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起業して以来、ほぼ毎日同じ服を着ている理由【声の履歴書 Vol.58】

こんにちは。Voicy代表の緒方です。

この「声の履歴書」という連載は、Voicyがこれまで歩んできた道のりについて創業者の私があれこれ語っていこうというシリーズです。よかったらマガジンをフォローしてくれると嬉しいです。

今日は僕が起業して以来ずっと続けている習慣について書いてみます。何度かお会いしたことがある方はご存知かと思いますが、僕はここ数年毎日同じ服を着ています。

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黒Tシャツとデニムの組み合わせのみ

僕は起業したタイミングで「持っている服を全部同じ」にしようと思いました。黒Tシャツとデニムの組み合わせです。柄がついているやつは捨てちゃいました。

毎日同じ服でよければ何も考えなくていいじゃないですか。頭のメモリーを使うシーンって、できるだけ減らしたほうがいいんですよね。

やってみるとわかるんですけれど、朝起きて何も考えずに目の前にある服を着るのはだいぶ楽です。

もちろんこれは有名な話ですが、スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグという成功者の2人が、「イノベーターというものは同じ服で結構」という世界観を作ってくれたからできることです。僕は便乗してるだけ。

以前、ファスティングをしたことがあります。3日間水分だけで過ごすという「プチ断食」みたいなものです。そのときに気づいたんですけど、「今日はもう食べないんだ」と決めていたら、1日の意思決定が少なくなって作業が捗るんですよね。

経営者は意思決定が仕事だから、なるべくプライベートでは意思決定をしたくないみたいなことを言う人がいますけれど、やってみると「実際にそうかもしれないな」と思うようになりました。

気にすることを減らしていく。僕らの脳みそはもっとミニマリストになってもいいのかもしれません。

見た目が華やかなのは得なのか損なのか…

ちょっとどうでもいい話をすると、病院に行ったときに、シュッとスタイルの良い、かっこいいお医者さんが出てくると、なんとなく不安じゃないですか? なんだか胡散臭く感じてしまうのは僕だけでしょうか。

僕は少し太っているくらいのお医者さんのほうが信頼できる気がします。なんだか見た目が格好いいと、「本当は医者をやっていないんじゃないか?」というふうに見えてしまうんです。

同じように、経営者もめちゃくちゃファッショナブルなやつがいると、「この人は本当に仕事をしてるのかな?」みたいに思えるんですよ(笑)

Voicyだって最初は本当に儲からなくて、何をやっているかさえもよくわからない事業でした。そんなときに社長の名刺に「公認会計士」とか書いてあって、服装もオシャレしている感が出ると、ちょっとヤバい感じがするじゃないですか。

自分の事業と直接関係ないところに手を出し始めると、一流の人はあまり相手をしてくれないんですよね。

だから社長は黒Tシャツでもいいし、むしろ社長は「余計なことを考えていませんよ」と見せるのが大事かもしれません。

1枚590円のユニクロTシャツをまとめ買い

ちなみに僕がいま着てるのは世界トップブランドである「ユニクロ」。同じものをセールのときにまとめ買いしています。

これは普段は1枚590円とかなり安い。ただでさえ安いのに、セールだとそれが4枚で1500円になったりするわけです。そのときに8枚買う。それでクローゼットを総取っ替えします。

「音声メディアはメイクや服装を気にせずにやれますものね」と、よく言われます。けれど実際はそうじゃなくて、頭のメモリを使いたくないのと、“事業にフォーカスしていない感じ”が出るのを避けているだけなんですよね。

もちろん音声発信の気軽さというのは、風貌に気をつけなくなってから、より感じています。音声発信をしているときは毎回同じ服でいいんですよ。

たまに、テレビやイベントに出るときは自社ロゴのTシャツやパーカーを着ればいい。これはスタートアップの社長はだいたい同じかもしれません。

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ーー今回は服装の話でした。よかったら僕の名前でGoogle検索してみてください。同じような写真ばかり出てきます。

声の編集後記


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