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2日目、東海自然歩道。忍頂寺から嵐山まで2020年6月21日

昨日に引き続き忍頂寺バス停に到着。
今日はここから嵐山まで行きたい。
距離はそこそこあるけれど、大半は舗装路となる予定だから、なんとかなるだろう。
忍頂寺の交差点からすぐに階段を登る。忍頂寺というお寺があるのかと思っていたが、途中にあった案内板によるとどうやらここの地名であってかつて存在した忍頂寺は今は無いみたいだ。

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朝一は身体も動かないので舗装路の坂を行くとしばらく行くと登山路に入る。
というのも束の間、あっという間に竜王山の頂上らしきところに建つ立派な展望台が目の前に現れる。

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早速登ってみるが、木製の階段の段と段の間から見える隙間が高所恐怖症の僕にとってはめちゃ怖い。
よく、高所恐怖症なのになぜ山に登る?と聞かれるけれど、これとそれとは話が別だ。
展望デッキに出ると大阪市内が一望できる景色だった。案内には大阪ドームやらユニバやら書いたるけど、湿度が高いせいか霞んでいてよくわからない。
展望台の階段をまた恐る恐る降りて、車作の集落へと一気に駆け下りる。
ここら辺には東海自然歩道の他にも沢山の自然歩道があるので、それぞれの道標が混在して、なかなかの難易度だ。
間違わないように進むが、さらに追い討ちをかけるようにここから萩谷まで一般コースと健脚コースが分かれる。
健脚コースで竜仙滝を見たかったので、そちらに進むが、その道はダンプがビュンビュン走り抜ける道のようだ。歩道も無い。果たしてこんなところを歩いてていいのか?と不安になり、他のルートを探す。あっち行ったりこっち行ったり地図と睨めっこしたり。結局、覚悟を決めて歩道のない道を進むとしばらく行った右手に、山へと続く道がついていた。こういうのも東海自然歩道にはありがちだなと思い進む。

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渓流にそって木漏れ日の道を進むとやがて前に竜仙滝が見えてきた。木々の間からキラキラと差し込む光の中に勢いよく流れ落ちる滝は、龍が天に登っていくような風景だ。
山道を抜けると総合公園を突っ切って、また川沿いのトレイルの入る。今度は小ぶりな白滝を経て摂津峡に入ると、なかなかの風光明美な風景が広がり家族連れが川遊びを楽しんでいた。
摂津峡を抜けたら一旦街の中を歩く。そしていよいよ本日の主役ポンポン山に向けての道を登っていく。
神峯山寺から本山寺、ポンポン山を経て京都へと向かう道だ。ここいらのお寺も昨日の開成皇子の縁のお寺みたいだ。
神峯山寺へは比較的すぐついた。そして天台宗のこのお寺には荘厳なお経と木魚の音がこだまする。天台宗のお経はなんだか迫力があるような気がする。境内に立つだけで、身体が浄化されて元気になる感じがする。僕はこういう空気感が好きだなぁ。
神峯山寺のいい雰囲気をもう少し楽しみたいが、先に向かうことにする。ここから本山寺まで約3キロ。しかし、ずっと上りのコンクリートみち。なかなか脚にくる道だ。途中で汗を拭う人、休憩所で食事する人、脚がとまっちった人、かなり過酷なお寺参りだ。
本山寺も物静かであるが凛とした空気の張り詰めるお寺だ。境内を通り抜ける東海自然歩道の案内もあるので、そのルートを辿る。境内を抜けると一気に山登りが始まる。ここまでで疲れた脚にさらにカツが入る感じで、きつ楽しい。なんだか変なテンションに突入する自分を楽しみながら、いよいよ京都府に入ったらしい。ポンポン山に到着した。

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ポンポン山は山頂で飛び跳ねるとポンポン音がするということだったので、楽しみにして行ったが、飛び跳ねている人はいなくて、どこにそのポイントがあるのかもわからず、1人であちこち飛び跳ねてみるのは勇気もいるので、諦めてしまった。またまだハートが小さいなぁ、、、自分。
ポンポン山からは一気に金蔵寺に降る。ここは適度に走れるいいトレイルだった。
いよいよ京都の街中を走る。金蔵寺から花の寺を廻って、柿畑の中を突っ切り沓掛へと向かう道。そして沓掛から嵐山に向かう道。もうトレイルらしき場所はない。街中を繋いでいくルートだ。こういう道はすぐに迷う。持って行った地図でも、道を正確に把握できていなかった部分だ。もう、迷っても諦めて先に進むことにした。ここは沓掛から嵐山まで繋がればそれでいい。前に京都一周トレイルを行った時に通ったことのある道もあったので、懐かしく思いながら嵐山まで駆け抜けた。

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コロナの自粛明けすぐの土日だったので、さすがの渡月橋も人はまばらだった。渡月橋に着いたところで2日目はゴールとしよう。今度は渡月橋からスタートにする。
いよいよコースは京都に入り、見所が沢山出てくるようになった。少し走れば国宝に当たるといった感じで、さすがは京都府といった雰囲気だ。
基本的に観光客ウェルカムな体勢を感じるので、次回からは京都のトレイルを楽しむ。


今回使用した地図


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