ひびか 教程27「自由花の基礎練習|花材に応じて選択」
本日は自由花の基礎練習としてこれまでにお稽古してきた「線状・面状・マッス」のいずれかを、届いた花材を見て自由に決めていける、という回です。届いた花材はこちら。
このスラリとした面々と対面して、これは「線状でいこう!」さらに「線状も交差で!」とすぐに決めることができました。ありがたや。
姫水木の枝振りがとってもいい感じだったので、あまり手を加えずになるべくそのままの形でいい感じに交差するよういけてみました。2つの剣山は少し前後させるように配置して、左側の剣山から右に、右側の剣山から左に伸びるように。ドラセナは歯の色が赤と緑、ソリダコは緑の花材だったので、赤い枝の姫水木と緑のソリダコをドラセナに繋いでもらう感じに配置してみました。
またしてもビフォー写真を忘れてしまい学習能力ゼロで残念すぎますが、先生にバランスをなおすために幾つかのアドバイスをいただいていけなおしました。完成形はこちらです!
それにしても毎回本当に驚くのですが、先生の観察眼には驚くばかりです。今回、たまたまドラセナの葉の先がひとつだけくるりと巻いた状態で届いたのですが、それを使ったのをすぐさま気づかれていました(写真の一番右にあるドラセナです)。
見えないものが見えるようになったり、見えていたものももっと見えるようになったり、違う感じにも見えるようになったり。いけばなを通じて、気持ちがより豊かになる世界が広がるのではないかなという気がしています。