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築140年の町家を借りて私設図書館を運営してみた。2024年12月の収支を公開します

割引あり

先月、公開したnote「築140年の町家を借りて私設図書館を1年間運営してきた収支を公開します」が非常に反響が大きく想定よりもたくさんの方に購入いただきました。

ありがとうございました!
今回の記事はショートバージョンとして2024年12月の収支状況を公開したいと思います。
上記noteの売上も公開しています!


開業の経緯

長崎県長崎市、街一番の繁華街「思案橋(丸山地区)」から徒歩10分、長崎電停「崇福寺」から徒歩3分にある長崎町家。​

2015年、当時中学校の国語教員をしていた林展子さんが、ご自身の私財を投げ打って、古家付土地として売りに出ていたこの貴重な町家を救ったところから物語は始まりました。

築100年は超えるであろう町家を改修していく過程で、屋根裏から見つかった棟札。

そこには、この家を建てた大工棟梁の名前と家主の名前が。

大工棟梁の名前は大城寅吉、
施主の名前はカタカナで「ヌイ」と。

明治23年に建てられた長崎町家。当時女性が家を建てることは珍しく、展子さんは丸山の芸者さんなのではないかと推測されました。

方々手を尽くしたものの、結局ヌイさんの正確な足取りは掴めず。

その後、そのお名前を冠して「時を紡ぐ町家Nui」として、様々な使い方を模索してきました。

カフェや駄菓子屋、古道具市、子供たちの古民家体験、撮影の舞台やお茶の稽古場、裁縫教室、漆喰の壁塗り体験など。

​これまで家開きを通して本当にたくさんの方に出会ってきました。

一方、活動を続けていくためには資金的な問題が常に付きまとってきました。



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次の10年を見据えて2023年の秋、斜面地空家を活用した長崎坂宿を運営する小笠原企画によって建物の運営が引きつかがれました

運営を引き継いだ小笠原です

初めましての方も、そうでない方も。
長崎の斜面地空き家を順繰りに再生している建築士の小笠原と申します。あるきっかけから、町家の運営を引き継ぐことになりました。

市内には数少ない長崎町家
取り壊されそうになってたのを退職金で自ら購入された元中学校の先生

その行動は地元メディアにも取り上げられたくさんの人たちから応援されている様に見えました

しばらくは、ボランティア的に貸し出したりしてましたが徐々に維持運営していく事が負担に

町家を大事に想う気持ちと月々の光熱費や清掃など金銭的、体力的な負担の板挟みに

建物の活用に悩んでいた先生から依頼があり企画書を作成
それがキッカケで1年前からわたしが(先生から建物を借り上げて)運営する事になりました

活用方法としては私設図書館とコワーキングスペース、レンタルスペースの複合施設として日銭を稼ぐ事に

ファンの方達にも活動を支えて貰おうと収益の柱として一箱館長(毎月2900円)というシステムを導入しましたが…

それまで町家を愛していたファンの方達からは
"文化を金儲けの道具にしている"
"町家をあいつが乗っ取った"
"気軽に行けなくなった"
などと陰口を叩かれ、あれだけ居たと思っていたファンの人たちからは総スカン

今月も若干の赤字と若干の黒字を行ったり来たりしながら頑張って運営しています(笑

<大事なお知らせ>

こちらの記事は売れる毎に値段が上がっていきます!
前回、部数を少なく設定したのと価格設定も適当につけてしまい最終的に15,000円(この記事が呼び水になったのか売れてしまい)20,000円まであがってしまいました🙏




  480円 20部
  980円 10部 ←イマココ
1,480円  10部
1,980円  10部
2,480円  10部
2,980円 最終価格

安いうちに買っておくのがお得ではあります🙇

2024年12月1カ月の収支状況を公開!

そんな訳で、少しでも運営の足しになったらと今回の記事を執筆しておりますw

さておき、割と私のところには
空き家や古民家を活用したいという相談が沢山寄せられています

少しでもそういった人たちの参考になればと情報発信していますが、これもその一環となっております

不動産をいきなり買うのではなく、自由に使っても良いよというスペースは探せば結構あります

自分で物件を借りて、自分でしてみたいことを始める、始めたいという方の参考になればと思っています


この記事を購入してほしい人

  • 町家ライブラリーぬいの活動を応援したい人

  • 私設図書館を自分で将来してみたい人

  • 空き家を使って何かしてみたい人

  • 地域のために役に立つことをしてみたい人

  • 遊休不動産を使って何かしてみたい人

1年間の収支公開では冗長になるかと思い省いた各売り上げの販売経路(各種レンタルスペースOTA毎の比率、直販の割合)なども公開していますのでよりリアルな数値がご覧いただけます

その前に町家の構成

建物の構成としては

1、私設図書館スペース
2、コワーキングスペース
3、レンタルスペース
の3つの構成となっています

それぞれのスペースを自社webサイトをはじめ、各種レンタルスペースOTAで時間貸し販売をしています。

2024年12月の収支発表

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