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すすきのランブリング&BAR泉

こんばんは。はいさんです。
2024年8月6日にすすきのランブリングをし、大学関係者が集うBAR泉にお邪魔させていただきました。
卒業研究までの記録として綴っていきます。

夏休みの卒業研究について

夏休み中の卒業研究について、先生と相談し、以下のことを決めた。
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・言葉が最大化するシチュエーションを探す
(最大化:言葉の真意が相手にガッツリダイレクトに伝わる的な)
・いい言葉を探してフォトアルバム化
・様々なコミュニケーションと倫理的コミュニケーションの違いを視覚化
・文脈に切り離された言葉と切り離されていない言葉をリサーチ・分析(マトリックス化など)
・大学の中で何か実践してみる
・考現学の書物を読む
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今回の活動の省察ノート

いつも通り省察ノートを制作しました。

省察ノート1
省察ノート2

振り返っていきます。

AM11:00スタートのすすきのランブリング。
看板やポスターなどたくさんの言葉で溢れていました。
ディープなすすきのならではなモノもありました。

まず最初に見つけたこちら

お店の看板1

少し脱力感のある「上を向いて歩こう。」
相田みつを感もありました。
最後に「。」があるところも締まっていい。
「人生そこまで思い詰めず、少し力を向いてまあとりあえずお肉食べよう。」みたいなお客さんへのメッセージ性が溢れる店名でした。

ビルの店舗一覧

ビルが多いすすきのではよく見かける店舗一覧。
先ほどの焼肉屋のようにお店のロゴ一覧もあれば、統一したフォントの店舗一覧もあっておもしろい。
店名だけで何となく雰囲気が予測できるモノもあれば、なんだここは…てモノもありますね。
この中では
昭和感あふれる「ニューすゝきのビル」(「ニュー」つけがち、「すゝきの」という今は見ない表現)
「成形の功徳 SEIKEINO KUDOKU」(プリンなどがあるおしゃれなバーでした)
が個人的に優勝でした。

ビル内の中庭入り口

流石すすきの。
こんなピクトグラムが現実で使用されている場所があるとは。
ウケ狙いで貼られているのか、同じことが起きないように禁止のピクトグラムを制作したのか…。
お酒が入ると人間何するか分かりませんからねえ。


ビル内の店舗

同じビルでも店ごとに外見の工夫がありました。
ビルってマンションみたいにドアや外壁は全て同じというイメージがあるけれど、このビルはどの店舗も外壁やドアにそれぞれの個性が滲み出ていました。各々独立している。


立ち食いそば豆福

すすきのランブリングを始めて約1時間。
生きているかどうかわからないビルに入りまくり、夜を生きる人々の生活世界を覗いていると、立ち食い蕎麦屋さん「豆福」を発見(座席あった)。
オープン前に店をジロジロ見る私たちに店主さんは若干驚き顔。
カレーやうどんなどメニュー豊富でお安かった。

最近立ち食い蕎麦屋に行き始めたはいさん。
地下鉄大通駅にある「日の出そば」でざる蕎麦を注文したらガチなざる蕎麦が出てきました。
立ち食い蕎麦=コロッケ蕎麦と思っていたのですが、どこに行ってもない。
豆福さんはメニューにコロッケ蕎麦はなかったけど、トッピングにジャンボコロッケがあったのでかけそばの湯に入浴させました。
…え、みんなコロッケ蕎麦食べないの?


公共物に貼られたステッカーたち

途中で見つけたこちら。
公共物に貼るのは良くないけど、一つの作品に見える。
知り合っていない人たちが作り上げたもの。
でも…たまたまステッカーなんて持ってるもの…?
街中ステッカー師がいるのかも。


BAR 泉

PM14:00
BAR 泉に到着。
泉ママさんが明るく迎えてくれました。お若い…。
早々にシャンパンを入れてくださり、おつまみもたくさん、たくさん出してくれました。
初シャンパンでした。意外といけそう。
私は洋酒が苦手で、そのことをお話ししたら嫌な顔をせずビールや果実酒などを作ってくれました。

メモ

多くの人と話してきた泉ママ、話し上手聞き上手の最上級。
どんな話でも相槌を声に出し、相手の方をしっかり見て聞いてくれる。
相手の話を聞きながら別の人のこともしっかり見ている。
全てを肯定するのではなく、ダメなものはダメとはっきり言う。
多くを経験してきた人のお話はやはり深みがある。
経験という話の引き出しがたくさんある。まだまだ生まれて短い私たちには学びがたくさんあったと思う。
特に時代の違いの話は、その時代を生きた人から聞くのが1番分かりやすい。本には載っていないことが知れるから。
私は昭和史が好きで、よく母の幼少期の話を聞いている。
昔と今を比較するのが楽しい。

世の中たくさん「ママ」と呼ばれる人たちがいる。
お客さんが「ママに話を聞いてほしい」と思って来店するのだから、きっと聞き上手の話し上手なんだと思う。
でも聞き方・話し方に違いはあるだろう。
泉ママは静かに、真剣にお話を聞いてくれる。
話す時もやわらかい声質で、強弱は激しくなく、小さく緩やかな波のように話す人だった。面白い話は大きく笑ってくれる、でも一貫して明るく上品な話し方だったと思う。
だから泉ママが話す内容がスウゥー…と入ってきた。
発言が最大化されていると思った。

まとめ…?

人の話・発言を最大化するには
その人の声質、強弱や波長の他に、「話す態度」もやはり重要ではないかと思った。(聞く態度も…?)
話す態度:自分→相手 話す
聞く態度:自分←相手 話される

私たちは誰かと話すとき、無意識に相手のことを考えている…と思う。
相手に自分の言葉が何とか伝わるように踠いている…と思う。



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