これからプログラマーを目指す人に身につけて欲しい最低限のスキル
上司も教えてくれなかった必要最低限のスキルを公開!プログラマーを目指している人は是非身につけてください!
エラー処理まで考慮したコーディングが出来て、はじめて「コーディングが出来る」になります。
プログラマーになるのは、プログラムが動く知識と思っている方がいます。おそらくはじめてプログラマーを目指す方は、そこがスタートだと思ってる方も少なくありません。
しかし、正直実行速度の良し悪しは別として、ただコーディングするだけなら誰でもできるようになるので、それだけでは足りません。
私の中途採用の入社試験時にはコーディングの基礎知識より、どれだけエラー処理を想定できるかが鍵となると言っても過言ではないくらい、エラー処理の問題が出されていました。(言語によってはメモリの管理が加わります。)
中途採用時はVisual Basic6とOracle9のクライアントサーバー(C/S)のプログラムの知識しかなくて。自力でのコーディング能力は乏しく、周りにコピペの達人と言われるくらいの技量でした。(笑)
Webプログラマーに応募してきた私の言語の知識の無さに採用担当者は不採用モードだったそうです。ただ、エラーの管理と処理方法の出題は満点で、それが採用の決定打になったそう。
採用する側の欲しい言語の知識があればベスト。しかし、プログラムの組み方の考え方が分かっていれば大抵の言語にすぐ対応可能になるというのが採用担当者の見解。これはフリーランスの方も同じ事を仰ってました。
なので、学習していく際には予想外のエラーを減らすこと、よく使う処理やエラー処理のソースのまとめを作っていきましょう。いざ必要な際にすぐに取り出せるようにしておくと実務で役立ちます。
できる上司が使ってたプログラムのファイル構成。
Visual Basicの例で紹介します。
(画面・本文)、エラーコード定数、エラー処理、(画面クラス処理)、実行クラス処理、グローバル定数・変数、グローバル関数処理
1つの画面のプロジェクトでもこれくらい分けてコーディングしてました。()は画面がある場合に入れるファイルです。エラー定数とグローバル定数&変数を処理ファイルと別に管理するのは、プロジェクトでのプログラミングやデバッグや保守、改良、文書作成を意識してるためです。
勉強する際はただ動けばいいコーディングをするのではなく、複数人のプロジェクトで回す、納品した後の保守、サポートセンターからの問い合わせを意識してのファイル構成とコーディングを心がけてください。
ドキュメントとコメントは必ず残そう。
自分の作ったものを自分で管理するほど小さな案件ならともかく、大抵は保守の人は別に雇います。
風化したら自分でも動きを忘れてしまうので、ドキュメントを残したり、コメントを書き込めるだけ書き込む事は大事です。
保守用のコーディングに充てる量が少ないプログラムほど、デバッグや改良に時間がかかります。
昔はクラスが無く、パソコンの容量も少なかったので、コメントとドキュメント無しのソースばかりでした。スパゲッティーなのは最悪で、コードを追いかけて保守するのが苦痛でした。今はパソコンの容量が大きいので、コメントはガンガン書くようにしてください。
プログラマーの時間配分。
本体の約3倍がコメント位の意識でコーディングすると、滅多に保守担当からの質問は来ません。私は質問が来たことがないです。
ISOを採用している企業の案件ですと、プログラムを除いた文書だけで少なくとも、(ネットワーク、データベース、インターフェース等の設計書、耐久テスト書(これらはSEの範囲のことが大半ですが))、仕様書、コードのドキュメント、テストリスト、打ち合わせの議事録があります。これにプロジェクトリーダーだと各プログラマーの進捗書と見積もり書がくっついてきます。
コードを組むより文書の作成に取られる時間が大半です。この時間配分が甘いと火の車になります。最低限自分のコーディングスピードと文書作成スピードは把握しておいてください。
以上時代の変遷に左右されずに使ってるプログラマーとして身につけてほしい最低限のスキルを紹介しました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?