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著者トークイベント(2024年11月23日)

お話に出てきた本の題名など

ライトバース出版の黒崎晴臣さんnote(クラウドファンディングについて)

小笠原鳥類『現代詩が好きだ』(ライトバース出版、452ページ、2024年12月予定)、なかみの題名をお知らせします

目次

はじまるよ ――にぎやかで、あわただしい、現代詩の情報の本――

   1999-2009

動物

泡。眼。卵。そして蛙。 ――草野心平「たまごたちのゐる風景」――

そこで迷うこと ――森の入沢康夫――

かなたにひかるもの(について、よけいなことを言う) ――手塚敦史『詩日記』と、『北村太郎を探して』――

濃厚な、いつまでも持続する、あえかな妄想 ――入沢康夫についての説明――

幻のような生きものたちと「女」 ――野村喜和夫に関する夜話――

生きものたちとの出会い ――詩との出会い、草野心平との出会い――

すきな出版社、きらいな出版社 ――「出版社(についての)大アンケート」に答える――

極端な詩集の次に、極端な詩集 ――佐藤勇介『君はなにをするの』『水兵リーベぼくの船』――

光線と恐怖 ――『犬塚堯全詩集』――
 
熱狂と落ち着き、そして踊り ――野村喜和夫『ランボー『地獄の季節』 詩人になりたいあなたへ』――

いい詩アンケート2つと書評 ――広瀬大志の詩――

「針とぶといふレコードも涼しけれ」(213ページ) ――『田中裕明全句集』の1句――

いつまでも終らない蜃気楼だろうか ――鳥居万由実「トロンボーン」――

迷いながら歩いて、眠りと音に、接近する ――叶美紗子「銀街区」――

発展する、ばくてりやの世界 ――萩原朔太郎『月に吠える』と、佐藤勇介『She her her』――

眠っている人は非常に緊張して喜んでいる ――西元直子『巡礼』――

大胆不敵な、並んで動く草の葉 ――ホイットマン『草の葉』と、岡崎師『0=ALL』――

寺山修司の、さびしい絵を見せる短歌

生きものたちの不思議 ――北村太郎の詩を、ぼんやり、おそろしく読む――

無人の風景を見る? ――佐藤文香小論――

   2010-2019

強烈な怒りと暗い変身 ――嶋岡晨『愉しい人生の草野球』――

浮かぶ沼の妖怪 ――岡井隆『X〔ルビ イクス〕――述懐スル私』――
 
内奥の生きる闇を見る ——岡井隆の歌集、2006~2010――
 
わけがわからない、生きている詩を読みたい ——朱位昌併「祈禱金属」「紙と息」——
 
金子鉄夫の詩と現代詩についてのアイデア素描 ――『ちちこわし』――
 
どういうことなんだろう ――2012年、疋田龍乃介、榎本櫻湖、金子鉄夫、望月遊馬――
 
生きる柔らかい闇の広がり、それから幸福 ——現代詩文庫『岡井隆歌集』——
 
入沢康夫の、キノコ図鑑のようなもの
 
テレビで見る海底の世界 ――ホイットマン管見――
 
厳しい圧縮 ――現代詩文庫『広瀬大志詩集』――
 
吉岡実『ムーンドロップ』論
 
入沢康夫『「月」そのほかの詩』についての私見
 
魚、無脊椎動物、それから魚醤になる ――吉岡実「断片・日記抄」を読む――
 
猫と犬 ――吉岡実「喜劇」、人間からの変身、人間への変身――
 
哲学は、詩である詩なんだ詩なんだよ ――開高健、野村喜和夫、ニーチェ――
 
入沢康夫「夜についての試論」試論
 
紫色の馬は緑色の地面の上を飛んでいる ――吉岡実「馬・春の絵」――
 
入沢康夫さんの思い出
 
「回復」して、とても健康になる ――吉岡実「回復」――
 
しなない「途方もない恐怖が爆発する」(13ページ) ――入沢康夫『歌――耐へる夜の』――
 
こわくない人形たち ――入沢康夫「恵みの川のほとりに住みついた幸福な男たちとその夢」――
 
   2020-2024
 
牛の首の版画、牛の首の図鑑 ――入沢康夫『牛の首のある三十の情景』――
 
晩年の鳥の歌 ――岡井隆『ヘイ 龍〔ルビ ドラゴン〕 カム・ヒアといふ声がする(まつ暗だぜつていふ声が添ふ)』――
 
秋、動物 ――鈴木真砂女の俳句――
 
言語の現在 ――平川綾真智『h-moll』――
 
支倉隆子とボルヘス‼ 喜びの列挙の詩人と、きのこ
 
きのこ、スポーツには肺魚が必要だ ――榎本櫻湖『増殖する眼球にまたがって』――
 
年鑑アンケートで、詩の本を1冊だけ ――郷田豪の回文連句歌仙集――
 
【音飛びのするレコードを聴きながらあなたはアイスコーヒーを飲み、】(6)鶫 ――榎本櫻湖『十字架の蔭から鹿を覗いている男』――
 
ウ ――入沢康夫『夢の佐比』――
 
今回はライラックニシブッポウソウについては書かない
 
芦川和樹『犬、犬状のヨーグルトか机』(思潮社、2023)を読みましょう
 
勉強すると、谷川俊太郎の言葉が変身する

1行 ――ががががが――

「おなじみの食品店でぜひお求めください!」、現実には書店だが ――塚原史が翻訳している2冊――

自動販売機の光の喜び ――石川清文『突如少女が走りだす』――

文学は生物学、詩集は図鑑、詩は動物 ――『海のへんな生きもの事典 ありえないほねなし』と現代詩――

ネズミのヒゲとはいったいなんであるのか ――『北村太郎の全詩篇』――

万葉集と水木しげると北村太郎(資料を調べる詩)

初出一覧

参考文献一覧

そして、はじまるよ ——入沢康夫『唄——遠い冬の』——

索引

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