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#1「日本語クラスはじめてみた」

 本日記念すべき第一回を迎えた日本語クラスの振り返りを簡単にまとめます。なぜ日本語教室を始めようと思ったのかと将来の構想を軽くご紹介し、外国人から逆に学ばせてもらった点も紹介していきます。

なぜ日本語クラスを始めたか

 そもそも日本語クラスというのは、日本語を学びたい外国人に対して日本語を教えるというものです。私は日本語教師の資格は持っていますが、本業で行っているわけではないので教科書を使うということはしません(…というかできません)。あくまで、日本人がいる会話コミュニケーションの場を設けることを目的にしました。

 なぜ始めたのか、それはマーケットアウト→プロダクトインを実践できるのではと感じたからです。どういうことかというと、新サービスを構築する中で、顧客となる人の課題(ペイン)から、それを解決する何かを提供することによってビジネスモデルを創り出せると感じたからです。

 話は少しマーケティングにそれますが、

 これまでの多くの事業は、生産者→顧客という流れが一般的でした。プロダクトを先に作り、顧客に届けるという、プロダクトアウト→マーケットインが主流でした。

従来
生産者→プロダクトアウト→マーケットイン→顧客
いかに売り込むかが重要だった
これから
生産者←プロダクトイン←マーケットアウト←顧客
顧客の課題の解決

 こうした流れを踏まえ、顧客となりうる日本で働く外国人に目をつけてサービスを作ってみました。まだまだ、パイロット段階ですので日本語クラスは無料ですし、日本語クラスでマネタイズするつもりも毛頭ありません。

 これを更につなげて次の段階や次の次の段階でマネタイズする予定です。さらにその先には、アジアなどの外国を巻き込み何か仕掛けていきたいなと考えています。これが将来の構想です。ですので、今回の日本語クラスは小さいですが確かな一歩なんですよ。(続きますのでこうご期待!!)

第1回日本語クラス振り返り

 ここからが本題ですね、第1回日本語教室の振り返りをします。

日付:2021年6月6日(日)
テーマ:「あなたが好きな日本の文化」
時間: 9:00~9:50(N3以下クラス) 参加者2名
     10:00~10:50(N2以上クラス) 参加者4名

 今回は6人の方に参加をいただきました。ベトナム人向けの日本語クラスですので全員ベトナム人です。ベトナムからの参加者や日本在住の方などそれぞれ異なる背景を持っていらしたので面白かったです。

 反省点としては、現地時間の考慮が甘かったのと日本語のフィードバックがあまり上手くいかなかった点です。これはある意味、オッケーな課題です。次、改善していけば問題ないので!

今回の学び

 面白かった点を2点ご紹介します。まずひとつ目、日本に来たいと思っているベトナム人と日本の生活歴があるベトナム人との直接のコミュニケーションが可能となったことです。新型コロナウイルスの影響で、日本に来たくても来れていない方から、日本での生活のアドバイスはありますか?との質問をもらいました。

 実際に生活をしているベトナム人の先輩からの声はかなり説得力がありました。「日本語の勉強をもっとするべき」「日本に来たらストレスがかかる」こうしたリアルな声を届けることができたのは思いがけずプラスでした。日本はつらいかもしれないという情報を持っているだけで大きな違いがあります。落とし穴は穴の上が隠してあるから落ちるのであって、あるってわかっていたら避けますもんね。

 こうした繋がりできたことはとてもよかったのではないかなと思います。

 ふたつ目は、「もののあわれ」という言葉を使うベトナム人の方がいました。「正直この言葉、聞いたことない(←おい)」と内心思いつつ、すぐググり何とか場をしのぎました。

「もののあわれ」みなさん知ってますか?

解説
平安時代の王朝文学を知る上で重要な文学的・美的理念の一つ。 折に触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生ずる、しみじみとした情趣や、無常観的な哀愁である。苦悩にみちた王朝女性の心から生まれた生活理想であり、美的理念であるとされている。日本文化においての美意識、価値観に影響を与えた思想である。

 (知ってました?)

 日本の好きな文化を紹介する中で、この文化が好きだと紹介してくれました。ベトナム人の方はこうした言葉を学んでおり、そうした姿勢からまた日本人である自分が学ばないといけないと思うばかりでした。

 来週も開催予定です!お楽しみに!!

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0→1ばっかりやってる者です
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「将来は起業したい」 この想いで、新卒でベンチャーという環境を選びました。 想像していたよりも遥かに苦しい毎日ですが、この環境でしか得られない体験から、確実に成長していると感じます。死ぬ気で日々を送ります。