いまでも忘れない“たった1つのツイート” ユーザーから届いた声【声の履歴書 Vol.51】
こんにちは。Voicy代表の緒方です。
この「声の履歴書」という連載は、Voicyがこれまで歩んできた道のりについて創業者の私があれこれ語っていこうというシリーズです。よかったらマガジンをフォローしてくれると嬉しいです。
今回は僕らが「片時も忘れたことがない」と言っていいほど印象的だった、とあるユーザーさんのツイートについて語らせてください。
Voicy通勤に変えたら、車窓に初めて富士山が
とても感動したツイートがありました。
もう3年ほど前のことで、いまはネットで見ることはできないのですが、言葉はいまも覚えています。
ブログやTwitterを追う通勤からVoicy通勤に変えたら車窓を見るようになった。富士山初めて見えた。
いつものようにTwitterをエゴサーチしていて、このツイートを見たとき、初めて僕らの作ってきたものの価値に、自分でも気付かされた感覚がありました。これはとても象徴的なツイートです。
このままVoicyというサービスのCMになるんじゃないか、と思うくらい、その情景が思い浮かびました。見るべきものは目で見よう、それ以外のものはVoicyで、みたいな。
2018年2月でしたね。社員はみんな覚えています。その後に入ってきた人にも、入社したときに語り続けてきて、すっかり浸透しています。
このツイートが意味していることって、すごく深いです。スマホに目を落とさなくなったということ。そして社会で本当に見るべきものにまた気づくという意味もある。顔をあげよう、目で見ようと。
そこにVoicyが役立てたら、こんなに嬉しいことはないです。
Voicyはギブファーストとあたたかさを大事にしている
発信者も受信者もそうですけれど、Voicyを使って人生が変わった、考え方が変わった、前向きに生きれるようになった、という声は本当にたくさんいただきます。
この1年で一番使ったアプリでした、と言われたのもすごく嬉しかった。僕らはミッションの中で「生活をリデザインする」と言っているわけですけど、誰かがリデザインされている感覚が得られるとやっぱりすごく嬉しいです。
Voicyについてツイートする人って、結構熱いです。
それはVoicyが聞きやすさとか人のあたたかさみたいなことを考えたアプリだからだと思っています。
僕らはギブファーストとかペイフォワードみたいな意識を強く持ってサービスを設計しています。
僕らができる限りパーソナリティに使いやすい環境を提供して、パーソナリティさんは必死にリスナーさんにメッセージを届けてくれる。そしてリスナーさんは僕らにたくさんのフィードバックをくれます。
サービスにおける「あたたかみ」というのは前にも書きましたけど、本当に細かいところでも気にしています。
たとえばロゴやサウンドエフェクト、小さいところの積み重ね、集積だと思っています。
もちろん最終的に本当に届いているのか、それはわからない。でも面白いですよね。やっている本人がわからない。一生懸命やってはいるけれど。
「Voicyを聞きながらつくった金柑」が届く
あるとき年末に、いきなりお手紙入りの段ボールがドカッと届きました。なかにはこう書かれていました。
「Voicyを聞きながらつくった金柑です、よかったら食べてください」
農家の方からたくさんの「金柑」が届きました。びっくりしました。こちらですね。
農家の方って作業中にめちゃくちゃ音声を聞いてくださっているんですよね。ということは、まさにVoicyを聞きながらできた金柑ですね。嬉しいです。
ユーザーとは、Voicyにとってどういう存在なのか
ユーザーさんは、一緒にサービスをつくっていく仲間だと思っていますし、もちろんVoicyにとっては喜ばせる対象です。
僕らは触媒みたいなもので、社会にある皆さんの願いとか欲望とかやりたいこととかを引き出すために「場所」をつくっているんです。
僕達ではつくれないものを皆さんにつくってもらう感じです。だから感謝の対象でもあります。宝箱みたいなもの。感謝しながら開いて、装飾していって、1つの街をつくっていく。ありがたい存在ですね。
パーソナリティは世に新しいコンテンツを生む存在なんです。パーソナリティファーストというか、発信者が新しいものを生むとリスナーもワクワクして街がますます盛り上がる。
そういう輪が、これからも上手くまわるといいですね。
ーー次回もよかったらまた読みにきてください。
声の編集後記
音声では毎回ここには書けない裏話をお届けします!よかったら聴いてみてください。
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