんです。
「ばら、ゆり、はと、太陽……わーい!!」という感じです。

⚫ばら、ゆり、はと、太陽

ハイネの有名な詩、大学のドイツ文学の授業で秋葉裕一先生がじっくり原典から講義してくださいました。すごい熱を感じて、一気にもらってしまいました。
おそらく本で訳を読んだだけなら、「ああ、恋の詩か」で終わってしまったでしょう。でも音読や原語を知って、この短い詩に詩のいろいろな要素が入っていると思いました。
先生ごと惚れてしまいそうでした。うふふ。昔の話です。

シューマンの歌曲にも使われていますね。(『詩人の恋』第3曲)


Die Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne,
Die liebt' ich einst alle in Liebeswonne.
Ich lieb' sie nicht mehr, ich liebe alleine
Die Kleine, die Feine, die Reine, die Eine;

ばら ゆり はと 太陽
むかしはそれらにうっとりとした
だがもういまは おまえだけ
ちいさな かわいい きよらかな
愛のいずみよ ああ おまえこそ
ばら ゆり はと 愛
『ドイツ詩集』井上正蔵訳 (白凰社)

※ドイツ語テキストは
http://franzpeter.cocolog-nifty.com/taubenpost/2006/10/3_88e1.html
より引かせていただきました。


⚫小説は壮絶だったりします

きのうの小説更新は日付を越えてしまいました。なので、きょうですね。
てへぺろ。

きのう書いたエピソードは5カ月前に書こうと思っていたものでした。でも、世界の情勢を見ていると書くのがためらわれました。
ペストのことなので。
今もそうなのですが、多少は書いたほうがいいのかなと思いました。薄めましたし、ただし書きも付けました。

小説は疫病も戦争も略奪も殺人も強姦も虐待もときには書かなければいけません。『肥後の春を待ち望む』という小説は「壮絶だ」という感想をいただきましたが、書いていてもそう思いました。

そのようなものだったからです。
あ、今度ダイジェストをnoteに出しますね。

実を言えば、今回のように書き淀むこともしょっちゅうです。ときには泣きながら書くこともあります。もう、いやで、いやで。小説書いていない頃は戦国時代のことを、「キライ、人を殺してるだけだよ」と公言していたぐらいです。

でも、書き出せばある程度は冷徹に通します。反面教師として生かしたいから。いえ、それがその人の体験したリアルだから。

現実のことでも、たまにロヒンギャ難民や沖縄戦のことを書いたりしますが、それも、「まだまだ知られていない」と思うからです。
書き方は考えますけれど。

日本のニュースはたいてい現時点のこと、ドメスティックなことしか流さないように見えます。世界中で何が起こっているかというのを知ることはとても難しいし、続報も少ないです。
たいていのことがらは、ずっと続いているのです。

そのようなことで、自分の分かる範囲を書いたりしています。


⚫大好きはしあわせの種かも

翻って、エッセイを書くならば、
単純に自分の好きなことを書き続けていたいというのが私の思うことです。

幸せというのは人それぞれでしょうが、それぞれの幸せを求める、手に入れようとするのは決して特殊なことではありません。
昔、アランや亀井勝一郎さんの本を読んで幸福の定義について考えたこともありましたが、忘れました(!)。結局、人のお仕着せではない自分だけの道を見つければそれでいいのかなと思います。

例えば、
今日のnote連載は111回目ですけれど、私はゾロ目が大好きです。切符で出たら、必ず駅員さんに申し出ていただくほどです。3とか7とか8のゾロ目が出たらテンションが上がります。

「ラッキー!」

だからきっと、今日はラッキーだと思います。

「大好き」ってしあわせの種だと思います。
ハイネも私も。


⚫お籠りクラフトとばら

今日はタンザナイトとアイオライトとローズクォーツのゴムブレスです。すみれ色で好きです。

ばらはわさわさしてきました。

そういえば、ばらの鉢に芽を出した葉っぱですが、植え替えたらこんなになりました。花は咲かないのかしら。

今はこうです。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

追伸 「5」おめでとうございます!
よかったあ。たまらない。うれしい。

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