見出し画像

未来をつくる人のために、『ボイステック革命』という本に込めた想い

こんにちは。Voicy代表の緒方です。

突然ですが、まもなく未来と音声に関する本を出します。『ボイステック革命』というタイトルで、6月19日発売です。


いま世界中に「音声の革命」が起きつつあります。“スマホの次の時代”が音声になるとも言われていて、GAFAがすべて参入してきている。なぜこんなに注目されているのか、音声技術は何を変えようとしているのか、未来はどうなっていくのか、ということを、Voicyの経験も踏まえながら世界の動向も入れて解説する本です。

いま盛り上がりつつある音声業界の俯瞰的説明と、テクノロジーの部分では何が起きているのか、なぜいまこのタイミングで変革が起きているのか。こと音声に興味がある人だけではなく、情報社会の変化みたいなところに興味を持っていたり、新しい社会のうねりに対してどのような事業で乗り越えていくかを意識できるように考えました。

なので、この『ボイステック革命』という本がターゲットとする人は、音声関連の事業をやっている人とか一部の業界向けじゃなくて、ビジネスとかテクノロジー、未来の社会に興味があるすべての人です。

「こういうふうに世の中を見るといいですよ」という視点を提供できると思います。

たとえば僕が『スマホ革命』という本を出したとして、「これはパソコンを作っている人向けですよね」「電話をよく使っている人向けですよね」と思ったら、それは間違いじゃないですか。

スマホは僕らの生活自体を一変させてしまうほどのインパクトがありました。そして、それと同様の変革が音声という情報インフラによって起きる。

ということは、誰もが押さえておくべきトレンドとして、ちゃんとウォッチしていく必要があると思うんです。

変化が起きるとき、日本はことごとく負けている

最近のインターネットにおける情報プラットフォームの流れを見ると、物事が変化するときにだいたい日本は負けているわけです。スマホで負けて、SNSで負けて、AIで負けて、新しいものに対する感度がめちゃくちゃ落ちているように感じます。

何か新しい産業が生まれたら、それに対して乗っていかないといけないのにしっかりと見送って、トップが走った後の2位も取れない状態です。

やっぱり僕が目指したいことの1つとしては、次の波にはみんなで乗っかりたい、ということなんです。日本の企業も負けないようにアンテナを張っていてほしいと思うし、飛びこめる人は飛び込んでほしいと思う。

大きなマーケットができつつあるときに、「すでに1社が先行してるからうちはいいや」とか、そんなこと言ってる場合じゃないですよね。

次もまた日本が負けないために、みんなで感度を高く持っておくべきです。だから僕が狼少年のように「音声が来るというのはすごいことだよ、皆に関係があるよ、ラジオ業界だけじゃないよ、みんなが考えると面白いことなんだよ」と騒いでまわっている状態です(笑)

Voicy以外のボイステックのスタートアップ経営者を集めた対談とかも入っていて、それぞれの会社がいろんな目線で、なぜ音声に目をつけたのか、未来がどうなっていくと考えるのか、という話もしているので、ぜひ楽しんで読んでもらえたらと思います。

「なんで声じゃなくて、本を出すのか?」への答え

そもそも音声の会社の社長がなんで本で説明するんだ?というのはありますよね。おかしな話だろうと。そんなに言うなら声で話しなさいよ、と。

そういうご意見もいただくだろうと思って、今回は本の表紙から、前書き、後書きにまで、いろんなところに「音声コンテンツ」を散りばめました。

まず本の帯にQRコードが入っていて、飛び先はVoicyに設置した「ボイステック革命」というチャンネル。そこで順次いろいろなトークが公開されていきます。

もうAmazonの販売ページからもQRコードが読み込めます。よかったら買う前でもいいので聴いてみてください。

スクリーンショット 2021-06-17 12.13.52

こうしてVoicyのチャンネルと連携させておくと、どんどん内容を更新したり、新しい対談を追加したり、僕が副音声を入れたり、いろんなコンテンツをアップデートできるようになります。

たとえば「あとがき」も言葉を追加できるのが面白い。きっと来年になって話すあとがきはまたちょっと違う内容になりそうですよね。

当然、音声コンテンツにもこだわりました

この本の工夫の1つが、初っ端のプロローグです。そこでは、音声の未来はこういうふうになるよ、みたいなことを書いているんですけれど、そこはぜひ読んでほしいと思っています。

声の素敵な人に読んでほしいなと思ったので、声優の平野文さんと、Voicyで人気のパーソナリティ・DJ Nobbyさんに読んでもらいます。

ちょっとしたボイスドラマ仕立てになっていて、音声の部分だけでもいろいろと楽しめるようになっています。

本の帯にコメントをくださったのは、ブログで一世を風靡してVoicyでも人気のちきりんさん。Voicyパーソナリティのみなさんにもすごく助けてもらっていますね。

未来をつくる若い人に献本したいので手伝ってください!

このボイステック革命という本はいろんな人に読んでもらいたいのですが、特に学生やこれから起業する若者が、インターネットの未来を考えるときに読んでくれたらいいな、と思っています。

だから彼らには本をプレゼントしたい。

そしてせっかくならそのプレゼントは、応援できる人に献本してほしいんです。

僕はここで「緒方を応援する人は本を買ってください!」と叫ぶのではなく、「買ってVoicyに送ってください!それを若い人にプレゼントとして渡します」というモデルにしたいと思っています。僕の経験と頭の中はケチらず提供します。それを一緒に届けてくれたら嬉しいです。

きっと僕の関わる人たちは実際読めないしレビュー書けないでしょ、忙しいから。笑。それより何冊か買うほうが楽な人もいると思うんです。僕もそうだから。だったらお祝いや応援の代わりに僕に送りつけてください。責任を持って次の世代に配ります。

▶︎献本用のAmazonウィッシュリストリンク

スクリーンショット 2021-06-17 12.49.07

学生と起業家志望の人には献本します。若い人にとっては、2000円の本ってなかなかしんどいですよね。

本を読みたい若手の方への窓口はまた僕のTwitterやVoicy、noteで共有するので、待っていてください。

ここに書ききれなかったことを声でも語ります。



よかったら聴いてみてください。


本は書店で買ってもらえてもすごく嬉しいです。ぜひamazonのレビューもお願いします。

スキやフォロー、Twitter等で応援コメントしてもらえたら嬉しいです。

サポートも嬉しいですが、スキやシェア、パーソナリティさんへコメントなどVoicyの応援もらえたら嬉しいです!