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院試撃沈してきた話

こんばんは。
院試から一夜明けました。

忘れないうちに院試の感想を書き留めておきます。
未来の自分が、院試がどんなだったか思い出す用です。


付かれた

帰りの新幹線の窓から最寄り駅が見えた瞬間疲れがどっと襲ってきて、スーパー銭湯に行こうと決めました。でも昨日だけメンテナンス作業のため休みだったので、仕方なく近所の岩盤浴に行ってきました。おかげで余計に疲れました。

筆記試験

*試験内容
・筆記→午前 1時間半
・面接→午後 15分
という流れ。

筆記は午前中に1時間半。
腕時計を持っていかなかったので時間配分が出来ず絶望しました。

問題は論述形式で3問出題。
手ごたえは無い寄りの無し。
たぶんきっと研究室訪問した先生が作成してくれたようで、私の研究テーマに寄せてくれてました。ただ、まともな回答できず。

面接試験

面接はお昼休憩後に始まり、15分くらいで終わりました。

面接官は3人。
研究室訪問した先生と、研究科の他の先生2人。
面接官の先生たちと私との距離が遠かったので、あがり症の私でも多少は冷静でいれたと思います。

面接の出来は、筆記よりもやばかったです。
私の研究テーマはかなーーり特殊で、研究されている先生が日本にはいないんですが、それが結構効きましたね。

初対面の先生2人は私の研究テーマの単語すら初見だったと思います。なので、しょっぱなから研究テーマについての掘った質問がバンバン飛んできました。

「興味本位なんだけど、そんなマイナーなものどっから引っ張ってきたの?」という質問もされました。

まあそこまでは自分が関心をもった理由を話せばいいので何とかなりました。が、絶望的な深堀タイムは始まってしまいました。

絶望の深堀

絶望の深堀タイムは、研究室訪問した先生の質問から幕を開けました。

「〇〇(研究テーマ)は☆☆の中でどのように位置づけられてるの?」
「○○が出現した理由は何だと思う?」

・・・?
・・・全く答えられません。
勉強不足すぎて、研究テーマの基礎の基礎についての質問すらまともに答えられず。

しどろもどろ目を泳がせながらやっとそれっぽいことを答えましたが、トンチンカンな答えだったようで、質問した先生が丁寧に解説してくれました。

そしてこれは落ちたなと確信したのが外国語に関する質問。

「このテーマは何語での資料が多いんですか?」
「〇〇語です」
「あなたは○○語読めますか?」
「読めません」
「はい、わかりました」

この質問を最後に、面接も結果も終わりを迎えました。
研究に不可欠な資料が読めまてん、はマジで出直して来いよって感じです。自分でもそう思います。

こうすれば英語でも研究進められます、と言えたのにそこまで頭が回らず詰みました。

完全に院試なめてました。
研究テーマの基礎知識は皆無、語学力もなく。
先生にやっぱりいーらないって思われたに違いない。

院試の感想

ここからは、感想。

今回の院試で一番心に残ったのは、研究室訪問した先生が、私の知識と思考の偏りをとても丁寧に指摘してくれたことです。しかも面接時間の中で結構な時間を割いて。

筆記でも面接でも、私の回答がかなり偏っていたらしく、相対的に見ることの大切さと、こういう目線での研究もあるよ、と教えてくれました。たしかに思想強めの回答してもうたなって自分でも思います。

実は今回の研究テーマを決める時、結構個人的な思いも含まれている分、学問的にフラットなまま研究できるのか不安な気持ちがありました。そして、院試という場でその不安は見事に現実になってしまいました。

同じような理論書や論文を読み、同じような経験をし、そうやって私の知識と思考は凝り固まっていったのだと改めて思わされました。

院試の結果がどうであれ、この気づきは貴重な体験でした。この気づきを得たことが、今回院試を受けた意味だと思うことにします。

この惨憺たる状態で合格してもそれはそれで恥ずかしいので、もはや落ちることしか想像しないでおきます。

結果発表は来週なので、それまでは今後の方向性を考える旅にいってきます。

それでは、結果をお楽しみに。

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