Voicy友の会、はじめます。
こんにちは。Voicy代表の緒方です。
この「声の履歴書」という連載は、Voicyがこれまで歩んできた道のりについて創業者の私があれこれ語っていこうというシリーズです。よかったらマガジンもフォローしてくれると嬉しいです。
さて、今日は突然なのですが、音声プラットフォーム「Voicy」のコミュニティをつくりました。
昔も似たことをやったことがあります。「Voicyファンラボ」というオンラインサロンを立ち上げて、Voicyのパーソナリティが好きな人に入ってもらい、いろいろな企画を一緒にやりました。
今回やろうとしているのは、もう少しファンクラブ的な試みに近いかもしれません。名付けて「Voicy友の会」。
いったいこれはなんなんだ?
というのを、説明します。
Voicy友の会とは
Voicyはこれまでずっと魅力的なパーソナリティさんの音声を届けることにひたすら注力してきましたが、それに加えて、イベントとコミュニティを作るところにもちゃんと向き合いたいという思いがありました。
これまでもファンラボを立ち上げたり、Voicyフェスを毎年開催してきたりと、何もしなかったわけではありません。ただ、会社としてもっとしっかり取り組みたい。
ずっと考えてきましたが、6月に「よし、やるぞ」と思い立って、すぐに社長直下プロジェクトとしてイベントコミュニティ事業部を立ち上げて動き始めました。
今までにない体験をどんどん提供できる場所を作っていきたいと思っています。
僕の頭の中では大きく2つのことを動かしていて、ひとつはこれまでにない、Voicyだからこそできるイベントを企画・運営すること。
もうひとつがVoicyというサービスを支える「Voicy友の会」というファンクラブ的な組織。パーソナリティさんにも、リスナーさんにもどんどん参加してもらいたいです。
会員特典はいくつかあります。
1.ほかでは聞けない限定放送
放送ラインナップの例としては、「友の会 みんな集まれ生放送」「友の会 どうする会議」「Voicy Real Tallk アーカイブ一部聴取」「Voicy裏トークナイト アーカイブ一部聴取」「Happy New Year 年末年越しライブ」などなど。
その他にもこんな会員特典を考えています。
2.Voicy主催イベント 先行申込
3.Voicy主催イベント 特典価格
4.地方オフ会 優先購入
5.パーソナリティ向け交流会 優先購入
いま日本の音声番組ですごいのはオードリーさんのオールナイトニッポンとか、ジェーン・スーさんと堀井美香さんの「OVER THE SUN」とか。とにかく人気ですよね。
なぜすごいと感じるかというと、聴いてる人がたくさんいるからではありません。それよりも、リアルイベントにむちゃくちゃたくさんの人が集まっているところです。
音声サービスが「これは本当にすごいね」って言われるのはきっとリアルイベントへの送客なんだと思います。リアルで会いたくなるくらいまでの熱量を声で生み出すことなんだと思います。
Voicyを聴いてる方々も、Voicyのパーソナリティさんがイベントをやるならぜひ行きたい・会いたいって言ってくれる人がすごく多い。
それを考えた時に、Voicyもまずちゃんとリアルイベントをやる必要があるなと思っていました。毎月トークライブをいろいろやっていきながら、アメリカのTEDのようなブランドのトークイベントをVoicyから立ち上げたいと思います。
一方でそんなVoicyを楽しんでいらっしゃる方々、それからVoicyを応援したいっていう人たちが文字通り、その活動を支えるようなファンクラブ、「友の会」もずっと作りたいなと。
月額3000円という決して安くはない価格なんですが、Voicyをすみからすみまで、思いっきりたのしもうという人にぜひ集まってもらって、一緒にこれからのVoicyをつくっていけたらと思っています。
いまVoicyに「Voicy友の会」という名前のチャンネルができています。このチャンネルのプレミアムリスナーになってくださった方がVoicy友の会の会員です。
友の会には会員番号がありますが、若い番号をキープしておくと、きっといいことがあるようにしますので、早めに入っていただけたらうれしいです。
あと、すでにいくつかの放送が配信されていますので、よかったら聴いてみてください。
皆さんに喜んでもらえるような場を作るのはもちろん、これからどんどん友の会の会員が増えてきたら、どうやったら良い環境がつくれるか、みんなで一緒に考えていきたいです。
さきほどイベントとコミュニティのどっちも同時に立ち上げていると打ち明けましたが、イベントはこれからどんどん面白いものが出てくるし、友の会の会員はそのイベントチケットを優先的に取れるようになる。
そんな相乗効果が生まれるのではと思っています。
広場、経済圏、文化の次にできるもの
なんでまたこんな大変なことを始めたのかというと、やっぱりVoicyというプラットフォームをもうひとつ次のステージに引き上げるためです。
いまVoicyを使っているパーソナリティさんと、聴いてくれるリスナーさんが喜ぶ広場はじわじわできているところだと思います。
そこに経済圏も生まれて、Voicy内でお金を稼ぐパーソナリティさんもどんどん出てきています。
これはひとつ社会に新しい文化を作れたんじゃないかなと思っていて。
リスナーさんから直接課金したりして、声の発信者が稼ぐっていう世界を、新しく世の中に生み出せた。
とはいえ、もっと面白い体験を、Voicy主導でその上に作っていく必要があると思います。少なくともそういう姿勢をちゃんと見せないといけないんじゃないか。
エンタメ産業。はじめはおそらくカセットテープとかCDとかを買って、だんだんそこからライブに行くようになって、より深いファンに対してサービスが行き届いていくんだろうなと思っています。
こと耳から入るサービスというものは、話している相手のことをどんどん好きになっていって、よりリアルで集まったり、つながったりしたくなるものです。
イベントとコミュニティ、ここは絶対に相性がいいはずなので、友の会とそれに付随するイベントでしっかりと答えを出したいと思うんです。
じつは会費を有料にするところはかなり悩みました。
これをやることで、「なんだかがめついプラットフォームになっちゃったな」みたいな見られ方するのはなんか嫌だなって思いました。
あとは本来パーソナリティさんに対して払ってもらうお金をVoicyがもらってしまうのはどうなんだろう、とか。
いろいろ考えましたが、それでも無料でやっても意味がないという結論になりました。お金をいただかずにコストを抑えて喜ばせることはできるけど、ちゃんとお金をもらって、それ以上にたのしい体験を提供したい。
イベントとコミュニティがVoicyのプラットフォーム上でちゃんと成り立つことを証明したい。
そして僕らのことを支えたいっていう人がいたら、ぜひ支えてほしいと思っています。
そういったことをどう納得感がある形で設計できるかっていうのが、これからのVoicy友の会の肝であり、勝負どころだなというふうに思っております。
渋谷のVoicyオフィスをトークの聖地に
いま現在、友の会に入ったらどういうことが起こるのかというと、まずはいろんなパーソナリティさんの紹介をしたり、外では聞けない内緒の対談をしたり、これからのVoicyの話をしたり、他のVoicyではちょっと楽しめないような音声コンテンツをどんどん提供しています。
じつは僕は昔から、「Voicy公式でめちゃくちゃおもしろい番組を作りたい」と言ってきました。友の会の会費をもとに、これはぜひチャレンジしたいです。
やっぱりプラットフォームが収益力をつけて、その場のフラッグシップとなるようなコンテンツをつくるのは大事なことだと思っています。そこはちゃんと挑戦する必要があります。
そしてパーソナリティさんと会えるリアルイベントや交流会を開催して、できれば地方にも行きたいと考えています。
イベント事業ではVoicyが大好きな人、もしくはパーソナリティのことが大好きな人が気軽に集まれるようなトークライブをつくりたい。渋谷のVoicyオフィスがトークの聖地になるようにしたいなと思います。
たくさんのパーソナリティが集まる大きなイベントも、もちろんやります。それとはまったく別で新しいイベントも企画していきます。もうね、いっそ10daysのイベントにしてもいいんです。毎日夜に数人ずつパーソナリティさんを集めて連夜のライブをするとか、そんな感じにしようかなって。
というわけで、
Voicy友の会の詳細はこちらから。会費は月額3000円です。アプリで会員になるとちょっと高くなるのでWebがおすすめです。
よかったら、ぜひ参加してみてください。入ってくださる皆さんのおかげでVoicyが運営できますし、これからの展開もたのしくなっていきます。
よろしくお願いいたします。
声の編集後記
Voicy友の会を立ち上げるにあたっての想いを、6月末に西野さんともいろいろと話しました。
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