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音楽を通して「ありのままの私」を発信し、背中で生き様を語る 現役女子大生シンガーソングライター 原口 玲花さん。

感じたものを一番しっくり来る言葉で歌詞にし、これを歌声に乗せ、47都道府県のライブハウスを回り生の音楽を色んな人たちに届けたい、そんな自分の姿を見て「頑張ろう」と思ってもらえる、そんなシンガーソングライターになりたい。現在、福岡を中心に活躍する現役女子大生シンガーソングライター・原口 玲花さんにお話を伺ってきました。

原口さんプロフィール
出身地:福岡県久留米市
活動地域:福岡市を中心に県内全域
経歴:現在、西南学院大学文学部英文学科3年生。路上ライブを見たイベンターの方からライブ出演を依頼され、福岡市各地で出演。
新進気鋭のシンガーソングライターとして、活動も現在拡大中。
座右の銘:思い立ったが吉日

記者:原口さんは大学生でありながらシンガーソングライターとしても活動され、Miss Campus Girl Contest(以下:ミスコン)で審査員特別賞を受賞されるなど本当に積極的に動いていらっしゃり、とても素敵ですね。

Q:そんな原口さんはどんな夢だったり、実現させていきたいVisionをお持ちでしょうか?

原口さん(以下、原口):たくさんの人に私のメッセージを伝えたいですね。私は生の音楽が好きで、ライブハウスでの47都道府県ツアーで、誰もが直接生の音楽に触れられる、そんな空間をつくって色んな人に経験してもらいたいなと思います。ヤフオクドームとなると、私は当事者感があると思えなくて。でも、小さいライブハウスだとその空間が音楽だけで満たされるので、密度の濃いエルギーを感じられ、かつ誰でも行けます。私はそんな空間をつくりたいですね。また、Mr.Childrenさんみたいに「歌詞全集」も出したいです。あと近い未来としては、東京・大阪にライブに呼んでもらいたいし、福岡市内の活動範囲を広げたいです。もちろんライブのクオリティも上げたいですね。

Q:原口さんはその夢を実現していくために、どのような計画で歩んでいこうとしていらっしゃるのですか?

原口:先ずは大学を卒業したら大学院に進学し、古語の研究をしたいと思っています。それは、日本語の繊細さがとても好きで、その繊細な表現を研究して歌詞の研究にも繋げていきたいからです。
また、進学したい大学院が京都にあるので、拠点を福岡から京都に移してライブ活動をしていきたいです。そして大学院在学中にメジャーにいけたらいいなと考えています。そのために、2019年もライブを頑張って、この1年間で関西でのつながりをつくって行きたいと思っています。

記者:大学院で学んだことをこれからの歌手活動などにどのように活かしていきたいなどありますか?

原口:大学院でやりたいのは古語の研究ですね。和歌もすごく好きで、日本語の繊細さがすごくいいなと思っているので、和歌や古語・助詞などいろいろ研究したいですね。これを歌詞の研究にもつなげ、自分の歌詞を書きたいと思います。それで文学ではなくて、言語を研究して、これを歌詞づくりに活かせるなと思います。あとは、言葉を大事にしたいなという思いが強くなっているので、歌詞だけではなくて何か言葉を残せたらいいですね。実は歌手以外なら大学の先生もいいなと。教育というのにも興味がありまして。でも、大学院在学中にメジャーに行けたらいいなと思いますね。

Q:その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をされていますか?

原口:自分で感じた事を掘り下げて、「私ってこう思っているんだな。」というのを言葉にする作業をしています。というのも、発信する事をよくしているのですが、その時に“自分が感じたものを一番自分でしっくりくる言葉で発信する”という事に気をつけているからです。それは、言葉って繊細で難しいもので、時に人を傷つけるような鋭いものになってしまうので、自分が思っている事をそのまま表現するのは怖いと思っているからです。パッと思いついた言葉って粗くてあまりしっくりこないなと思っているので、どんどん深掘りをして言い換えたりしてSNSなどで発信をしています。またSNSでフォロワーを増やし、自分のことを知ってもらうためにも、毎日動画をUPするようにしています。

Q:そもそも、原口さんが歌手になるという夢やVISIONを持ったキッカケは何でしょうか?

原口:元々音楽とか歌ったり踊ったり表現することが好きで、目立ちたがり屋の子だったんですけど、はっきりと歌手になりたいと思ったのは小学校6年生の夏休みでした。それまで仲が良かった友達から急に仲間はずれにされ、とてもショックを受け落ち込んでいた時に、歌手のYUIさんが主演している映画を見て、彼女の"It's happy line."という曲で「誰のために生きているの?さえない日々を過ごして。」という歌詞が心に突き刺さったんです。そして「もっと私のために生きたい」と思いました。当時小学生の女の子の間では、「嫌われないように、周りに合わせて」みたいなのが当たり前にあって、私もまさにその通りだったんです。だからその歌詞を聴いて、変わりたい!と思ったし、自分の周りの人たちにも同じようなきっかけをつくりたいと思いました。

記者:原口さんの歌手活動を通して、聴いて下さる方に対して「自分の人生を歩める」ように背中を押していきたい、その思いが込められてたりするのでしょうか?

原口:実際に書いている曲自体はとても狭い日常で、みんなが心の奥で思っていても言葉にしたことがないような本当に繊細な世界を書いていることが多いです。ただ、先日ミスコンで歌わせていただいた、『デビルの涙(原口さん作詞・作曲)』は周りの人や自分の「背中を押す」イメージでつくって、多くの人の共感を呼ぶことができました。「可愛くいたい」とか「頑張っている人」に対して、「キミは才能があるからでしょ!」と言われたりすることってよくあると思うのですが、でもどんな子も陰で必ず努力しているし、本当は、「こんなことをしなくても応援してくれる人が近くにいたらいいな」と思っていると思うんです。この曲は、そんな女の子に向けて書きました。

記者:この時代は雑誌とかで基準も高いのでコンプレックスを持ちやすいですよね。でもやっぱり努力している人もたくさんいるし。しかし結果だけをみるのではなく、どういうプロセスを経ているのかって人はなかなか見ないんだなということを感じますね。

原口:そうですね。実はミスコンに出場した時も、私以外の子達はみんなとても可愛いのですが、ドレスに向けてご飯を食べていなかったり、圧倒的に人気がある分プレッシャーで押しつぶされそうな子がいたり、そういう子がたくさんいて。こんなに人気があっても、キラキラしていても、そういう辛さを持っていて、「私だけじゃないんだな」と思いました。だから、「私も頑張るけど、頑張れ」という想いで、特にミスコンに出る子たちに向けて作ったような曲でした。

記者:とても共感できます。まさにみんなの心の奥にある、声にならない声を代弁して、その背中を押してくれるようなメッセージですね。

原口:有難うございます。実際私自身も背中を押してもらってここまで夢を追いかけることができています。大学生になって、歌手をやりたいけど自信をなくしてしまっている時にも、「頑張らないと自信つかないよ」と言われたのがとても心に刺さり、やっぱり頑張ろうと思えたこともあります。自分の中で「カッコ悪い自分でいたくない。」というのがあるので、とても悔しかったですね。

記者:原口さんの中でカッコいいというとどんなイメージなのですか?

原口:ブレずにいることですね。「男前」でついてこいよと言えることですね。例えば、私だったら「ファンの人が自分の姿を見て、頑張ろうと思ってもらえる」とかがカッコいいなと思うし、私がやっていることを受けて行動出来る人が出てきて、背中で姿を語る、生きざまを語る、ただ私がブレずにいて、ただそれを見て頑張りたいな、私もこうなりたいなと思ってもらえるのがカッコいい姿かなと思います。

記者:原口さんの姿もセットで歌を発信できたら、すごくファンが増えそうだなと思いました。また原口さんの姿を見て、本当にこれからの人だなと強く感じました。本日は貴重なお時間、ありがとうございました。

原口 玲花さんの詳細情報
原口 玲花 Instagram

編集後記

インタビューを担当した緒方、大野、北川です。

小学校6年生の夏休みの出来事をキッカケに、「周りを伺う」のではなく「もっと私のために生きたい」に変化した原口さん。インタビュー中も原口さんが様々な葛藤と乗り越えて、「背中で生き様と語る」シンガーソングライターとして、聴く人たちが「頑張ろう!」と思ってもらえるようになりたいと語っていた姿がとても印象的でした。そんな彼女のカッコよさに、私たちも思わずシビれました。これには私たちも1発でファンになりました。本当にこれからの人であり、原口さんが2019年どんな活動をするのかとても楽しみです。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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