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幸運の鍵 第1098話

《令和6年4月16日(火)》

人間には大きく分けて3タイプの人間が存在します。それは、悲観的なタイプ、楽観的なタイプ、そして現実的なタイプです。それぞれ生まれ持った性格に、生きていく中での経験値が重層的に重なり合って性格を形成していくものです。どれが良くてどれが悪いかという問題ではなく、それぞれ一長一短、優れたところも足りないところもありますね。

私がいつも言っている持論、「準備は悲観的に、行動は楽観的に」…で考えると、準備段階では、まだ足りない、まだ安心できない…と、徹底して準備を尽くすことが何よりも大切です。そしていざ行動する時は、微塵の不安も持つことなく全神経を集中させて事に当たらなければいけません。米国の作家、ウィリアム•アーサー•ウォードは次のように言っています。

「悲観主義者は風にうらみを言う。
楽観主義者は風が変わるのを待つ。
現実主義者は、帆を動かす」

悲観主義者と楽観主義者は、どちらも未来に対する思い=理想を持っていますね。その理想が、大丈夫実現できると楽観的に展望を開けるか、実現は無理だろうと悲観的になるかのどちらかです。それに対し現実主義者は、未来の展望より目の前の現実に焦点を当てるタイプです。現実主義者の足りないところは、理想に根ざしていないため、今が良ければいいと視野が狭くなる傾向が強いことです。

しかし、現実の世界で生きていく上で、現実を無視しては何にもなりません。ウォードの言う通り、想定外のことが起こった場合に、焦らずに的確に対処できるのはやっぱり現実主義者なのです。理想を持ちらながらも現実から逃避することなく、目の前のことにしっかり取り組める人間…、準備段階では決して安心することなく、一つ一つ着実に努力できる人間…、そして自分の理想に向かって楽観的に且つ現実的に実行できる人間…。そういう、一つに偏ることのない重層的に処理できる人間を目指していきたいものです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

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小笠原正典
数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!