幸運の鍵 第9話
《令和3年3月16日(火)》
皆さんは、現在中国が害虫を検出したとして、台湾産パイナップルの輸入を全面禁止していることを知っていますか?台湾産パイナップルは、その輸出の9割以上を中国への輸出に頼っています。それが突然の禁輸で、台湾農家は大変苦しんでいます。中国の突然の禁輸は、蔡英文総統率いる民進党の支持者が多く、パイナップルの主要産地でもある台湾南部に打撃を与えることで、蔡英文総統を牽制する狙いがあると推測されています。
それに対し、日本は、台湾産パイナップルを助けるため緊急輸入を開始し、今年の輸入量は、昨年の2倍を超える予想です。東京の台湾大使館に準ずる、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は「台湾を助けたいとの気持ちで多くの注文をいただき感謝したい」と話し、台湾の蔡英文総統は、今月3日、Twitterで、次のコメントを発表しました。
「台湾産パイナップルを応援してくださる日本の皆さん、ありがとうございます」
私達は、東日本大震災で300億円にのぼる義援金を台湾から送って頂きました。被災者である僕は、少しでもあの時のお返しがしたいという気持ちから、これから台湾産パイナップルを買おうと思っています。皆さんも良かったら、是非台湾産パイナップルを買って頂ければ嬉しいです。
現在の台湾問題について、簡単に説明します。以前の政権党であり、現在は野党である国民党(中華民国)は、戦後勃発した中国共産党との内戦に敗れ、台湾に逃れ、そのまま中華民国を名乗りました。その人達を外省人(漢民族)と言います。それに対し、与党、蔡英文総統率いる民進党は、日本統治下から現地に住む内省人(漢民族や混血の人達)、及び古来からの原住民である高砂族が支持基盤です。彼等の最終目標は、中国人の国家としての中華民国ではなく、台湾人による国家、台湾共和国の建国です。そして彼等の思想は反中親日、親日家の多い人達です。大陸の中国共産党が、蔡英文総統を危険視するのは、そういう理由からです。我々、日本人は、親日台湾人との連帯を強め支援していく必要があると思います!
今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに幸運が訪れますように。