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【Factorio】パラメーター信号のガイド『バニラ2.0の機能のみで自動配車システムを構築する解説』

オガタス

今回はMODはなしでFactorio2.0における列車のシステム構築を紹介しようと思います
あくまでも筆者のやり方なので他にも方法はあると思います、参考程度にどうぞ

また、この解説ではパラメーター信号の解説も行っております。(そっちをメインで書くはずが駅のシステム解説になってしまった)


どんな自動配送システムを目指すか

今回目指す列車システムは以下の物です

  • 何もない時は待機ステーションで待機し要求駅からの指令を待つ

  • 要求駅からの指令を受け取ったら出荷駅で物品を回収し要求駅へ運ぶ

  • 燃料が残り少ない場合は補給駅に自動的に移動して燃料を補給する

Factorio2.0にて駅のスケジュール割り込みシステムが実装されましたが、それとは別に便利な信号を実装してくれました。

その他タブにあります

この信号のおかげで恐ろしく簡単に配車システムを構築できるようになりました。

実際に割り込みシステムを使ってみよう(燃料自動補給編)

スケジュールの割り込みを利用し、まずは『燃料が残り少ない場合は補給駅に自動的に移動して燃料を補給する』システムを組んでみます。

保存を忘れずに

今回はロケット燃料を例にしましたが、石炭でも固形燃料でもやり方は同じです。
画像の場合、残りロケット燃料が10個を下回るのを条件に割り込みが起動し、補給駅への移動が開始します。
これだけの設定を追加するだけで燃料が一定値を下回った時に駅に補給駅で満タンになるまで燃料を補給しに行く制御が可能となります。

燃料パラメーター信号を使ってみる

対象駅の名前は選択ではなく、手入力で指定する
動作してる例
割り込み設定の信号部分がロケット燃料に変化してセットされているのがわかる

燃料パラメーター信号を使うと機関車の燃料がそこに代入されます。
画像例だと機関車の燃料はロケット燃料のため、ロケット燃料が10を下回ったら『[燃料パラメーター]補給』という駅に向かうような動作となります。
実際は自身の使っている燃料である[ロケット燃料]にパラメーター信号が変化し、『[ロケット燃料]補給』を行先に指定します。

このようにパラメータ信号を使うことで、信号毎に行き先を変化できる汎用的なスケジュールを組むことができます。

パラメーターについて解説

駅の割り込みシステムで使える信号は以下の4種です

この4つ

左から解説すると

  • アイテムパラメーター：積み荷の信号が代入されます、混載している場合は先頭貨物車両の左上に近いものが挿入されます。

  • 燃料パラメーター：先ほどの解説の通り、自身の燃料が挿入されます。

  • 流体パラメーター：アイテムパラメーターの流体バージョンです

  • シグナルパラメーター：外部から駅を経由して信号を受信するとここに挿入されます。複数受信している場合は一覧の左上に近い順です。

今回の解説で重要となるのがシグナルパラメーターです。
外部から信号を受信、つまり要求駅から信号を送りそれを受け取ったことをフラグにすることで機関車を動作させることができます。
信号の受け渡しはレーダーを利用することで簡単に実現が可能です。
レーダーは他の用途で使っている場合、某海外配信者(Nilaなんとかさん)のBPみたいに、片っ端から送電線に赤と緑のワイヤーを這わせて物理的に接続してもOKです。

レーダーを経由して右側で鉄鉱石の信号をちゃんと受け取っていることがわかる

シグナルパラメーターを利用し、自動配送する割り込みスケジュールを組んでみよう

このように『出荷で積載⇒要求で荷下ろし』をするスケジュールを組みます。
これで要求駅から『鉄鉱石』の要求信号を受信することで、以下のようなスケジュールに変化します。

鉄鉱石の信号を受信することで出荷⇒要求のスケジュールがセットされる

注意点として、駅が満杯かどうかを割り込み条件に追加しておき、出荷駅、要求駅で在庫数に応じて入庫制限をかけてスケジュールの動作を制御しましょう。
これを忘れると信号を受け取った全ての列車にこのスケジュールがセットされてしまいます

入庫制限だけだと実行できなくてもスケジュールはセットされてしまう
そして駅が空くまで寝てしまう💤
行き先の予約が確定したら出庫するようなシステムを組んで無駄な待機を発生させないようにしましょう。

後は供給、要求駅に『貨物を満タン(40スタック*車両数)に満たせる数or荷下ろせるスペースが用意あるならば入庫制限を解放する』回路を組みましょう。
出荷駅で在庫の補充待ちや要求駅で在庫のスペースが空くのを待つことを防ぐことで効率的な配送を行えます。
全体の動作イメージを表すとこんな感じです

おおまかな配送システムの流れは説明できたので、次は実際に駅を構築していきましょう。

配送システムに対応した駅の構築をしよう

今回は鉄鉱石の説明なので鉄鉱石の駅を組みますが、今後何種類も駅を増やしていくことを考えると毎回設定を変更するのは面倒でしかありません。
1個の代表の駅を作成し、建築計画パラメーターを利用して後から設定変更を行えるものを作成しましょう、その作り方を解説しようと思います。

建築計画(ブループリント)で利用できる特殊な信号です。

要求駅

汎用的な設計にするために計算回路を大量に必要とします

これが要求駅の内容です、動作ロジックは以下の通りです

  • A*40スタック*Bで駅の要求する数を確定する
    画像の鉄鉱石の場合、A(今回は列車3台分とする)*(50*40スタック)*2(貨物車2台分)で、最終的にこの駅は12000個の鉄鉱石を要求する。

  • 次に列車が1台あたり貨物満載で持ってくる数を求める
    これは50*40スタック*2(貨物車2台分)で、1台あたり鉄鉱石が4000個運ばれるということになる。

  • そうすればこの駅の要求を満たすのに後何台必要かを『(12000-在庫数)/4000』で割り出せる
    在庫数が0ならそのまま3台要求するし、在庫が6000個あるなら残り6000の要求列車数は1.5だが切り捨てられて1となる。

  • 待機所が要求する列車数より狭いケースを考慮し、限界数も設定可能としている(Cの値)。
    本来は最大列車3台分の在庫を受け入れるのだが、入庫制限を1にセットして2台の順番待ちが起きないようにしている。

  • 最後に、入庫制限が1以上ある場合は列車を呼び込まないといけないので、レーダーに乗せて待機所に要求信号を送る

しかし、これだけの設定を鉄板は100、ロケット燃料は20、と毎回調整や再設定するのは非効率です。
ここで『建築計画パラメーター』の出番です

名前入力の右にある紫の■を押す
設定画面が出る、鉄鉱石のアイコンと下にある3,2,1と並んでる変数が状況に応じて変更する可能性がある場所となる

これを編集して汎用的な物にしたいと思います
先程見せた定数回路の設定画面の通り、数値を変更する可能性があるのは,A,B,Cの数値と要求品目の4種類です

変更する可能性がある場所のパラメーターにチェックを入れて保存しましょう、名前の項目内容は任意で結構です。

すると、保存したＢＰを次回設置時にこのような表示が出ます

設置する時に項目の数値やアイテムの種類を設定するだけで、駅名から要求数、入場制限数まで全てが変更可能となります。これで要求駅は１つだけのＢＰで管理できます。
実際にこの要求駅の建築計画を下に用意したので、実物を触ってみたい人や設定を確認したい人はこちらをコピーして使ってみてください。
改変等は自由です。

0eNrVWluP00YU/i/z1CKH+jJ2LlKQgL/Qh0q7UeQkw65FYgfbgW5XeXC2oMBSiihoBa1aQFxVNUDVIlpo+1/qzS489S/0jMdOnOCsZ9JyQ2j3ZObMN+d8Z+bMzNlsoka7R7quZfuosolaxGu6Vte3HBtVUDgYhMGOuvvs1u7zu7vPLoTB6OXzC/AxHFwZDx/uX30QBtfDwfb45i/jy8NVe8XySafq+YS0C8114vk1GMEaXdIqnLFcUoOhe5fu7j+9wYaGwTdhADD397ZvjV/8CkIYfBUGf0IvkpDVdGwPVVY2kWet2WabmmibHQK2ueRUD2YgLpsJ9UHbbpHPUUXpSxn6vmtadsHznW5KVe3XJERs3/ItwuaJPmzU7V6nQVzAkpLxLdK0WnQ2p9OwbNN3XLCv63gW42oTAVzBUA/rEtoACRdhlhY43GT9JQmBL77rtOsNsm6etmB8xHeEWoe+VoTk0db0J7DphOV6fv01j7qmCwJlQKYueYQOS6n5G12qdtpy/R60TDxhGoXjdBB4Q2GoNxX09/k7oJWerW4T/4zjnoysghCiiu/2iITWXELAqRNm2yN9yqHT87s9f0Go5gzlw+z3aRjnwqEKhkObCccbDsAMl0eQKC1Np7sBZvRsv37CdTp1y4ahCR/ZdGiCdCgf8uo88jbW5kFB+E8rF08cNF3LX4cprWZOtOQkVof12Wgpana4pshzEVsyRNlqTpdASNgB8QlK6M0ddnDoYoJjJimt8wbxhTuLen156o33l/rCh0C9IUy9Xnpj1OdknGOpQNBrh2/SKxGWZ2k/lEV7PnImO8WJomu2zMyFqE8yNkhZGCUp44KTdRImMHykRmB1CtYlAln7U8ahX4/Ge/W21bH8ZLmk23LWLEXxE8rZBTLVX3t5L9h7MkDU9DazF37Ih8u4TP+VSnKxLBcVGeOyqpSKwOAadEuoEf006Q0xg8myeJqYnqc613n6f2cJnjM0d/EukzMy9n9uzsjIM5m7QpGXz9f6u8rXOZH47MOMhLJ8JPB7GoljS0cim6LpiyQ5M3LON2OSM16jaEHW8Fi/NyvDZTZ579I10gYr51tzqDgKLaegA/yBRttxO5HSzKW7GjX06EmoUfeTd7OUz7MQuJoC16T8xCYErqTAp5fBdHCF4KJDpgz3/Bo9p7ptcwOeSLOFk5XY8gIzuJowXqu+un82DH4cD3doIeWPa+Nvvx8Pz4XBaO/a43BwhR1sSWVkFAbbq/ZHrBEUqgthD2E5HPwWDv4Kt7bCwaNDCxSP1T5etRf2VcEeWtsJRi9/frB//iEzMlXq2QmDe2HwZWTb9kKg47GTo3Hw3d5Pt3d/H45HN8bDp6+uX4b/+9cugierdlIsSh/r1Rn3B7fDwZ1w61y4dRNl7Txt+bul/rbvlkffXKriOXne4REyffd6pA10Oy5njLgPkDRDkICbJ2E9fkFQpjXT3d/otU8W4DpKXFh7WXbgA/J0FrTBD60LQk/fCanS6sE2L3gtKCVeqNyHh1Lmd1gVc1iV+aE1QWiFlwA1jwBV5YXScqE0fodlQYcxP7QiCK3zEiDnEmDwQim5UEVuh3FJ0GHe3ZMCXmQl/+7BhpiVmsxrpZFnpabwW1kUtJJ396SAF1nJv3uwYFbXMK+VualX4z97sOABofHuHpyb1TWB3SOYejXu3ZObL7VyCso1rbV1vwC/2gcVvrRZC3FWjV7mh1UEYBVuWL0sAKvywxYFYDV+WF0AFvPDioRM54cVCZnBDYtFQlbkhxUJWYkfViRk/LsMLwxZTUL0z/60NLGiSIqkSUpNAkkFSY0k+B23aVJZ0kCCz1IpaqNaxUiCcRKOeql+ORobjVRjkQ6mihgUFSXSxNCvSxgknTYySJ0OkqNWg7ayyQ1qmBKLABEbJ1MNNi3IKm2nA6nmpJ1aq8Ruqaw9kovTOSNZZTOpyrxsMFmfl2MKSpQ1pq/J8zLT1/C8TMcC9ZPXNSsNxW9FqzV9JsKbP1V32GHfvIDn/T8vfqDfv2gtKpQUJu9hugbyqydRGo/njxeYlAgVpM0YtPvs1nh4LtumA2HUKQwrYcTfVgke0VLL14+jb5dwISlTpLgMEozGZ+/SL7pElQxargkeRTBAM61k0BNz8k0aCbXNBoH3Odp7cmn/6gPmy6v7Z6HnNEQjok03VPoXCx1jGWu60e//C1gXVjk=

出荷駅

出荷駅は要求駅より簡単で、「在庫数の総スタック数/(40スタック分*貨物列車数)＝入庫制限」で設定するだけです。
『貨物車両が2両なら駅の在庫が80スタックあれば満載できるので、1台入場許可する』それだけの構造です。
もちろん鋼鉄チェストが満杯で無制限だと満杯時に計7台近く受け入れてしまい大渋滞となるので、入場制限をかける仕組みも忘れずに
これも建築計画パラメーターで変更して使いまわしができる設計にしましょう

こんな感じに汎用的な計算回路を作っておいて
同じように調整が必要な個所をパラメーター化しておいてメッセージを加えておく
これで出荷駅も置くときに設定が簡単に変更できるように

BPは以下のコードです

0eNrdWVGP20QQ/i/7iDaH13biONLx0L7yyEOlI4qcZHtn1bGNvblynPKQExXXlpYKqKpWSFBEaftAKQhK1RZ+DLnctU/8BWbWTuIcvq43FYfE3el2vPZ8OzPfznrHu0u6wZDHiR8K0tolfZ72Ej8WfhSSFpns7U3Gt8yDp3cPnt87eHplMn708vkVuJzsfT7df3j05YPJ+PZk7+r0m1+mN/bfDzd8wQfrqeA8qPW2eCraoJF1Jrxfu+gnvA2qh9fvHT25k6lOxl9MxgBz//Dq3emLX0GYjK9Nxn/AXUKJ34vClLQ2dknqb4ZegCaG3oCDbbGXpv42r8VJtO33eZINSEagFPb5h6TFRrRETSSeH9ZSEcWFR81RmxIeCl/4PBtOXux0wuGgyxPAojP9Pu9lo0WDrh96IkrAzDhK/SxkuwTgasyy1+qU7KBogB2kD573siealIBTIomCTpdveds+IMjAS9wO3OtLrBR7i1dg1Xk/SUVn4ZPYidGmbT8RQ+iZG5k9UXsXXUw5glRXOotK4F3sJdK7Fvnz8nfwVHHsTsjFxSi5IG0EZklLJENOyWbCObh43gtSPsKYRkMRD8VxBquYXW2E0QhJPkaWqUuW9T8i653Tp6oXxTsQimEoOueTaNDxQwDKod+ISIuWZG0ZgTl9rrvMHjPL6ZNoHUSLuUaw38sYEh2pn3YCf+CLmT/FPi3SEVN4+YKbrZXI5oALmLhGe/rJs5fXfiPoSJBZD/+MNdd28afZNBzXcJhh267Jmg4EYhNuU9KV/z1cBUsCa8/t8BJfbMFYfk+VJOZaMcplYV1gHUsMzUw4t0omnEGlKObJLJRvk9mc1qOjLF71FeJlrZ0wK5v/bvRWX0eK0XtrteitsPYcM/afOvk6kishQjlJjRVIYqc2qc8UaMFNjfBww2Ubbx72MydMWmeFeBinFg/u9bZWmakzvTdN9XP/7WRtLuzhAawMkWqTYrpKaoohgfnVu1BL/Y84KRvenQ8/m4uq4Zvz4UGqtKCl2f10WYbdxWx/jvEP4C231AuvbOV8p+QDuAH+QGcYJQP50NIuaF12DDHFTHQ/B7eoeiHUAmewc2njKzwOvB3YEC6XTxv5KLUMfH3mQHv94PebWEVBOfXzg6PLD6f7t6CuKhRVtybj7yfjj2V9dBXqqnKgs+31V/cvAcp0/NXhD98ePNufProz3X/y6vYN+Du6+enhzcekhH1mzN3uDoMLNdi48ASIKCXeWSK+DI1poDWUaIvde6GOVFjmnoBlVcZqKLFsDS9tpZd1DbS6Eq1R2c+60k+nMpatxGpqeGkqvXQ10CwVmmlU9tNS+WmyylimEsvU8NJQelk9AwylZRoZwJpKyzQygLlKtMoZUMA6yc/KGVDw8iQsjQxgyrXR1MgAply3rcoZwJQrrVU5A5hypbU0MoAp10arcgYw5dpo2QUsqPc3t0QNmuC13ySc5c2SXYZb18C1NHAbGrhMA9epjotztjJuUwPX0cB1NXA1eLMNDVwN3mymgavBm21Wx2UavNmWBq4Gb7ZGvrETeWtTggcPWGVsMMqoSVmbbmALv1KyaJ1aIMEdaueSCX1mLrm5hM+hrgXPZRo2SI255EipMddwoK8pNRzoa1IbJLimLDcBx4M9qpQRE/ZxUm6g7GQyYsBeBWVsKPAtZelJposNNTNdbKiZ6WJDrUwXG2pluthQC3UhNPNvjVkVlpdHfn9RGUGtgpWJ/A4pKxM8m4Gy5K8XX+MJTV+excw/WC7qp9r8+wCSpC6q5Iqbj5/PADoTWsRcGJTVTPlB1PhHsG/62WN5cDQz67VIbIGU111QQF26h2dYsnSCoglQJQzEBz/I4ptofkhGSeB1eQB9hz9dh2ItCwzUYXBnG8Io/a03TPxCW7dtw7bqjdHob8tTYug=

待機駅

先程の解説の通り、ケーブルとレーダーを繋ぐだけで終わりです。
ただし、シグナルパラメーターは複数の信号がきても先頭の信号しか反映されません

このように複数品目が要求されても、左端の鉄鉱石の信号しか反映されない
鉄鉱石の信号がなくなれば初めて銅鉱石が反映されるがそれでは遅い

対処法は簡単で、選別回路のランダム入力を使ってやることで解決できます。

入力された全信号のうちどれか1つをランダムで出力する
これなら鉄鉱石の仕事が全て割り振られても、銅鉱石に切り替わって次の配車が始まる
レーダーで受信した要求信号分だけしか経路探索を行わないので、更新間隔を1tickまで下げてもUPS負荷はそこまでないはず(多分)
レーダー＞選別回路(ランダム入力)＞駅で繋ぎ、駅の設定の「列車に送る」にチェックを入れて待機所は完成

BPも置いておきます、列車の時刻表もセット済です

0eNrdWE+P20QU/y5zAjRZ7ImdOJHCob1y5LZEkZPMJqM6trEnKdEqBwcqtl1aKspq1QoJiljaHmhLgaXqH/guOMm2J74Cb8ZxnKRuY7NiJYiiZDwz7zfvj9/83swualp96nrM5qi6i9rUb3nM5cyxURWF43EYHJLJ49uTp0eTx1fC4P6Lp1fgMRx/Od27d/LV3TC4GY73p9/+Mr2+96G9zTjt1XzueGaHFrhpX6iDSNTr0XbhIvNoHWRn145Ojm9FsmFwIwwA585s//b02a/QCIOrYfA7jCKMWMuxfVTd3kU+69imJXS0zR4F5VzT99mAFlzPGbA29QqtLvU5GoGQ3aYfo6o6wiliy9otTSajOkbU5owzGi0oH4YNu99rUg/QcIzQpq1oPafXZLYJeKCo6/gs8touEmsrpS0doyGqFgzQA7XB8lY0bmAERnHPsRpN2jUHDOSl5yVqA8baEskXvctPoNMO83zeSGziQ1doNGAe70PPQsVoRuF9YaBPBUh2ofNCCGxzTU/aVkV/Xv4eZi2v3bApv+h4F6SOEFlU5V6fYtTxKAUTd0zLpyPhUafP3T5fj2AWtbOtMBqJIK+FiiwATY/xbo9y1toQrXLOaCXAawE7swg5LoX4RHn6Doo9nXPl3DFdU/ZVGTltISQQRqkxKuZMJ+P/k07vnX0ytRx3CK7o27yx4zm9BrMBaBGsU6SahlP31VcDqKpJALf01RBqKcB6ZmBtBTgFqrSAchm4KgUi2auVdIhyZm2MfGYaWYGJusnMygKKeyazCwDopmVSMYIpV1a1U0l6IkmwhgBzaY7X/oMoV3hDyvsNi/UYj9+s5b5c6ScwebzrRXWFyCvYiGEDUerTz568uPobEoZYkfbwo2xVtIr4GIZSrihlVdG0ClGNMvizA8MYNeWvKSqGFL+qyinoRHr53yQQara6/2RbOrfOIe/+9zhEVfNHxjizyJxbCouoYiGxIQF0BT6nZ28AT3dJUvvEa25wSGXhEGN9w3oNtfrRuL/aBk6K627xTliQkSu9oNhGmzD6CAbAHui0Ha8nJ61wZ0129IUniTB/Dl7Em2k4F7gKfFcX241rmUMoI1bPRdvzVQoReC02oF6bPD8QxyM4Jz26e3L53nTvEA5MS6elwzD4IQw+leeefTgwpQOdr9de3rkEKNPg69mP302e7E3v35ruHb+8eR2+Jwefzw4eorToJ1WV2++l7f6qsvL+Lwc7DU/biKfnwtM34pVz4ZU24RGSC2+Z54GjOl1egD/rTTRa3kzyqpEdVs8BW8kOW84OS5TssJUcsGpmWLGvZ4Yl2WFzhIwUs8PmCBnRssPmCZmeHTZPyEqZYUmekGXPMvLakMFxSNwmCYrZVrGKi1itY2gRaBHZKoo2tIgcjVrxqPivSAmQw1DhFWUTphI5rkGvLse1aFw0oQOXZQt+sREtqAghFWuircYAoNyiLI1IcM5OrJ0QE1CFIAZZskpiEFdewAp/Pfvmrdnxo8nzG2+LC7C2vOpa1LgJjRUW1Ynw1mZuk+XCXI95KHDcqCKSKBaO/wg/+TkcP4g4LAwegKrTLx7Kq7m5huiNYGoCNmdAoLJLR+KaUJIY0BegShhwlSjjYWZyD4mRZTYplEFo9tM1QZuxQpGzgBphygBcK23XS0QU+LqmKVpRL41GfwP151kI

要求駅(液体編)

ここまでは鉄鉱石を例として汎用的な個体アイテムの輸送駅を完成させました
次は原油や水を運ぶ駅も作ってみましょう

といってもやり方は固体とほぼ同じで、違いとしては

  • 液体にはスタックの概念がないため、どんな液体も50000＝1タンク貨車で設定できる。
    スタック数に換算する回路が不要なので固体より簡単に組める。

  • 固体と液体の要求信号が混在しないようにレーダーへの接続は緑のケーブルを使用する(間違えると貨物車両が液体の駅に来ます)

  • タンク貨車の待機駅は名前を分けておき、貨物列車が入って誤った仕事を拾わないようにする。

以上をふまえて設計していきます。


液体要求駅
タンク2個で50000なので貨物車両を受け入れるのにちょうどぴったりな幅である
列車を要求する台数の求め方は
『((A*50000*B)-タンクの貯蔵量)/(50000*B)』
でOK
0eNrVWd1uE0cUfpe5ArRO998/kpEKr9ALpMSyNvYkGWGvl911aBT5Yk1BhrQUQaMIWrWACD+q6gBtI1SgfZdu7ISrvkLPzO7a63ic3U0TKqLIPj5z5psz59s5Z2Z2HS022tiyiemi0jqqY6dmE8slLROVkN/t+t6WvPfm0d7b7b03t3yvf/D2Fvz0u3cHvRf73z33vft+d2Pw8LfBnd6COU9c3Cw7bss2lnHONczLFegSaG1cz10lNq5A3+Ht7f3dB0Ff37vne4DzbLjxaPDudxB87xvf+xNakYBIrWU6qDS/jhyybBoN6qNpNDE4Z+Mrbey42M7VVuAbdcDarOMvUUnqCBz7uFsxY7lTERA2XeISHIzEfqxVzXZzEduAJkQIdVwjdTpeq7lITAPwwEOr5ZAgXOuIjq3Kc5qA1lApp+ZhFPDftVuN6iJeMVYJ9GBBZjhVaKuzvg7Vxn+BF0vEdtzq1CwswwaBzlpEDL5JNdSVEjqP6FxabddquzOCNtXdWgM32qZbXbJbzSoxoSsqLRkNB3cqnQ4N5KFwyBnDoUyEow5PQC1oL5x6cBxMu8XM3DWLmq0S222DZjSTwCJ3cSqif998Albx0aomdq+27MvMK3imUcm121hAyzbGZhS5rDSkw+TSoWSkQ/2U6Tj/Mcg4ak38J6pUgZuKpknSpDFJc9okTSoHWEsNrE4Ac6D0EZRFgBwOhD6C0PkQ+dTeFLJNs5AWWJeSplkcQdlG3eAuFHGEofExJHEE4toGMXPglcXNgBHO5BQlmb/iGFiVglk4w2r5IlhibpX1d6oN0iRu9HjGdQnrlKK4RrgBCEp3rL1y8NQbvuoi6noj8Bc+xLmiWqR/hYKYL4p5SVTVoiwV8hDCZWgW0CL7NGht5oVyXGMNm7grMBippU5kWqpENgY+lMtOMXm1LGxHoTyHojSUOFbmFHfIvek+YfIKO1GEDjdFSXJ2IvSQBnUu5QOemomEEF/i8sIPaZyJ3EkxwYlqIhO8csFlQjk+E9qJM3Eya+LCYSY++ySYULMzUTg1JtKEOJw4PTpBhYQioInwlyIdJYPzI6QdP0IfPWt8fiJP7nHCd+l/zu3jvV30ZCRwVByV2CmWZhRZJ2h3JmXYdEcncxqABizqw9pE0gR0BRpgPqA0W3aTGU0cDspM0abPO7sAiM73QjK5mcDlGLgiJO8Dju35eFXFc2EmOLYpK8J5pEL3dVbDWIOj3OQdz3zoeS5wuBxFvFL+8Oy67/086G3RO5/3m4Pvfxz0bvhef7j50u/eDTaC0R1O3/c2FswzgRIMyizlnJsBfqFydsGc2VaGwegdk9c/eP18/+aLwIPYldOW7z31va/YwBszgS6GM+gPvB+Gvzze+6M36D8Y9HY/3L8D//ubX4ObC2Z0aRXf45Yn5tZ97Hef+Ndu+NceIt6yGp93rHaTdwDQYkcJ7sIsJCJoCQjFRIT80QiymISgywkIUux4BseN5RU3B1+No05ESvKhT5bTw2oZYJX0sPkMsGp62GIGWC01rCZlgNXTw2ahLJ8eNgtlhfSwWSgrpofNQJkipobVM1CmpF9l+kzKKgKiN/G0Bs9LgiTIglIRmCSJgsREVSgKMkgyKBWmk6lZqAONxPootI8SijLVypGohyKzpQAq2GojCbZ5VASFkGcSfAqFYHQ6FOwp1UBW6QgUS2KjqYGzDEMP7FVqowU2WqSHSY5yerDbCCs1qY+LNFSaWCnbCl47QFH5591PZ4a7r/fe3ztLX0LUZ9Xg3GgrSqOeXJhZ4gz9CCkVIqGEpAnHoARCveX6ho6Ekccwfvcv/9qvfncHKimtod4OLeTfvmRvWVKBxXwK6zAU1Ovb9I0PK6V0M+DtMBiIOC2lYDl+pSSghrGIYXeMhq9u0+I9cojNCwo0mKwCQyyEmi7TiyRNVUVV0fRO518SIXUo
出荷駅、スタック数の計算回路を省けたのでかなりコンパクトです
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あとはタンク貨車専用の待機駅はレーダーから緑ケーブルを接続すれば、液体と固体を別々に管理したネットワークの完成です

これで配車システムは完成となります
後は『要求駅⇒加工場⇒出荷駅』と繋いでいけば、どこまでも列車網と工場を巨大化していけます、お疲れさまでした。

終わりに

『Factorioの割り込みシステムを使えば配車MODは不要』とは言いますが、実際どこまでLTN等の配車MODに近い動作を再現できるか試してみたのが今回の解説の発端となります。
結果的には1駅につき1アイテムならほぼLTNと遜色ない性能は出せるとこまではきた気がします。

シグナルパラメーターが1つの信号分しか受理できないので、1駅で複数のアイテムを取り扱う方法は残念ながら私の実力では方法が思いつきませんでした。
何か方法が思いついたり、アップデートの新機能とかで実現可能になったらまた追記するかもしれません。

今回の解説で登場したBPをブックにして纏めたものです
内容の改変、マルチプレイでの再配布等は自由にどうぞ。

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もし今回の解説やBPであなたの工場の発展に貢献できたならば幸いです

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