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ひびか 教程13「投げ入れ 真の基本花型(本勝手)」

今日から中伝、そして投げ入れの初のお稽古。
「投げ入れは難しいよ〜」
とあちこちから漏れ聞こえ。ドキドキしながらお稽古前にまず挑戦。いやはや、その噂は間違いありませんでした!いけている間、窓から入ってくる風で揺れるたびにハラハラ。一応なんとか形になったところで…動かしたくない!笑 そんな状態で一晩過ごしたのでした。今回の花材はこちら!

今回は大量にいろんなことを教えていただきました。まずは役枝です。
まず真の役枝を丁字留めという方法でいけます。
役枝は花瓶の側面や縁、底あるいは丁字どめをしているところなどの2点または3点接地することで安定させるようにします。

続いてあしらいを。丁字留めの枝を時計の12時と6時の方向に(自分から見て垂直)わたすのですが、本勝手の場合は12時から3時のところ、逆勝手の場合は9時から12時のところに剣山があるイメージでいけていきます。
そうすることであしらいの出どころを集中させることで、剣山のように見えないものの、足元がスーッとした感じにいけられるそうです。変にクロスしたりしないよう気をつけなくてはいけません。

これが投げ入れのひとつのポイント!そしてもうひとつのポイントはあしらいをいける順番を植物の特徴を見て決める、ということ。今回の主のあしらいはスターチスだったですが、スターチスからではなく小菊から。小菊は枝がVの字に分かれているので、先に小菊をいけてから、スターチスの細くて真っ直ぐに伸びる茎をその間にひっかけていく感じにいけていきました。いかにして安定させるか、を優先していけていくということです。

悪戦苦闘しながらなんとかかんとかできあがったのがこちら。

難しかったー!いけたいと思う向きにするのが超絶難しい!!すぐにくるんとなって向きが変わっちゃうんですよね。そのためにも花瓶のなかでしっかりと組み立てていくことが大事ということなんです。
一気に難易度が上がりましたが、いつしか思い描いている方向にしっかりと組み立てられるようになりたいなあと思うのでした。


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